何で僕を?

大器晩成らしい

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「!!お目覚めになられたのですね」

声がした方に目線を送ると、紺色の髪と目をした男の人が立っていた。

第一異世界人?

紺色・・・凄い色だな。

「水差しの水を交換しに、席を外していましたが、お目覚めになった時に、傍に居る事が出来ず、申し訳ございませんでした」

水差しの水を交換しに行った以外は、ずっと傍に居たの?

大変じゃない?

「私の言葉、解りますか?」

黙っていたからか、あらぬ心配をさせたようだ。

「はい、すみません、大丈夫です。解ります。」

「ああ、良かったです。体調とかはどうですか?」

「起き上がるのは、無理そうです」

「それは大変だ。直ぐに医師を呼んできます」

水差しをサイドテーブルに置くと、慌てて部屋を出て行った。


「(目覚められましたが、起き上がれないらしいので、医師を呼んでまいります。すみませんが、持ち場を離れます。)」

「(ああ、直ぐに連れて来い)」

「(私達が見てますから、早く行って下さい)」

「(はい、失礼します)」

扉の向こう側に、何人かいるみたいだ。

なんて言っているのかまでは、分からないけど、話し声が聞こえる。

スキルの言語理解が、きちんと機能していて、良かった。

手探りで言語を覚えるなんてなってたら、無理としか言えない。


パタンッ

扉が閉まる音が聞こえた。

さっきの人が、出て行ったのかな?

そう思っていると、男の人が3人、この部屋に入ってきた。

金色に、紫、翡翠色・・・カラフルだな。

「お目覚めになられて、良かったです。今、医師を呼びに行かせておりますので、少しお待ち下さい」

紫の髪と目の人が話しかけてきた。

アメジスト・コオ・ブルレッドという名前で、魔術師長をしているらしい。

「ありがとうございます」

「のどは渇いていませんか?」

魔術師のプレナイト・ハク・ライトグリンと名乗った、翡翠色の髪と目の人が、水差しを持ち上げながら、問いかけてきた。

言われてみれば、そうかもしれない。

「渇いてますが、起き上がれませんので・・・」

そう言ったら、金髪、金目の人が、

「すまん、触れるぞ」

って言って、体を起こしてくれた後、僕の背後に座り、背凭れになって支えてくれた。

お腹に手を回して、倒れないようにしてくれているのだろうけど、初対面の人にして貰うには、密着し過ぎて、かなり恥ずかしいし、緊張するんだけど・・・
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