シャム猫

大器晩成らしい

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「KISSだけで我慢するから、前に来て?お願い」

懇願するような声に、思わず手の力が緩んだら、あっと言う間にくるっと転がされ、気付いたら、ジョエルに抱えられ、唇を塞がれていた。

「んっく・・ハァ・んっ・・ハァ・・あっんっ・ぅ・・」

あまりにも素早すぎて、自分に起こった事を理解するのに、時間がかかった。

ばっとこっちを振り返ったジョエルに、腕を引かれて、前へと、移動させられた・・のか?


背中に、ジョエルの硬いのが当たっている・・・

ジョエルが興奮してるのを感じ、俺のも、同様に兆してしまった。

不味い。

・・・いつもより、滅茶苦茶興奮してる。

KISSだけで我慢するって言われたけど、それだけじゃ、物足りなく感じる。

少しだけでいいから、それ以上の事もして欲しい。

触って欲しい。

でも、そうは思っても、残念な事に時間がない。

辛すぎる。

これ、部屋出るまでに、治まらないんじゃ?

トイレで、出してくるしかないかも。

「ジョ・・エル・・もうSTOP・・・・んっ・・」

止まって貰うよう訴えたら、喉元を優しく咥えられ、ぞくっとして、つい声が漏れてしまったけど、もっとって、強請るような甘い声だったように感じる。

そんな声出してどうする、俺。


「んっと、このままじゃ、部屋から出られないから、トイレに行かせて///」


今ので、抜く為に、トイレを借りたいって言ったの、判った筈?

恥を忍んでまで言ったのに、なんで、より強く、抱き締めてくるかな?

俺の力じゃ、腕から抜け出せないのに、タップしても緩まない。

Why?

疑問に思っていると、

「・・・少し、触れていいか?」

えっ、マジで?

でも、時間が・・・

首を縦に振るか横に振るか、考えている最中にも、ズボンに手をかけられ、

「俺のも、出さないと治まりそうにない。一緒に擦ってもいいか?」

って訊くのとほぼ同時に、下着と一緒に引き下げられ、直に握って来られた。

訊いて来た割りには、返事を待つ気はないのか、ゆるゆると、上下に手を、動かし始めていた。

気持ちいい・・・

自分より大きな手に包まれ、扱かれ・・・

やばい事に、今にも上り詰めてしまいそうになっていた。


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