シャム猫

大器晩成らしい

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オクラホマミキサー

コロブチカ

マイムマイム

それぞれ、踊り方を教えて貰った後、曲を流し、踊るんだけど、1曲で充分だと思う。

何故3曲もやるのだろう。

* まさか、湖箔と踊りたい多くの生徒からの要望だとは、思ってもいない湖箔だった。


?それにしても、フォークダンスって、こんな、ぎゅっと手を握ったりしないんじゃ?

軽く添えるだけだったような?

そうは思っても、全員が全員、しっかり手を握ってくる為、自分の記憶違いか?という気もしてきた。

中学の運動会の時、恥ずかしがって自分は握らなかっただけで、本来はこうなのか?

・・・心なしか、相手の鼻息が荒いような?

鼻息が荒くなるような激しい動きはないのだけど。

ちょっと、距離を取りたい。

湖箔にとって苦行のような時間が終わり、スカートを脱ぐと、《スカートの返却はここ》と書かれた箱の中に入れ、疾風と一緒に森羅を捜し合流した。



そして今、施設のスタッフから、大○山青少年自然の家に登ってくる途中にあった、廃校で起きた怖い話とやらを聞かされていた。

ビクビクしながら聞いているんだけど、これってこの後、その廃校とやらに、肝試しに行かされるパターンなんじゃ?

「それでは、皆さん、無事のお帰りをお待ちしております。お気を付けて、逝ってらっしゃい~」

やっぱり~

バスが2台用意されていて、先ずはA組とB組の生徒をそれに押し込み、山を下り、学校の前で降ろされる。

そして、俺達を降ろして直ぐ、校庭を使いバスをUターンさせ、大○山青少年自然の家へと戻って行った。

俺達が終わる頃合いを見て、C組とD組を連れて来るらしい。

フォークダンスの途中から、先生や学級委員長達を見かけなかったから、一足先に来て、学校の中に散らばり、俺達を驚かす為の準備をしているのだろう。

案内役だろう生徒が、この中学校の制服か?というような服を着て出迎えてくれた。

ここで1人立って、俺達が来るのを待っていたようだけど、怖くないのか?

俺なら、無理だな、そんな役。

彼は、俺達を玄関前へと誘導すると、班ごとに1枚ずつ紙を渡し、説明を始める。

「チェックポイントを回り、それぞれの場所でスタンプを押して来て下さい。戻ってきた時、押していない箇所があった場合、また、中に入って貰う事になりますので、お気を付け下さい。5分置きに次の班のスタートとなります。それでは、また再会できる事を祈ってます。逝ってらっしゃ~い」






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