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大輝の場合16
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「「「(失礼します)」」」
休み時間になり、橘、雪原の他に榊もやって来た。
橘と、雪原は体育着のまま、授業が終わって直行で来ていた。
榊は、湖箔が倒れ、昼休みにお姫様抱っこで保健室へ運ばれていたと聞き、慌ててやって来たらしい。
「(噂が広がるの、早過ぎないか?)」
「(噂というか、保健室に運ばれて行くのを見た生徒が、授業終わりと同時に、見舞いに行こうとするのを、これまた、廊下に速攻で出てきた風紀達に阻止されて、騒いでいたので、自然と耳に入りました)」
~~~~~~~
「何で、湖箔ちゃんのお見舞いに行くのを邪魔するんだ」
「たいして親しくもない奴等が押し寄せたら、迷惑になるだろ」
「差し入れしたい。それくらい良いだろ?」
「具合悪くて寝てるのに、お前らが行ったら、寝れないだろ。お前等こそ、邪魔だ。行くのはよせ」
「じゃあ、そっと、覗くだけっ、これならいいだろ?」
「ダメだろ」
「ケチ」
「そういう問題じゃない。覗きは犯罪だ」
「寝顔見たいだけなのに」
「近付かないと見れないだろ。それはもう覗きじゃない」
「寝息を嗅ぎたいだけなのに」
「「「「「気色悪い!!」」」」」
~~~~~~~
「(・・・よく、ここまで来れたな?)」
「(ここからちょっと離れた場所にも風紀が立っていて、通る人を制限してましたけど、普段、一緒に行動してるからか、俺はフリーパスでしたね)」
「(そういえば俺達が来る時も、廊下に何人か立ってたな。何してんのかと思ったら、あれ、風紀か。凄いな)」
「(でも、助かる)」
「(まあな)」
「(榊、ちょっといいか?)」
「(?)」
「(職員室に行ってくる。直ぐに戻るけど、それまで頼む)」
話してる最中だったが、榊を、入り口に呼び寄せ、湖箔の事を頼むと、そのまま部屋をでた。
職員室に入り、中を見回し、副担発見!
「大西先生、ちょっといいですか?」
「はい?何でしょう」
「帰りのホームルームに出られないので、代わりにお願い出来ませんか?特に配るものとかは無いので」
「いいですけど?な「そうですか。ありがとうございます!」」
了承をもらい、長くなりそうな話をぶった切り、さっさと職員室を出た。
理由を詳しく訊かれても、困るし・・・
なにより、愛染先生が信用できないから、二人だけにはさせられないとは、思ってはいても言えない。
休み時間になり、橘、雪原の他に榊もやって来た。
橘と、雪原は体育着のまま、授業が終わって直行で来ていた。
榊は、湖箔が倒れ、昼休みにお姫様抱っこで保健室へ運ばれていたと聞き、慌ててやって来たらしい。
「(噂が広がるの、早過ぎないか?)」
「(噂というか、保健室に運ばれて行くのを見た生徒が、授業終わりと同時に、見舞いに行こうとするのを、これまた、廊下に速攻で出てきた風紀達に阻止されて、騒いでいたので、自然と耳に入りました)」
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「何で、湖箔ちゃんのお見舞いに行くのを邪魔するんだ」
「たいして親しくもない奴等が押し寄せたら、迷惑になるだろ」
「差し入れしたい。それくらい良いだろ?」
「具合悪くて寝てるのに、お前らが行ったら、寝れないだろ。お前等こそ、邪魔だ。行くのはよせ」
「じゃあ、そっと、覗くだけっ、これならいいだろ?」
「ダメだろ」
「ケチ」
「そういう問題じゃない。覗きは犯罪だ」
「寝顔見たいだけなのに」
「近付かないと見れないだろ。それはもう覗きじゃない」
「寝息を嗅ぎたいだけなのに」
「「「「「気色悪い!!」」」」」
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「(・・・よく、ここまで来れたな?)」
「(ここからちょっと離れた場所にも風紀が立っていて、通る人を制限してましたけど、普段、一緒に行動してるからか、俺はフリーパスでしたね)」
「(そういえば俺達が来る時も、廊下に何人か立ってたな。何してんのかと思ったら、あれ、風紀か。凄いな)」
「(でも、助かる)」
「(まあな)」
「(榊、ちょっといいか?)」
「(?)」
「(職員室に行ってくる。直ぐに戻るけど、それまで頼む)」
話してる最中だったが、榊を、入り口に呼び寄せ、湖箔の事を頼むと、そのまま部屋をでた。
職員室に入り、中を見回し、副担発見!
「大西先生、ちょっといいですか?」
「はい?何でしょう」
「帰りのホームルームに出られないので、代わりにお願い出来ませんか?特に配るものとかは無いので」
「いいですけど?な「そうですか。ありがとうございます!」」
了承をもらい、長くなりそうな話をぶった切り、さっさと職員室を出た。
理由を詳しく訊かれても、困るし・・・
なにより、愛染先生が信用できないから、二人だけにはさせられないとは、思ってはいても言えない。
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