シャム猫

大器晩成らしい

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髪の毛を、指で、優しく梳かれる感覚で、目が覚めた。

「んっ・・ふふっ、くすぐったい・・・んっ、今、何時?」

目を開けたら、顔中にKISSが降ってきた。

「ん~、13時くらいかな」

「もう、そんな時間?」

「思った以上に、疲れが溜まっていたのかも」

いや、昨日の夜に、止めを刺されたような気も・・・


「1回、10時ちょっと過ぎに起きたんだけどね。たまには、ゆっくりと寝て過ごすのもいいかなって思って。二度寝しちゃった」

「そうだな。お昼食べたら、また、ごろごろするか?」

「うん、する」

勉強は、今日は、お休みでいいや。

明日から、また頑張ろう。

「じゃあ、ちょっと、作ってくる。待ってて」

「あっ、手伝いたい」

「大丈夫か?昨日、足とか腰にきてたみたいだが・・・」

あっ///そういえば・・・

「・・・試してみる」

ベッドの際まで、ズリズリと移動し、ベッドに手を付きながら、足を下ろし、立ち上がってみた。

ん~、大丈夫と言えば大丈夫。

微妙。

股関節が、まだちょっと変な感じなのと、腰が、ちょっぴり痛い感じ?

ん~、歩けなくはないって感じかな。

「無理しなくてもいいぞ?」

「んっ、でも、大丈夫」

「じゃあ、少しだけ、手伝って貰おうか」

「うん♪」


俺の担当は、サラダとカップスープ作り。

手を洗ってから、レタスを洗って千切りながらサラダボールの中へ、ミニトマトもヘタを取り、丁寧に洗ってから、同じ所に。

「ゆで卵、氷水で冷やして置くから、冷えたら、殻をむいて、エッグカッターで輪切りにしておいて貰ってもいい?」

「いいよ」

ジョエルは、パスタを茹でながら、ミートソース作り。

俺はその横で、ちまちまと卵の殻むき。

つるんって剥けると、嬉しいよね。

エッグカッターの間に、卵を挟んで、〝えいっ〟。

よし、これも、サラダボールの中に入れてっと、

「これ、ごまのドレッシングかけちゃっていい?」

「いいよ」

冷蔵庫から取り出し、さっとかけ、元あった場所に戻す。

サラダボール、サラダを取り分ける皿と、サーバー用のトング、カップスープ用のカップをテーブルに持って行く。

○ノールのカップスープの素をカップの中にあけた。








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