何で僕を?

大器晩成らしい

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嫌々渋々だったけど、約束通り、2回だけで我慢してくれた。

散々喘がされたから、咽は、ガラガラになったけど、昨日より短く済んだから、身体は、全然楽。

2時間が、長いか短いか、比較対象がないから判らないけど、三分の一の時間で終わったからね。

毎日、この位で終われば、僕だって、嫌がったりしないのになぁ。


「葵ちゃん、果実水、飲んでおこうね」

コクンッ

また、口移しで飲ませようとしてきたから、自分で飲むって、ジェスチャーで、訴え、グラスに手を伸ばした。

「え~、折角の楽しみがぁ~」

は・や・く・ちょ・う・だ・い

口パクだったけど、ゆっくりと口を動かしたから、何て言いたいか、解かった筈。

「はいはい(ちぇっ、抱き潰さないと、やらせて貰えないか)自分で持てる?」

コクンッ

グラスに口を付け、一気に飲み干した。

ふ~、生き返るぅ~、もう少し欲しい。

「もう一杯飲む?」

コクコクッ

グラスの中程を指差し、そこまで注いで貰い、今度は味わいながら飲んだ。

「んっ、ありがと」

いつも飲んでる果実水に、違った甘さがプラスされてる。

蜂蜜っぽいのを少し、入れてくれてたみたい。

美味しいし、咽のガラガラも治ってるし。

これ、大量に作って、収納しておきたいかも。

後で、ラピスさんに訊いて、材料を買いに行こう。

もしくは、お金を払うから、取り寄せて貰いたいかな。


月夜にグラスを渡し、デキャンタの横に置いて貰った。

「寝ようか」

「うん」

「おやすみ、葵ちゃん。チュッ」

「んっ、おやすみなさい。ちゅっ」

月夜に抱え込まれながら、共に、布団の中へと潜り込み、互いの頬に、おやすみのキスを送りあった。

互いの体温が溶け合って、あっという間に、心地良い眠りの中に、引き込まれていった。





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