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第三部「歓迎」
第十四章1 自己紹介
「新藤・・桜と申します・・・。
今年で・・30の大台に乗ります」
俯き加減の口元から透き通った声が聞こえた。
その瞬間、僕の胸がドクンと音をたてた。
清楚な顔立ちが身に着けている和服と相まって、印象を際立たせている。
「いやぁー、やられたなぁ・・・そらちゃん?」
金髪で白い縁取りのサングラスをかけたヤンキー風の男が、陽気に言った。
「本当・・格好いいっ・・・」
同じく茶髪の女性が黄色い声で合わせる。
こちらは、薄い赤みがかったグレーの縦ストライプのスカートを、赤い縁取りした白いシャツにエプロンのように掛け合わせている。
シャツの胸元は赤いリボンでボタン止められて、一見、風俗嬢に見えそうなのだが、コケティッシュな顔立ちと愛らしい瞳が魅力的に感じた。
いわゆる、可愛い女の子タイプだ。
映見と違った魅力は僕の胸をときめかすには十分だった。
「そん・・な・・・」
二人の誉め言葉が意外だったのか、桜さんは上気した頬に両手を添えた。
「ごめんなさい・・・
やっぱり、場違いだったかしら?」
不安そうな声で、隣の御主人に聞いている。
「いやいや、本当に御似合いですよ・・・」
藤本さんがタイムリーにフォローする。
「新藤さんは華道の先生で和服は着慣れてらっしゃるのです。
以前その話を伺って私がぜひ、次回は着てきてくださいと
リクエストしたんですよ・・・」
「なるほどぉ・・スッゲー、いいっすよ。
ナイス、藤本さんっす・・・」
かおりさんがクスッと笑った。
「ちょっとー・・アキちゃん・・・
新藤さんの紹介の途中よぉ・・・」
パートナーの背中を小さな手で叩くと、乾いた音がした。
「いってっー・・そらちゃん、強いよぉ・・・」
あくまで陽気な態度に、映見までも口元をほころばせた。
「わ、私はぁ・・・」
二人のやり取りが耳に入っていないのか、緊張気味に男が声を出した。
「し、新藤・・・つ、剛と申します。
35歳・・です・・・」
黒縁の眼鏡を神経質そうに触りながら詰まり気味に言った。
「まぁたまたぁ・・・
剛ちゃん、固いっ・・固いよぉ・・・」
茶化す口調に少しムッとした表情で黙り込んだ。
「今回で五回目じゃん、
今更まだ、緊張してるのぉ・・・?」
隣のパートナーの肩を抱きながら言葉を続けていく。
「俺達とだって二回もスワッピングしてるんだし、ねぇ・・・?」
視線を向けられた桜さんが更に顔を赤らめた。
僕の喉がゴクリとなった。
さらりと言った言葉だが、つまりは、この男と桜さんは二回もセックスをしているということなのだ。
(やっぱり、凄い・・・
これが、スワッピングなんだ・・・)
何気ない会話が異常な興奮を呼ぶ。
裸などではなく、日常の中でこそ淫靡な印象が際立っていくのだ。
今年で・・30の大台に乗ります」
俯き加減の口元から透き通った声が聞こえた。
その瞬間、僕の胸がドクンと音をたてた。
清楚な顔立ちが身に着けている和服と相まって、印象を際立たせている。
「いやぁー、やられたなぁ・・・そらちゃん?」
金髪で白い縁取りのサングラスをかけたヤンキー風の男が、陽気に言った。
「本当・・格好いいっ・・・」
同じく茶髪の女性が黄色い声で合わせる。
こちらは、薄い赤みがかったグレーの縦ストライプのスカートを、赤い縁取りした白いシャツにエプロンのように掛け合わせている。
シャツの胸元は赤いリボンでボタン止められて、一見、風俗嬢に見えそうなのだが、コケティッシュな顔立ちと愛らしい瞳が魅力的に感じた。
いわゆる、可愛い女の子タイプだ。
映見と違った魅力は僕の胸をときめかすには十分だった。
「そん・・な・・・」
二人の誉め言葉が意外だったのか、桜さんは上気した頬に両手を添えた。
「ごめんなさい・・・
やっぱり、場違いだったかしら?」
不安そうな声で、隣の御主人に聞いている。
「いやいや、本当に御似合いですよ・・・」
藤本さんがタイムリーにフォローする。
「新藤さんは華道の先生で和服は着慣れてらっしゃるのです。
以前その話を伺って私がぜひ、次回は着てきてくださいと
リクエストしたんですよ・・・」
「なるほどぉ・・スッゲー、いいっすよ。
ナイス、藤本さんっす・・・」
かおりさんがクスッと笑った。
「ちょっとー・・アキちゃん・・・
新藤さんの紹介の途中よぉ・・・」
パートナーの背中を小さな手で叩くと、乾いた音がした。
「いってっー・・そらちゃん、強いよぉ・・・」
あくまで陽気な態度に、映見までも口元をほころばせた。
「わ、私はぁ・・・」
二人のやり取りが耳に入っていないのか、緊張気味に男が声を出した。
「し、新藤・・・つ、剛と申します。
35歳・・です・・・」
黒縁の眼鏡を神経質そうに触りながら詰まり気味に言った。
「まぁたまたぁ・・・
剛ちゃん、固いっ・・固いよぉ・・・」
茶化す口調に少しムッとした表情で黙り込んだ。
「今回で五回目じゃん、
今更まだ、緊張してるのぉ・・・?」
隣のパートナーの肩を抱きながら言葉を続けていく。
「俺達とだって二回もスワッピングしてるんだし、ねぇ・・・?」
視線を向けられた桜さんが更に顔を赤らめた。
僕の喉がゴクリとなった。
さらりと言った言葉だが、つまりは、この男と桜さんは二回もセックスをしているということなのだ。
(やっぱり、凄い・・・
これが、スワッピングなんだ・・・)
何気ない会話が異常な興奮を呼ぶ。
裸などではなく、日常の中でこそ淫靡な印象が際立っていくのだ。
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