「スワッピング入門」妻が見知らぬ男に犯される時

山田さとし

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第一部「レイプ」

第一章2 不条理なプロローグ

※※※※※※※※※※※※※※※

『あんっ・・いいっ・・・
ああああっ・・いいぃ ・・・』

女が大きな声を出していた。

『んんっ・・んむむぅ・・・』

『裕君・・・』
夫が女を抱き寄せバストに顔を埋めている。

『ああ、あはぁ・・はぁっはぁっ・・・』
貪っている。

『ああんっ・・あんっあんっ・・・
あああ・・・』

女は背中を反らし掠れた声を漏らしている。

『妬けるねぇ・・・』
おどけた口調に男の顔を見た。

『旦那様も楽しんでくれているみたいだ』
『あぁ・・・』

『これがスワッピングの醍醐味ですよ・・・』
『スワッピング・・・?』

今更ながら映見は気づいた。

《そうなんだ・・・私、今・・・》
夫婦交換をしている。

夫に騙されて入った同伴喫茶で、藤本夫妻と出会った。

奔放な妻のかおりさんが、強引に裕太を誘い、セックスを始めたのだった。
藤本達は常連らしく、スワッピングの新しいパートナーを開発すべく隣にいた映見達夫婦の部屋に入り込んできたのだ。

ただでさえ、セックスに対して潔癖な感情を抱いていた映見にとって、それは信じられない出来事だった。
だが、不条理さと裏腹にスワッピングの、セックスの快楽に引き込まれいく。

最初は嫉妬からだった。
愛する夫に裏切られ、ショックで頭が真っ白になってしまった。

孤独で狂いそうになった映見を藤本は優しく包んでくれた。
巧みなリードと優しい言葉の嵐に、結婚後、倦怠感を抱く夫には無い新鮮さを感じた。
いつの間にかキスをしていた。

(それから・・・)
思い出して顔を赤らめた。

(フェラチオ・・・しちゃった・・・)
夫にさえ、したことが無かった汚らわしいと思い込んでいた行為を、初めて出会った見知らぬ中年に奉仕したのだ。

『そうよ、ゆっくりと・・そう・・上手よ・・・』 

耳元でむず痒い声で囁く藤本の妻にレッスンを受けながら愛撫を続けていた。
記憶が途切れ途切れに蘇る。

《わ、わたし・・・》
何をしているのだろう。

《どうして・・・ここに・・・?》

何度か浮かぶ疑問を探るのだけど直ぐに消えてしまう。
それはまるで夢の中の出来事のようで、何かフワフワとした感覚が映見を覆っていた。

『奥まで飲み込んでごらんなさい・・・
そう・・・もっと・・そう・・・』

『んん・・・・んっ・・・」
命じられるまま唇を滑らせる。

『ぐぅっ・・・』
喉の奥まで達した熱い感触に眉をひそめた。

『大丈夫よ・・・力を抜いて・・・
息は出来るから・・・』

声の言う通りだった。

《本当・・苦しくない・・・》
嬉しくなって、一層奥まで飲み込んでいた。

生臭い味が口中に広がっていく。
ケダモノの匂いがする。

《おい・・しい・・・》

素直にそう思った。
心が軽くなっていく。

『んっ・・ふぅ・・・あはぁ・・・』

熱い感触が滑っていく。
唇を放すと自分の唾液でヌラヌラと光っていた。

『ねっ・・・美味しいでしょう?』

目を開けると隣に座る女を見た。
素直に頷いている自分がいた。

『良い子ね、可愛い・・・』
女は嬉しそうに顔を近づけると、頬にキスしてくれた。

『見て・・ウチの人も喜んでいるわ・・・』
見上げると優しい顔が微笑んでいた。

《ああ・・・そうだ・・・》
見知らぬ男の微笑みに、夫ではないことにようやく気づいたのだった。

『ああ、凄く上手になりましたよ』
低い声が記憶を呼び覚ます。

《す、凄い・・・わたし・・・》
フェラチオしている。

ひざまずいて、この人のペニスを咥えている。
今日、初めて会ったばかりなのに。

『さあ、奥さん・・・』
男の人、私の手を引きながら裕君がいるソファーに座った。

『え、映見・・・?』

『失礼します・・・』
目を丸くしている夫に会釈すると、映見を前に跪かせる。

『奥様にもご理解頂けました。
これから一緒にスワッピングを楽しみましょう』

『本当?凄いわっ・・・』
裕太の顔を抱きしめながら、女は嬉しそうな声を出した。

『じゃあ、二人で感じさせてあげましょうよ』
映見の隣に座りなおして囁いた。

『ンフフフ・・・一杯、教えてあげる』
熱い息で耳元かかり、何だか変な気分になってしまった。

さっきまで殺してやりたい位、憎んでいた女だった。
愛する夫を奪って、あんなイヤラシイ事をしていたのに。

それが隣合わせに座り、互いの夫にフェラチオをしようというのだ。
何という不条理な光景だろう。

同伴喫茶にはいるのでさえ嫌がっていた自分が、まさかスワッピングを始めるなんて。

《でも、私・・・》

『さあ、奥さん・・・』
握らされたペニスの熱さに逆らう事が出来なかった。

《だ、だって・・・》

欲しかった。
さっき途中で終わってしまった事がチョッピリ不満だったのだ。

本当言うともっと咥えていたかった。
フェラチオが好きになったみたいだった。

こんな屈辱的な行為なのに。
自分はマゾなのだろうか。

《それに・・・凄く、淫乱なんだわ》

夫の目の前でこんなイヤラシイ事をしようとするなんて。

『んぐぅっ・・・』
ペニスが口に押し込められた。

『んふっ・・んっ・・・』

抵抗する事も無く、飲み込んでいった。
自分の方から。

『んっんっ・・・んんっ・・・』
太いコックを夢中で味わった。

『そう・・・・唾液を一杯出して・・・
唇が滑りやすくなる・・・』

隣で囁く女にレッスンを受けながら。

『かおり・・・
こちらの旦那様が寂しがっているじゃないか』

『フフッ・・ごめんなさい・・・』
大きく口を開けると、一気に飲み込んでいった。

『うっ・・・んんっ・・・』
裕太の顔が歪んでいく。

『んっ・・・んふっ・・んふっ・・・
んっんっ・・・んっんっ・・・』

リズミカルに唇を滑らす、かおりさんの動きに私は見とれてしまった。

『さっ・・・あなたも・・・』
男の手が頬に触れ促したすと、ペニス越しに男を見上げ、嬉しそうに返事をした。

『はい・・・』
そっと目蓋を閉じると唇を近づけていったのだった。
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