何で僕を?

大器晩成らしい

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月夜が、もう片方の後ろ足を切り落とすのに合わせて、エアードリルとウインドブレイドを、耳の穴とこめかみに向け、連続で放った。

グ・グア・・・・・・

ズドォオオオオオオオオン

アースドラゴンは短く声を上げたあと、そのままゆっくりと、横に傾いてゆき、大きな地響きを立てながら、倒れ伏した。

うわっ、やっぱり!!

揺れるのを予期し、転ばないよう、踏ん張っていたけど、尻尾が落下した時の倍以上の揺れに、やっぱり尻餅をつきそうになり、またまたラピスさんに支えてもらった。

ラピスさんは、驚くほどに体幹が強い。

「さっきも、今も、すみません。ありがとうございます」

「どう致しまして」


月夜が、アースドラゴンを収納してから、全ての結界を解除。

「葵ちゃん、お疲れ~」

そう言いながら、月夜が抱きついてくるのを、直前で制し、

「月夜も、お疲れ様。怪我とか、してない?大丈夫?」

月夜の周りを、怪我をしている箇所がないか、頭の先から足元まで、確認しながら、ぐるっと、まわった。

ほっ。

「よかった。大丈夫そうだね」

「うん、どこも怪我してないよ。ありがと、心配してくれて。じゃあ、はいっ、改めまして、ぎゅぅ~~~~~~」

フフッ。

「んっ、ぎゅぅ~~~~」


月夜に切り落とされる前、尻尾を振り回したり、ドタドタ足を蹴り上げたりしてたから、少し心配だったんだよね。

月夜の事だから、きちんと避けているとは、思っていたけど、アースドラゴンを挟んだ向こう側に居て、こっちから、月夜の状況が、全然見えない時も、あったから・・・

怪我が無くて、本当に、良かった。






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