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・・・うん、夢じゃない。
翼君の夢の中に渡れて、良かった。
反応が薄くて、魔力の道を繋げるの、大変だったもんね。
会って、確認が出来ないのは、辛い所だけど、ちゃんと成功した筈。
中で会話した内容、全部憶えているもんね。
ワキワキ。
よし、指先の動きも問題ないね。
明日も、ある事だし、眠ろう。
・・・・・・あ~、ダメだっ!
思った以上に嬉しくて、興奮しているのかも。
直ぐには寝付けなそう。
ん~、トイレに行っておくか。
《最上結界解除》
「リョウちゃん?」
結界を解除した途端、アムールから声をかけられた。
寝室の扉を開けると、すぐ目の前に、ルバーブさんと一緒にいて、吃驚。
「結界が解除されたから、どうしたのかなって」
「よく、解除されたのが、判ったね?匂い?それとも音?」
「両方だよ」
扉を閉めていても、判るんだ・・・凄っ。
「それより、どうしたの?眠れない?」
コクンッ。
「とりあえず、トイレに行こうかなって」
「そっか」
扉の前からどいてもらって、とりあえず、トイレに。
「リョウちゃん、こっち」
トイレから出ると、アムールに手招きされ、ソファーに座った。
テーブルの上には、ホットレモネード?
「リラックスできるかなって思って」
「ありがとう」
あまずっぱくて、美味しい。
「いい事あった?友達の夢の中にでも、渡れたとか?」
えっ、分かる?
コクンッ。
「ダークウルフに捕まってはいるけど、無事が確認できたので」
「確認できたんだぁ、良かったね」
「はい。ただ、何故か、向こうに捕らわれている者全員、こっちの世界の言葉が、解からないらしくて、もし、そこを逃げ出す事に成功したとしても、ここ、もしくは、安全に保護してくれるような場所に、辿り着けるのか、心配です」
「言葉が通じないの?!!」
「ええ、熊の獣人さんと、猫の獣人さんがいたらしいのですが、話す言葉が、グルルルルとか、ガルルルとか、ニャオ~ンとか、ミャオって、動物の鳴き声にしか聞こえなくて、理解できる気がしないって、言ってました」
「おおう、それはまた・・・俺達にとっての、虫の鳴き声と一緒か?」
「・・・怒っているとか、喜んでいるとか、表情や声音で、感情を読む事はできると思うので、流石に、虫と一緒ではないと思います」
「そうか、でも、言葉が一切通じないって点では、同じだろ?」
・・・コクンッ。
まぁ、確かに、その点だけなら、そうかも。
翼君の夢の中に渡れて、良かった。
反応が薄くて、魔力の道を繋げるの、大変だったもんね。
会って、確認が出来ないのは、辛い所だけど、ちゃんと成功した筈。
中で会話した内容、全部憶えているもんね。
ワキワキ。
よし、指先の動きも問題ないね。
明日も、ある事だし、眠ろう。
・・・・・・あ~、ダメだっ!
思った以上に嬉しくて、興奮しているのかも。
直ぐには寝付けなそう。
ん~、トイレに行っておくか。
《最上結界解除》
「リョウちゃん?」
結界を解除した途端、アムールから声をかけられた。
寝室の扉を開けると、すぐ目の前に、ルバーブさんと一緒にいて、吃驚。
「結界が解除されたから、どうしたのかなって」
「よく、解除されたのが、判ったね?匂い?それとも音?」
「両方だよ」
扉を閉めていても、判るんだ・・・凄っ。
「それより、どうしたの?眠れない?」
コクンッ。
「とりあえず、トイレに行こうかなって」
「そっか」
扉の前からどいてもらって、とりあえず、トイレに。
「リョウちゃん、こっち」
トイレから出ると、アムールに手招きされ、ソファーに座った。
テーブルの上には、ホットレモネード?
「リラックスできるかなって思って」
「ありがとう」
あまずっぱくて、美味しい。
「いい事あった?友達の夢の中にでも、渡れたとか?」
えっ、分かる?
コクンッ。
「ダークウルフに捕まってはいるけど、無事が確認できたので」
「確認できたんだぁ、良かったね」
「はい。ただ、何故か、向こうに捕らわれている者全員、こっちの世界の言葉が、解からないらしくて、もし、そこを逃げ出す事に成功したとしても、ここ、もしくは、安全に保護してくれるような場所に、辿り着けるのか、心配です」
「言葉が通じないの?!!」
「ええ、熊の獣人さんと、猫の獣人さんがいたらしいのですが、話す言葉が、グルルルルとか、ガルルルとか、ニャオ~ンとか、ミャオって、動物の鳴き声にしか聞こえなくて、理解できる気がしないって、言ってました」
「おおう、それはまた・・・俺達にとっての、虫の鳴き声と一緒か?」
「・・・怒っているとか、喜んでいるとか、表情や声音で、感情を読む事はできると思うので、流石に、虫と一緒ではないと思います」
「そうか、でも、言葉が一切通じないって点では、同じだろ?」
・・・コクンッ。
まぁ、確かに、その点だけなら、そうかも。
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