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振動で、階段を上り下りしてるのが判った。
消毒槽の所を通っているのだろう。
「・・・これだけ居ると、怖さ半減だな。湖箔も見てみろよ」
・・・半分は怖いままじゃないのか?
「ずぶ濡れの同級生が、1・2・3・4・・・8人、いるだけだ。怖くないだろ」
ずぶ濡れって、さっきの人もそうだけど、ペットボトルでも持ってきて、被ったのかな?
二人に促がされ、そ~と薄目で見てみた。
距離が少しあったのと、あらかじめ、何がいるのか、教えてくれていたっていうのもあってか、思ったよりは怖くない気がする。
疾風に、ありがとうって言って、下ろしてもらい、自分の足で歩く事に。
まぁ、森羅の服をまた、握らせては貰ったけどね。
「判はどこだろう」
机も置いてないし、ぱっと見、どこにあるのか分からない。
「この中の誰かが持ってるとか?」
「1人ずつ訊くのは面倒だな」
「とりあえず、プールサイドを1周しながら、訊いてみるか?」
「そうだね。あのプールの真ん中に立ってる人が、ビンゴのような気もするけどね」
そうは思ったけど、プールの中、苔とか汚れが酷くて、できれば行きたくないんだよね。
「・・・だな」
「そこから行くか」
とっとと帰りたいし、一発正解であって欲しい。
梯子を下り、プールの中央へ。
「俺が何したって言うんだ。うらめしや~」
お化けお馴染みのポーズ付きで言ってきたから、
「判子を隠してませんか?」
って訊いたら、片方の手首をぱっと返した。
何々?
掌に、でっかく文字が書かれている。
<ハズレ>
「外れかよ~~~」
「じゃあ誰がもってるんだ?」
疾風がそう呟いたら、もう片方の手首も返し、掌を見せてきた。
<芳樹>
芳樹って、どいつだよ!!
名前だけじゃ判らないし。
「疾風、判る?」
「う~ん。全員の名前を知ってる訳じゃないからなぁ、なんとも言えん」
そっか、そうだよね。
「・・・行くか」
「うん」
梯子を上り、近くにいる人から、さっきと同様に、判子を隠してないか訊いていった。
<ハズレ><腰に黒子>
皆、制服を着てるのに、腰の黒子って、そんな情報で判るか!
<ハズレ><短髪>
皆、短髪だよね?
<ハズレ><音痴>
<ハズレ><スイーツ男子>
「・・・」
まともなヒントが一つもない。
ヒント書く必要、なくない?
消毒槽の所を通っているのだろう。
「・・・これだけ居ると、怖さ半減だな。湖箔も見てみろよ」
・・・半分は怖いままじゃないのか?
「ずぶ濡れの同級生が、1・2・3・4・・・8人、いるだけだ。怖くないだろ」
ずぶ濡れって、さっきの人もそうだけど、ペットボトルでも持ってきて、被ったのかな?
二人に促がされ、そ~と薄目で見てみた。
距離が少しあったのと、あらかじめ、何がいるのか、教えてくれていたっていうのもあってか、思ったよりは怖くない気がする。
疾風に、ありがとうって言って、下ろしてもらい、自分の足で歩く事に。
まぁ、森羅の服をまた、握らせては貰ったけどね。
「判はどこだろう」
机も置いてないし、ぱっと見、どこにあるのか分からない。
「この中の誰かが持ってるとか?」
「1人ずつ訊くのは面倒だな」
「とりあえず、プールサイドを1周しながら、訊いてみるか?」
「そうだね。あのプールの真ん中に立ってる人が、ビンゴのような気もするけどね」
そうは思ったけど、プールの中、苔とか汚れが酷くて、できれば行きたくないんだよね。
「・・・だな」
「そこから行くか」
とっとと帰りたいし、一発正解であって欲しい。
梯子を下り、プールの中央へ。
「俺が何したって言うんだ。うらめしや~」
お化けお馴染みのポーズ付きで言ってきたから、
「判子を隠してませんか?」
って訊いたら、片方の手首をぱっと返した。
何々?
掌に、でっかく文字が書かれている。
<ハズレ>
「外れかよ~~~」
「じゃあ誰がもってるんだ?」
疾風がそう呟いたら、もう片方の手首も返し、掌を見せてきた。
<芳樹>
芳樹って、どいつだよ!!
名前だけじゃ判らないし。
「疾風、判る?」
「う~ん。全員の名前を知ってる訳じゃないからなぁ、なんとも言えん」
そっか、そうだよね。
「・・・行くか」
「うん」
梯子を上り、近くにいる人から、さっきと同様に、判子を隠してないか訊いていった。
<ハズレ><腰に黒子>
皆、制服を着てるのに、腰の黒子って、そんな情報で判るか!
<ハズレ><短髪>
皆、短髪だよね?
<ハズレ><音痴>
<ハズレ><スイーツ男子>
「・・・」
まともなヒントが一つもない。
ヒント書く必要、なくない?
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