エリート妻色情飼育―性奴隷は人妻にかぎる―

山田さとし

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第八部 最後の仕上げ

第五十九章 最後の仕上げ

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井上は感動していた。
尊敬する悟への裏切りが心を駆りたてる。

婚約者への裏切り行為がかえって井上に倒錯した想いを喋らせるのだった。

「お、俺だって・・専務が好きです。
尊敬してます。本当です・・・。
は、春香さんを・・・。
春香をあの人に差し出してもいい位です・・・」

その時、裕子の瞳が妖しく光った。

「んふふふ・・・
嘘よ、そんな事出来る訳ない・・・」

自分の卑怯さをあざ笑われているような気がして、井上はムキになって叫ぶのだった。

※※※※※※※※※※※※※※※

「秘密の部屋」の四周にある大画面の中。
裕子と交わる井上が叫ぶ姿が写し出されていく。
春香の見つめる前で。

※※※※※※※※※※※※※※※

『で、出来ますっ。
お、俺・・専務のためなら何だって・・・
本当に春香を抱かせてもいい。

おおおー・・いいっいいっ裕子さんー。
いいよー・・おおおお、本当なんだ。

信じてっ、裕子さん・・裕子さんー・・・』

裕子の身体を激しく貫く井上がいた。

『あああっー・・凄いっ、凄いー・・・
そうよっ、井上君っ・・もっと強くっ・・・

もっと強く抱いてっ、私をー・・・
悟よりも・・もっとぉ・・ああうぅ・・・』

裕子の腰が男の動きに合わせるように激しく動いていく。そんな女のセリフが井上の罪悪感を煽りカメラに向かって叫ばせる。

『うう、おおおおー・・・裕子さんー・・・
専務っ、すいません・・専務ぅ・・・

い、何時かキッと春香を抱かせますから。
おお、あああぁー・・好きだぁ裕子ぉ・・・』

※※※※※※※※※※※※※※※

再び、場面が変わる。
時間は数ヶ月後に飛ぶ。

調教三ヶ月目の「秘密の部屋」。

愛する婚約者と裕子が交わる姿を目の当りにした春香は、不条理で切ない興奮を噛みしめていた。

※※※※※※※※※※※※※※※

20●2年8月25日 PM 7:00


「か、克巳・・さん・・・」
顔を持つ幸造の手の中で、春香は呆然と呟いた。

愛する男がいた。
どれだけ陵辱されようと、最後の心の糸だけは細くても繋がっていた筈である。

少なくとも春香はそう信じていた。
それが目の前の大きな画面の中で、裕子と舌を絡ませながら嬉しそうに交わっている。

そして自分の事を悟に差出すという。
永遠の愛を誓ってプロポーズしてくれた筈なのに。

悲しみに歪んでいた春香の顔が、二人の痴態を見せつけられていく内に徐々に変化していく。
切なげなため息と共に笑みが浮かんでいた。

それでいいのかもしれない。
自分はそういう女なのだから。

後ろから抱きしめる悟のコックが熱い。
そう、今、繋がっているのだ。

自分はもう悟達の奴隷なのだ。
井上への罪の意識が消えていく。

涙も出ない。
何故か心が軽くなっていく。

重くのしかかっていた不安がなくなる。
春香は嬉しくなってきた。

頭が白くなっていく。
遠くから声がする。

ジワジワとした快感がせり上がってくる。

「んふ・・んんんー・・んふぁ・・・」

身体を揺らす振動と共に吐息が漏れる。
春香の表情が切なく歪んでいく。

「んっ・・・んんっ・・んんんっんんっ」
次第にそれがリズムを伴って、幸造の浅黒い手の中で熱い声に変わっていく。

「んんんっ・・んああっ、ああああっー・・・」
遠くの声が次第にハッキリと聞こえてくる。

「そうや、春香ぁ・・・ええぞ、春香ぁ」
耳元で幸造が囁く。

「ああっ・・あああっ・・・あんっあんっ」
春香の敏感な耳に舌を這わせている。

「いいわよぉ・・春香ちゃん、そう・・・
感じるのよ、もっと・・そう・・・」

裕子の唇が何時の間にか近づいて重なってくる。
舌を絡め取られ強烈に吸い込まれる。

「あふう、んんぐぐぐ・・んんんー・・・」

幸造の両手が激しくバストを揉み解し、後ろから繋がる悟の熱いコックが言いようの無い快感を伴って突上げてくる。

「んぐー・・んんん・・・
んんっ、んんんっー・・・」

身体中が熱くなってくる。
官能が春香を飲み込んでいく。

(克巳さん・・・)

フト恋人の名前が浮かんだ。
愛おしい男の顔が見える。

『おおおっ、いいっいい・・裕子さん・・・
愛しているっ、裕子さんんー・・・』

画面の中で叫んでいる。
裕子と繋がりながら。

春香の顔から白い歯が零れる。
裕子の舌がうなじを這っていく。

「ああああ・・克巳さん、そう・・・?
そうなの、嬉しい・・裕子さんが・・・

裕子さんが好きなんだ・・私、嬉しいよ。
私も好きぃ・・裕子さんも悟様もぉ・・・

あああっ・・いいっ、いいっ・・克巳さん。
わ、私も・・感じてるっ・・・
悟様にぃ・・・
あああんっ・・ああっー、悟様にぃ・・・」

春香は心から幸せを感じていた。

喜びに顔を輝かせ叫んでいく。
愛する婚約者の顔をハッキリ観ながら。

その言葉を待っていたかのように、悟が春香の顔を引き寄せて言った。

「フフフフ・・そこまで言われちゃあな。
井上、確かに抱かせてもらってるぜ・・・
おおぉー・・な、なあ・・春香ぁ・・・?」

男の声が一瞬白い世界を破った。
納得したと思い込んでいた虚像が消える。

「あああああっ・・いやっいやっー・・・」
まだ心の片隅に残る理性が声を出させる。

「こ、こんな・・ひどいっ、ひどいー・・・」

そうなのだ。
全ては仕組まれた罠なのだ。

井上も自分もはめられたのだ。
喜びの顔が一転、悲しみに歪む。

春香の心が揺れる。
どちらが本当の自分なのだろうか。

分らない。
何も考えられない。

狂いそうになると官能が春香を襲う。
突上げる快感が再び白い世界に引き戻す。

悲しみと欲情の中を春香は漂う。
天使とメス犬の両方の心が交錯する。

「あふぅーんん、ふうぅー・・あんんっ・・・」

春香の声がリズムを取り戻す。

慎重に春香の変化を見極めながら幸造は「最後の仕上げ」の調教をしていく。

「ええ子や・・ええ子やで、春香ぁ・・・
悩まんでもええ・・・井上はええ奴や。
ワシらの大事な社員や、エリートなんや。

一緒になればええのや・・・一緒にな。
裕子と悟やワシともな・・・

みんな一緒やで・・感じてええのや・・・
ほれ、見てみい・・井上も感じとる・・・」

幸造の手に顔を引き寄せられて画面を見ると愛する男が上に跨った裕子と踊っている。

『あはぁっ・・ああああっ裕子さん・・・
せ、専務ぅ・・春香さんを・・あああっ・・・』

「おおうっ、どうだっ・・井上ぇー・・・」

悟が突上げる。
快感がせり上がる。

「ああうぅ・・ん・・・
あふーん・・・んんっ・・・
あああー・・克巳さんー・・ああぁー・・・」

「そうや、春香ぁ・・感じるのやろ・・・?
感じてええのやでぇ・・・言うてみい。
春香ぁ・・ほら、言うてみい・・・」

春香の敏感な耳に舌を這わせながら催眠術のように執拗に繰り返している。
幸造の声に何時しか春香も操られていく。

「ふぅーん・・・
あふぅ・・いいのぉー・・・。

感じますぅ・・・
い、いやっ・・感じてるのぉー・・・

い、いやらしい・・・
春香ぁ、あうーん。

いけない女なのぉ・・ああああ・・・
感じてるのぉ・・はぁーんん・・・」

悟の動きも優しく変わり春香の言葉を巧みに引き出していく。
幸造が絶妙のタイミングで囁く。

「そうや、春香ぁ・・それでええ・・・
可愛いでぇ・・・もっと感じるんや。

お前は・・淫乱な女や・・・
婚約者もおるのに自分から抱かれとるんや。

そうやろ・・・春香ぁ・・・?」

幸造の言葉に夢遊病者の如く答えていく。

「ああああ・・そ、そう・・です・・・」

「それでええのや・・春香それで・・・。
ごまかさんでええ。

心のまま抱かれぇ・・。
ワシらがついとる。
ワシらが守ったる・・・。

春香・・・
ええぞ、春香・・それでええ・・・」

「ああー・・う、嬉しいっ・・いいっ・・・
そ、そう・・・よ。
わ、私は・・淫乱なオン・・・ナ。

もっと・・もっと、突いて・・。
私を・・・メチャクチャにしてっ・・・

悟様ぁ・・突いてぇ・・もっとぉー・・・」

春香の声に徐々に激しさを増す悟だった。

「あああんっ・・あんっ・・
いいっいいっー・・・

裕子さんっ・・おネエ様も好きぃー・・・
か、克巳さんもみんな大好きぃ・・・

おじ様・・御主人様ぁ・・・ああんっ。
そ、そして・・・守って・・・

私を御主人様のもの・・にしてぇ・・・
ああ、あうぅー・・・」

春香の言葉に裕子が答えていく。

「嬉しいっ、春香ちゃん・・ゴメンね。
辛かったでしょう・・ゴメンね・・・
愛してるわ、春香ちゃん、愛してるぅ・・・」

「あああー・・裕子さん、私も好きいー。
悟様ぁ・・もっと突いてっ、犯してぇ・・・

あああっああっーご主人様あー・・・
奴隷に・・奴隷にしてぇ・・克巳さんも。

は、春香と一緒にぃ・・・
ああああっー・・・」

幸造の声が耳元で叫ぶ。

「分ったっ、春香ぁ・・したるっ・・・
したるでえ・・お前も井上も・・・

夫婦で奴隷に・・ワシらの奴隷になぁ・・・
うはははは・・はははははー・・・」

狂気の叫びが春香を襲う。

「ああっ・・・あっあっあっ・・・
奴隷っ、奴隷なのぉ・・嬉しい・・・

春香、嬉しいのぉ・・ああううぅ・・・
悟様ぁ・・もっと、もっと突いてぇ・・・」

天使が犯されている。
何もかも捨てて奴隷におちていく。
愛する婚約者と共に。

「おおっ・・・ああ、はぁー・・・
くー・・お・・おお・・・
春香、春香ぁ・・・」

悟が激しく突上げてくれる。

「もっと、もっと・・ああ・・ああー・・・」

もう、何も怖くなかった。
春香は安心してオネダリをしていた。

「ええ子や、春香ぁ・・んぐぐぐぅー・・・」
幸造に唇を奪われる。

「んんふっ・・んんっ・・んぐっ・・・」

奴隷になるのだ。
愛する井上と共に。

絡め取られた舌が心も連れていく。
春香は全てを捧げるのだった。

裕子も愛してくれる。

「春香ちゃん・・春香ちゃんー・・・」

画面の声と重なる。
キッと、井上も同じ事を思っているだろう。
愛していますと。

「んぐぐううぅー・・んんああぁー・・・」

真白の海を漂っていく。
本能のまま官能という舟に乗って。

(ああああ・・ご主人様ぁ・・・)

春香の心の中で、全てが遠く霞んで見えなくなっていくのであった。

第八部 「最後の仕上げ」(完)
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