何で僕を?

大器晩成らしい

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「お願い、んくっ・・ホントに、ああんもう・・あん、無理んんぅ~・」

・・・月夜による甘い責苦は、僕が意識を失うまで続いた。



「ごちそうさまでした。では、先に下へ行き、馬車の準備を整え、お会計を済ませておきますね」

朝食を早く食べ終わし、ラピスさんが部屋を出て行った。


今の内に、言いたい事を言っておこう。

ラピスさんが居たんじゃ、恥ずかしくて言えない事だから。

そういう事って、早めに言っておかないと、言うタイミングを失うからね。


「月夜さん、ちょっといいですか?」

「えっ、なになに?」

「手加減って知ってますか?」

「もちろん知ってるけど。何で敬語?」

「僕、起き上がれないんですけど?毎度、毎度、恒例化してるんですけど?手加減してくれません?」

「えっ、手加減したのに」

「気絶するまでするのを、手加減したとは言わない」

「・・・でも、朝までは続けてないよ(気絶した後も、出すまで続けたとは、口が裂けても言えない。だって、途中だったからね、止められる訳が無い。あと少しって所で大人しく退場なんて、とてもとても)」

「あ、朝まで?む、無理無理無理無理。完全に死んじゃうから。本当だよ。僕、死んじゃうよ?」

腹上死っていうの?

いや、僕の方が下だから、腹上ではないな。

性交死?

それとも過労死?

まぁどれでもいいけど、そうなりそうだよ?

「だから、そうならないよう、手加減してるでしょ?」

「もっと抑えて。毎回、僕の足腰、死んでるからね」

「大丈夫。俺が葵ちゃんの手足になるから」

「手は無事です」

「お詫びも兼ねてるから、遠慮しないで」

「お詫びになってな~い」

「まあまあ、これでも食べて。機嫌直して?はい、あ~ん」

「自分で食べられムグッ、モグモグモグモグ、誤魔化さムグッ、モグモグモグモグ」

「(葵ちゃんが魅力的過ぎて、我慢できないんだよねぇ。だから、ついつい、やりすぎちゃうんだよねぇ)葵ちゃん、愛してるよ。チュッ。(無理させちゃうけど、頑張って)次はこれがいいかな?はい、あ~ん」

僕がギブアップするまで、話を遮るように、給餌をされ続け、食べ終わったら食べ終わったで、

「ご飯を食べる前に、荷物は全部収納してあるから~忘れ物は無し。よしっ、ラピスが待ってるだろうから、さっさと行こう」

って言いながら、素早く部屋から運び出された。

「(次は絶対、手加減を約束するまでは、エッチはさせないからね)」

周りの人に聞こえないよう、月夜の耳に唇を寄せ、小さな声で伝えたんだけど、わざとらしい口笛を吹いて、聞こえない振りをされた。

「いたたたたたた、酷いよ、葵ちゃん」

耳を思いっきり、引っ張っといた。

「どっちが!」




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