「スワッピング入門」妻が見知らぬ男に犯される時

山田さとし

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第三部「歓迎」

第十四章4 自己紹介

「まぁまぁ・・・それぐらいでいいでしょう。
田中さん御夫妻のおかげで、
だいぶ場が和んだようですし・・・」

助け舟を出した藤本さんが手元のコーヒーカップを手に取り、一口すすった。
そして、おもむろにこれからの予定を説明し始めた。

「秋生さんがおっしゃったように、本日の会場は、
この自然の里コテージになります。
今回は2件を借り切っていまして、
これから2組に分かれます・・・」

かおりさんを除く6人は聞き漏らしが無いよう、真剣な表情で藤本さんを見ている。
新藤夫妻、田中夫妻ともに事前に聞いてなかったのか、意外そうな顔をしている。

「2組って・・・
どの夫婦がペアになるんですか・・・?」

旦那様の新藤さんが、オズオズと質問した。
瞬間、藤本さんの目が光った気がした。

「今回は夫婦のペアではありません・・・」
隣りでかおりさんが表情を崩さないよう、口元を引き締めている。

「今回に限り、若槻さん御夫婦の新入歓迎会と
させていただきます・・・」

「歓迎会ぃ・・・?」
秋生が声を裏返して聞いた。

「そう・・歓迎会です・・・」
藤本さんがもったいぶるように、言葉をためる。

「若槻さん御夫婦を私達3組で、
接待するのです・・・」

【えぇっー・・・?】
かおりさんを除く6人の声がそろった。

「せ、接待って・・・?」
不安そうな表情を見せる映見に代わって、僕が質問した。

「文字通り接待・・・
裕太さんと映見さんを私達で悦ばせるのですよ」

隣りに座るかおりさんがクスっと噴き出してしまった。

「フフッ・・フフフフ・・・」

肩を震わせ、笑いをこらえている。
やれやれといった表情で、藤本さんが話を続ける。

「こちらのコテージでは映見さんに残っていただき、
私、新藤さん、田中さんの御主人の3人も残ります」

極めて冷静を装っているが藤本さんも興奮しているのか、膝がかすかにふるえている。

「ええっ・・・そ、それって・・・」
「3P・・いや、4Pをするってことでしょうか?」

秋生の言葉を奪うように新藤さんが声をかぶせた。

「よ、4Pって・・・」
僕の頭は興奮で沸騰していた。

てっきり、2組ずつのペアに分かれてプレイするものと思っていたのだ。
それだって、目の前でセックスしあうことを想像しただけで興奮していたのに。

(そ、それを・・・)

1対3でセックス・・・
いや、乱交プレイをしようというのだ。

映見が目の前の3人の男達に犯されるシーンを想像するなんて、到底できない。
歓迎会どころかこれじゃあ、レイプじゃないか・・・。

「ち、ちょっと待ってください・・・」
その提案は却下ですと言おうとした僕の手を映見が掴んだ。

「えっ・・・?」

驚きの目をむける僕に向かって、映見は静かに頷いた。
そして、キッパリとした口調で言い切ったのだ。

「分かりました。
歓迎会・・・謹んで、御受けします」

僕の手を強く握る小さな手が小刻みに震えている。
その迫力に僕は何も言い出せなかった。

「良かった・・ありがとう、映見さん」
藤本さんが安心した表情で言った。

「映見さんが反対でしたら、
この企画は流れたでしょう」

そして、かおりさんに向けて微笑んだ。

「フフフフ・・ホホホホ・・・」
こらえきれない笑いを暫らく吐き出している。

「あっー・・おかしい・・・」
目じりにたまった涙をぬぐうと、いたずらな目で僕を見つめた。

「映見さん・・役者なんだもの・・・
事前に了解済みよ・・・」

「ええっ・・・?」
目を丸くする僕に映見が視線を交わすと小さく舌を出した。

「え、映見ぃ・・・?」
泣きそうな表情の僕の右腕にそらちゃんの腕が絡んできた。

「やったー!じゃあ、じゃあさぁ・・・
裕君は私達で襲うってことぉ・・・?」

無邪気に微笑みながら、耳元で話している。

「す、すご・・い・・・」
桜さんも興奮しているのか、唇を震わせている。

「アタシ一度、やってみたかったのよぉ・・・
男の子をレイプするって・・・」

はしゃぐように僕の右手を両手で振り回している。

「ええっー・・・?」
秋生も目を大きく開いて映見の方を見ている。

「え、映見さんを・・・我々で?」
新藤さんも興奮を隠しきれないでいるようだ。

3人で一人を犯す。
それは、まさしくレイプするに等しい。

通常のスワッピングとは少し違うかもしれないが、異常な興奮を呼ぶことは間違いがない。
僕は自分のことよりも映見が心配だった。

あの華奢な身体で三人もの男達の相手ができるのだろうか。
遂、最近までは超オクテで、フェラチオすらしたことが無かったのに。
そんな僕を気遣ったのか藤本さんが優しい口調で話出した。

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