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第一部「レイプ」
第四章1 惨劇(挿絵付き)
4両編成の電車が止まると、人気のなかったホームに制服の群れがドアからあふれ出してきた。
まもなく到着した特急列車は数分停車した後、階段を昇る高校生達の姿が消える頃、ユックリと走り出した。
それが、東京へ帰る映見が乗車する筈の電車だった。
改札を出た数人のグループが、ロータリーの前にあるトイレの脇を通り過ぎた。
コンクリート打放しの外観はドアやサインもパステルカラーで鮮やかに彩られ、トイレのイメージを超えたオシャレなデザインになっていた。
人影が途絶えると、ロータリーは再び静寂に包まれた。
そこには、扉越しにかすかに聞こえる曇った声に、気づく者は誰も残ってはいなかった。
「あっ・・・あっ・・あっ・・・」
「はっ・・・はっ・・はっ・・・」
高い声と荒い息が重なり、トイレの壁に響いている。
「あっ・・・んっ・・ふっ・・・」
一定の間隔でリズムを刻む女は、快感をかみ締めるようにウットリと目を閉じている。
「はぅっ・・あっ・・ああっー・・・」
時折、こみ上げる刺激に顔を仰け反らせる。
「ふふふふ・・・」
携帯のモニター映る光景を見ながら、茶髪の男はニヤついた笑みを浮かべた。
「本当、エロいぜ・・・」
白い便器に座る男にまたがるようにして、後ろから女が突き上げられている。
「あっ・・あっ・・・あっ・・あっ・・・」
パックリと開いたヴァギナから、赤黒いペニスが激しく出し入れされている。
「いやっ・・いやっ・・・」
増幅していく快感に戸惑いながら左右に頭を振る。
「だめぇっ・・・ああっ・・だめぇっ・・・」
右手で口をふさぎ、声を絞り出す様が何とも淫靡に映る。
「おおおっ・・・
す、すげぇ締め付けるぅっ・・・」
細いウエストをつかむ男が大きなうめき声を出す。
「いやっ・・あっ・・だめぇっ・・いくっ・・・」
その瞬間、ヴァギナがキュッとコックを締め付けるのがわかった。
「おほっー・・・」
茶髪が、はやすように声をかける。
「へへへっ・・・」
ロンゲが笑って反応するが映見には何も聞こえはしない。
「あんっ・・・あんっあんっあんっ・・・」
間断なく悲鳴をあげ続けるメス犬と化していたのだ。
(いいっ・・・ああ、凄く、いいっ・・・)
スワッピングで味わった時以上の不条理な官能に溺れている。
(わたし、なんていやらしいの・・・?)
見知らぬ男達とセックスをしている。
レイプされたにも関わらず感じているではないか。
「あっ・・・あっ・・も、もっとぉ・・・」
自ら腰を激しく上下させ、無意識に吐く言葉はおねだりしているようではないか。
ヴァギナからにじみ出る愛液とともに白いものが見える。
茶髪が放ったザーメンだった。
自分の残した痕跡を見ている男のペニスは既にそそり立っている。
携帯の録画を止めて再生をクリックすると、さっきのシーンが映し出された。
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