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炎の聖者の力をサラシエルに奪われたという苦い敗北感を胸に、俺たちは次なる目的地、「水の聖域」へと向かった。アウストラの星詠みによれば、水の聖域は、かつてリヴァイアサンが封印されていた深淵の海溝のさらに奥深く、常人では到達不可能な光の届かない場所に隠されているという。
「またあの海か……。今度は、どんな化け物が待ち受けてるんだか……」
ザナックが、うんざりしたようにぼやいた。
「サラシエルは、炎の聖者の力を手に入れたことで、さらに狡猾になっているはずです。水の聖域には、おそらく以前よりも強力な罠と番兵が配置されているでしょう」
アルドリスが、警戒を強める。
俺たちは、再びアルドリスが用意した潜水艇と「深海の涙」を使い、深淵の海溝へと潜っていった。前回とは異なり、海中は不気味なほど静まり返っていた。リヴァイアサンが再封印された影響か、あるいはサラシエルの邪悪な気配が、深海の生物たちを怯えさせているのかもしれない。
そして、ついに俺たちは、アウストラが示した光の届かない深海の一角に、巨大な海底神殿のような遺跡を発見した。その神殿は、青白い燐光を放つ未知の鉱石でできており、周囲の闇の中で幻想的な輝きを放っている。
「ここが……水の聖域……」
ルナが、息を飲んで呟いた。
神殿の内部は、まるで水中に築かれた迷宮のようだった。複雑な水路が張り巡らされ、強力な水流が俺たちの行く手を阻む。そして、至る所に、水圧を利用した巧妙な罠や、深海に適応した異形の魔物たちが潜んでいた。
「この水流……! まともに進めねえ!」
ザナックが、激しい水流に足を取られそうになる。
「ルナ! 水の流れを、少しでも和らげられないか!?」
俺は、ルナに助けを求めた。
「うん、やってみる!」
ルナは、調和のオーブの力を解放し、水の流れを操ろうと試みた。彼女の聖なる光は、深海の闇の中でも確かな輝きを放ち、少しずつではあるが、激しい水流を穏やかなものへと変えていく。
アルドリスは、闇の力を使い、水中に潜む魔物の気配を察知し、俺たちに警告を与える。そして、彼の兄から受け継いだ古代の知識は、神殿の仕掛けを解くための重要な手がかりとなった。
俺は、レプリカの力を水の属性へと変化させ、水中での戦闘に適応した。剣から放たれる水の刃は、深海の魔物を切り裂き、時には水流を操って敵を翻弄した。
数々の困難を乗り越え、俺たちはついに神殿の最深部、水の聖者が封印されている「深淵の祭壇」へと辿り着いた。そこには、巨大な真珠のような輝きを放つ球体の中に、美しい女性の姿をした「水の聖者」が眠っていた。その表情は穏やかで、まるで深い夢を見ているかのようだ。
しかし、その祭壇を守るように、一体の巨大な怪物が立ちはだかっていた。それは、全身を硬い甲殻で覆い、無数の触手を持つ、まるでクラーケンのような姿をした深海の魔物だった。その目は、深淵の闇よりもさらに暗く、獲物を捉えるための冷たい光を宿している。
「ククク……よくぞ来たな、陸の者どもよ。この『深淵の支配者』が、お前たちを海の藻屑にしてくれよう」
どこからともなく、サラシエルの嘲笑うかのような声が響き渡った。またしても、彼は直接姿を現さず、強力な番兵を差し向けてきたのだ。
「またお前か、サラシエル! 今度こそ、その企みを阻止してみせる!」
俺は、怒りを込めて叫んだ。
「深淵の支配者……! こいつ、サラマンダーの化身よりも、さらに厄介そうだぜ……!」
ザナックが、剣を構えながら警戒する。
深淵の支配者は、その無数の触手を巧みに操り、俺たちを攻撃してくる。触手は、驚くほどの力と素早さを持ち、時には強力な水圧弾を放ってくる。さらに、周囲の水を操り、巨大な渦巻きを発生させ、俺たちの動きを封じようとしてきた。
「くそっ、身動きが取れねえ!」
俺たちは、渦巻きに巻き込まれ、なすすべもなく翻弄される。
「みんな、しっかり!」
ルナが、聖なる光を放ち、渦巻きの力を弱めようとするが、深淵の支配者の力はあまりにも強大で、なかなか効果がない。
その時、アルドリスが叫んだ。
「ウルフルム殿! あの怪物の弱点は、おそらく頭部にある赤い目だ! そこを集中して狙えば……!」
「しかし、あの触手をどうにかしないと……!」
俺が言うと、ザナックが前に出た。
「ここは俺に任せろ! お前たちは、あのタコ野郎の目を狙え!」
ザナックは、雄叫びを上げると、その身を盾にするようにして、深淵の支配者の触手に立ち向かっていった。彼の剣は、触手を切り裂き、仲間たちのための活路を開こうとする。
「ザナックさん!」
俺は、彼の勇気に胸を打たれた。
「ウルフルム、行くよ!」
ルナが、俺の手を引いた。
俺とルナは、ザナックが作り出した一瞬の隙を突き、深淵の支配者の頭部へと迫る。アルドリスは、闇の力で触手の動きを牽制し、俺たちを援護する。
「喰らええええっ!」
俺は、レプリカの力を雷の属性へと変化させ、渾身の雷撃を深淵の支配者の赤い目に向かって放った。ルナもまた、聖なる光の矢を放ち、俺の攻撃を援護する。
「グギャアアアアアアアアアッ!」
深淵の支配者が、苦痛の絶叫を上げた。その赤い目は、俺たちの攻撃によって砕け散り、その巨体から力が失われていくのが分かった。
そして、深淵の支配者は、力なく海底へと沈んでいった。
「やった……! また、勝ったぞ……!」
ザナックが、傷だらけになりながらも、歓喜の声を上げる。
しかし、俺たちの安堵も束の間だった。
水の聖者が眠る真珠のような球体が、突如として禍々しい黒い光を放ち始めたのだ。
「これは……!?」
アルドリスが、顔を青ざめさせて叫んだ。
「ククク……ご苦労だったな、ウルフルム。お前たちが深淵の支配者を倒してくれたおかげで、水の聖者の封印を解く手間が省けたというものだ」
再び、サラシエルの嘲笑う声が響き渡った。
「水の聖者の力もまた、我が手に……!」
その言葉と共に、水の聖者の姿は黒い霧に包まれ、そして掻き消えた。
またしても、俺たちはサラシエルの策略に嵌り、聖者の力を奪われてしまったのだ。
「サラシエル……! どこまでも卑劣な……!」
俺は、怒りに拳を震わせた。
二人の聖者の力を手に入れたサラシエルは、もはや想像を絶するほどの強大な力を持っているに違いない。残る聖者は四人。俺たちは、この絶望的な状況の中で、一体どうすればいいのだろうか。
しかし、俺たちの心には、まだ諦めないという炎が灯っていた。
仲間がいる。そして、ルナの奇跡の光がある。
必ず、サラシエルの野望を打ち砕き、世界を救ってみせる。
その誓いを胸に、俺たちは深淵の祭壇を後にした。
次なる聖域、「風の聖域」――かつて暴風のグリフォンが解放された、あの天空の聖域で、俺たちはサラシエルとの三度目の対決に臨むことになる。
六聖者を巡る戦いは、ますます激しさを増していく――。
「またあの海か……。今度は、どんな化け物が待ち受けてるんだか……」
ザナックが、うんざりしたようにぼやいた。
「サラシエルは、炎の聖者の力を手に入れたことで、さらに狡猾になっているはずです。水の聖域には、おそらく以前よりも強力な罠と番兵が配置されているでしょう」
アルドリスが、警戒を強める。
俺たちは、再びアルドリスが用意した潜水艇と「深海の涙」を使い、深淵の海溝へと潜っていった。前回とは異なり、海中は不気味なほど静まり返っていた。リヴァイアサンが再封印された影響か、あるいはサラシエルの邪悪な気配が、深海の生物たちを怯えさせているのかもしれない。
そして、ついに俺たちは、アウストラが示した光の届かない深海の一角に、巨大な海底神殿のような遺跡を発見した。その神殿は、青白い燐光を放つ未知の鉱石でできており、周囲の闇の中で幻想的な輝きを放っている。
「ここが……水の聖域……」
ルナが、息を飲んで呟いた。
神殿の内部は、まるで水中に築かれた迷宮のようだった。複雑な水路が張り巡らされ、強力な水流が俺たちの行く手を阻む。そして、至る所に、水圧を利用した巧妙な罠や、深海に適応した異形の魔物たちが潜んでいた。
「この水流……! まともに進めねえ!」
ザナックが、激しい水流に足を取られそうになる。
「ルナ! 水の流れを、少しでも和らげられないか!?」
俺は、ルナに助けを求めた。
「うん、やってみる!」
ルナは、調和のオーブの力を解放し、水の流れを操ろうと試みた。彼女の聖なる光は、深海の闇の中でも確かな輝きを放ち、少しずつではあるが、激しい水流を穏やかなものへと変えていく。
アルドリスは、闇の力を使い、水中に潜む魔物の気配を察知し、俺たちに警告を与える。そして、彼の兄から受け継いだ古代の知識は、神殿の仕掛けを解くための重要な手がかりとなった。
俺は、レプリカの力を水の属性へと変化させ、水中での戦闘に適応した。剣から放たれる水の刃は、深海の魔物を切り裂き、時には水流を操って敵を翻弄した。
数々の困難を乗り越え、俺たちはついに神殿の最深部、水の聖者が封印されている「深淵の祭壇」へと辿り着いた。そこには、巨大な真珠のような輝きを放つ球体の中に、美しい女性の姿をした「水の聖者」が眠っていた。その表情は穏やかで、まるで深い夢を見ているかのようだ。
しかし、その祭壇を守るように、一体の巨大な怪物が立ちはだかっていた。それは、全身を硬い甲殻で覆い、無数の触手を持つ、まるでクラーケンのような姿をした深海の魔物だった。その目は、深淵の闇よりもさらに暗く、獲物を捉えるための冷たい光を宿している。
「ククク……よくぞ来たな、陸の者どもよ。この『深淵の支配者』が、お前たちを海の藻屑にしてくれよう」
どこからともなく、サラシエルの嘲笑うかのような声が響き渡った。またしても、彼は直接姿を現さず、強力な番兵を差し向けてきたのだ。
「またお前か、サラシエル! 今度こそ、その企みを阻止してみせる!」
俺は、怒りを込めて叫んだ。
「深淵の支配者……! こいつ、サラマンダーの化身よりも、さらに厄介そうだぜ……!」
ザナックが、剣を構えながら警戒する。
深淵の支配者は、その無数の触手を巧みに操り、俺たちを攻撃してくる。触手は、驚くほどの力と素早さを持ち、時には強力な水圧弾を放ってくる。さらに、周囲の水を操り、巨大な渦巻きを発生させ、俺たちの動きを封じようとしてきた。
「くそっ、身動きが取れねえ!」
俺たちは、渦巻きに巻き込まれ、なすすべもなく翻弄される。
「みんな、しっかり!」
ルナが、聖なる光を放ち、渦巻きの力を弱めようとするが、深淵の支配者の力はあまりにも強大で、なかなか効果がない。
その時、アルドリスが叫んだ。
「ウルフルム殿! あの怪物の弱点は、おそらく頭部にある赤い目だ! そこを集中して狙えば……!」
「しかし、あの触手をどうにかしないと……!」
俺が言うと、ザナックが前に出た。
「ここは俺に任せろ! お前たちは、あのタコ野郎の目を狙え!」
ザナックは、雄叫びを上げると、その身を盾にするようにして、深淵の支配者の触手に立ち向かっていった。彼の剣は、触手を切り裂き、仲間たちのための活路を開こうとする。
「ザナックさん!」
俺は、彼の勇気に胸を打たれた。
「ウルフルム、行くよ!」
ルナが、俺の手を引いた。
俺とルナは、ザナックが作り出した一瞬の隙を突き、深淵の支配者の頭部へと迫る。アルドリスは、闇の力で触手の動きを牽制し、俺たちを援護する。
「喰らええええっ!」
俺は、レプリカの力を雷の属性へと変化させ、渾身の雷撃を深淵の支配者の赤い目に向かって放った。ルナもまた、聖なる光の矢を放ち、俺の攻撃を援護する。
「グギャアアアアアアアアアッ!」
深淵の支配者が、苦痛の絶叫を上げた。その赤い目は、俺たちの攻撃によって砕け散り、その巨体から力が失われていくのが分かった。
そして、深淵の支配者は、力なく海底へと沈んでいった。
「やった……! また、勝ったぞ……!」
ザナックが、傷だらけになりながらも、歓喜の声を上げる。
しかし、俺たちの安堵も束の間だった。
水の聖者が眠る真珠のような球体が、突如として禍々しい黒い光を放ち始めたのだ。
「これは……!?」
アルドリスが、顔を青ざめさせて叫んだ。
「ククク……ご苦労だったな、ウルフルム。お前たちが深淵の支配者を倒してくれたおかげで、水の聖者の封印を解く手間が省けたというものだ」
再び、サラシエルの嘲笑う声が響き渡った。
「水の聖者の力もまた、我が手に……!」
その言葉と共に、水の聖者の姿は黒い霧に包まれ、そして掻き消えた。
またしても、俺たちはサラシエルの策略に嵌り、聖者の力を奪われてしまったのだ。
「サラシエル……! どこまでも卑劣な……!」
俺は、怒りに拳を震わせた。
二人の聖者の力を手に入れたサラシエルは、もはや想像を絶するほどの強大な力を持っているに違いない。残る聖者は四人。俺たちは、この絶望的な状況の中で、一体どうすればいいのだろうか。
しかし、俺たちの心には、まだ諦めないという炎が灯っていた。
仲間がいる。そして、ルナの奇跡の光がある。
必ず、サラシエルの野望を打ち砕き、世界を救ってみせる。
その誓いを胸に、俺たちは深淵の祭壇を後にした。
次なる聖域、「風の聖域」――かつて暴風のグリフォンが解放された、あの天空の聖域で、俺たちはサラシエルとの三度目の対決に臨むことになる。
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