38 / 61
35
しおりを挟む
離縁を言い渡したらどうよ。
旦那さん達が、無事に、ここから家まで帰り着けたらの話だけど・・・
貴方達はヴォルフが安全に送り届けるから、安心して。
ヴォルフがいれば、わざわざ獣が襲ってくる事はないからね。
アレキサンドとステフは歩けないから、ヴォルフの背中に乗せて行けばいい。
帰り道は最短距離のルートだから、来る時よりは、楽に帰れると思うよ。
「人の足なら4時間ほど早く帰れると思いますよ」
神殿に戻ったら、すぐに、離縁の手続きを申請する事をお勧めするわ。
ヴォルフからも、何故離縁するのかの説明と、直ぐに受理するよう後押しさせるから。
手続きが終わったら、早急に屋敷に戻り、三人の私物を纏め、神殿に預け、離縁した事により、カルバニール公爵家所有の屋敷及び土地、別荘等の物件へは、もう立ち入らせないと伝えて貰いなさい。
もう、会わない方がいい。
「そうですよ、すっぱり断ち切った方がいいです。二度目の浮気ですし、今度のは貴女に害意を持っているのですから」
側室さん達の方は、とりあえず神殿に戻ったら、暗殺の件で即捕縛するよう、衛兵等を神殿に控えさせておくといいですね。
念の為。
旦那さん達もそうなのだけど、武器もない状態で、この森を抜けられるかは微妙・・・
「帰って来なかったら、不幸な事故で亡くなったという事にでもして、処理して貰えばいいんじゃないですか?でも、アレキサンド達の様に重傷を負っている訳でもないし、最短では無いけど、距離も短い。運がよければ、獣に出会わずに辿り着いてしまいますよ」
そうだね。
だから、その時は、牢屋へご案内してあげてね。
アレキサンド達が殺されかけた事も、ヴォルフに伝えさせるから。
いいよね?
お願いね、ヴォルフ。
神殿の人に、今回の一部始終、きちんと話してきてね。
「もちろん、お任せ下さい♪」
ブンブンブン
・・・尻尾が風を切る音が聞こえる。
楽しそうね。
「ええ、とても♪」
旦那さん達が、無事に、ここから家まで帰り着けたらの話だけど・・・
貴方達はヴォルフが安全に送り届けるから、安心して。
ヴォルフがいれば、わざわざ獣が襲ってくる事はないからね。
アレキサンドとステフは歩けないから、ヴォルフの背中に乗せて行けばいい。
帰り道は最短距離のルートだから、来る時よりは、楽に帰れると思うよ。
「人の足なら4時間ほど早く帰れると思いますよ」
神殿に戻ったら、すぐに、離縁の手続きを申請する事をお勧めするわ。
ヴォルフからも、何故離縁するのかの説明と、直ぐに受理するよう後押しさせるから。
手続きが終わったら、早急に屋敷に戻り、三人の私物を纏め、神殿に預け、離縁した事により、カルバニール公爵家所有の屋敷及び土地、別荘等の物件へは、もう立ち入らせないと伝えて貰いなさい。
もう、会わない方がいい。
「そうですよ、すっぱり断ち切った方がいいです。二度目の浮気ですし、今度のは貴女に害意を持っているのですから」
側室さん達の方は、とりあえず神殿に戻ったら、暗殺の件で即捕縛するよう、衛兵等を神殿に控えさせておくといいですね。
念の為。
旦那さん達もそうなのだけど、武器もない状態で、この森を抜けられるかは微妙・・・
「帰って来なかったら、不幸な事故で亡くなったという事にでもして、処理して貰えばいいんじゃないですか?でも、アレキサンド達の様に重傷を負っている訳でもないし、最短では無いけど、距離も短い。運がよければ、獣に出会わずに辿り着いてしまいますよ」
そうだね。
だから、その時は、牢屋へご案内してあげてね。
アレキサンド達が殺されかけた事も、ヴォルフに伝えさせるから。
いいよね?
お願いね、ヴォルフ。
神殿の人に、今回の一部始終、きちんと話してきてね。
「もちろん、お任せ下さい♪」
ブンブンブン
・・・尻尾が風を切る音が聞こえる。
楽しそうね。
「ええ、とても♪」
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
8
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる