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「これ、始まってるよね?」
「そうだろうな」
扉から光が入らないよう、黒い厚手のカーテンが引かれ、扉もきっちり閉まってる。
「そぉっと入ろう」
来るのが遅かったからなぁ。
そ~と開けて、中へ。
照明が落とされているから、机とかにぶつからない様に、壁に手をつきながら、後ろの方へと進んだ。
ジョエルは、大体いつも、窓際の一番後ろの席を、陣取っている。
今日も多分そうだろうと踏んで、そこへ向かった。
居たっ。
「「(お疲れ様です)」」
「(遅かったね)」
「(係りの仕事をやってから来たから。でも、紫艶が、手伝ってくれたからこれでも速い方だよ。じゃなかったら、部活に来れなかったと思うし)」
「「「「「(榊、グッジョブ♪)」」」」」
「(今日の映画は・・)」
「(ジュ○ン○の吹き替え版だな)」
「(湖箔はこれ、見た事ある?)」
「(うん、あるよ。テレビでやってたのを、兄と一緒にね。紫艶は?)」
「(見た事ないから、後で借りてみる)」
「(じゃあ、今流してるのは、見ない方がいいんじゃない?)」
ネタばれだよね。
「(そうだな。結末を先に知っても、それはそれで、最後まで安心してみれるから、構わないかな)」
俺だったら、最後までハラハラドキドキしたいから、見ないな。
結果を知っちゃったら、興味が失せそうだしね。
「(湖箔は、何か観たい映画とかある?)」
「(ん~、やっぱ、パ○サイ○とかかな?ちょっと、見てみたいかも)」
ジョエルが、僕だけに聴こえる様に、さらに小声で、
「(DVD借りてこようか?)」
コクコクッ
やった♪
DVDを借りるには、学園の外に行かないといけないから、自分で借りに行くのは難しい。
外出届け、2枚使うからね。
借りる時と、返す時の分。
年間15枚しか使えないから、もったいなくて。
でも、先生は、そんなの関係ないからね。
「そうだろうな」
扉から光が入らないよう、黒い厚手のカーテンが引かれ、扉もきっちり閉まってる。
「そぉっと入ろう」
来るのが遅かったからなぁ。
そ~と開けて、中へ。
照明が落とされているから、机とかにぶつからない様に、壁に手をつきながら、後ろの方へと進んだ。
ジョエルは、大体いつも、窓際の一番後ろの席を、陣取っている。
今日も多分そうだろうと踏んで、そこへ向かった。
居たっ。
「「(お疲れ様です)」」
「(遅かったね)」
「(係りの仕事をやってから来たから。でも、紫艶が、手伝ってくれたからこれでも速い方だよ。じゃなかったら、部活に来れなかったと思うし)」
「「「「「(榊、グッジョブ♪)」」」」」
「(今日の映画は・・)」
「(ジュ○ン○の吹き替え版だな)」
「(湖箔はこれ、見た事ある?)」
「(うん、あるよ。テレビでやってたのを、兄と一緒にね。紫艶は?)」
「(見た事ないから、後で借りてみる)」
「(じゃあ、今流してるのは、見ない方がいいんじゃない?)」
ネタばれだよね。
「(そうだな。結末を先に知っても、それはそれで、最後まで安心してみれるから、構わないかな)」
俺だったら、最後までハラハラドキドキしたいから、見ないな。
結果を知っちゃったら、興味が失せそうだしね。
「(湖箔は、何か観たい映画とかある?)」
「(ん~、やっぱ、パ○サイ○とかかな?ちょっと、見てみたいかも)」
ジョエルが、僕だけに聴こえる様に、さらに小声で、
「(DVD借りてこようか?)」
コクコクッ
やった♪
DVDを借りるには、学園の外に行かないといけないから、自分で借りに行くのは難しい。
外出届け、2枚使うからね。
借りる時と、返す時の分。
年間15枚しか使えないから、もったいなくて。
でも、先生は、そんなの関係ないからね。
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