何で僕を?

大器晩成らしい

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披露宴で、葵ちゃんに、赤ワインをかけようとして、反射の魔法によって、逆に被った8人は、強制退場からの、貴族籍剥奪、城内への立ち入り禁止を言い渡された。


あ~、そんな事もあったね。

宰相に報告されるまで、すっかり忘れていた。


そして、ラリマー財務長官のバカ息子。

馬車の車輪を壊して、披露宴が始まるのを遅らせ、毒を仕込んで、侍従に持って行かせてから、直ぐに家に帰り、裏口から、部屋に戻ったらしい。


財務長官が従者に、家に息子がいるか確認に行かせたら、何食わぬ顔で、部屋から出て来たって。

でも、厩番が、馬に鞍を付ける様、息子さんに頼まれた事を自供。

長官が城に向かった後に、馬に乗って出かけ、長官の従者が、屋敷に戻ってくる半刻前には、馬を返しに戻っていたらしい。

まぁ、お金を握らされたみたいだけど、雇い主は、息子じゃなく財務長官だからね。

問い詰めたら、ペロッと喋ったんだって。


で、何でそんな事をしちゃったのかって言うと、その息子が、俺に、いくらアプローチをしても、見向きもされなかったからだと。

「まるっきり相手にされていない。何時まで経っても、顔も名前も憶えてもらえない、触れる事さえ許されなかったのに、貴族でもない、何処の誰とも分からない、ポッと出の馬の骨と結婚すると聞き、悔しくて」って

葵ちゃんを、ポッと出の馬扱いするとは、いい度胸だ。

もし、葵ちゃんが、こっちの世界に来れなかったとしても、

お前とだけは無い。


バカ息子は、教会での、1週間の奉仕活動の後、鉱山で、採掘の仕事をさせられるらしい。






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