「スワッピング入門」妻が見知らぬ男に犯される時

山田さとし

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シーズン1(後編)

第十八章 愛の告白

「あふぅ・・んん・・・・」
反り返るペニスを両手で支え、私は重い目蓋をこじ開けるように見ていた。

「おおおお・・・おお・・・」
余韻を搾り出す藤本さんの声が嬉しい。

「うふぅ・・ん・・・あふぅ・・ん・・・」

熱い吐息を出しながら見上げる私の顔は、どう見えていただろう。
私、名残惜しそうに粘ついた舌をコックに絡ませていたんです。

「おお・・・おほぉ・・・・」

手が伸びて私の髪を撫でてくれる。
先端から透明な液体が滲み出てくる。

「うふぅん・・・・」
「お、おお・・・」

チュバリ、と唇で掬い取ると、彼は小さく声を漏らした。

「おい・・・しぃ・・・」
嬉しくて私は呟いた。

頬にかかったザーメンが汗と共に流れ落ちていく。
呼び覚まされた本能が、私をケダモノに変えていた。

「おおおおっ・・・・」
藤本さんが凄い形相で、私の身体を抱き寄せた。

「キャッ・・・」
軽々と膝の上に乗せた私の身体を、太い両腕が抱きしめる。

「あむぅっ・・・んんっ・・・」
私の唇を奪うと、貪るように舌を絡めてきた。

「ああっ・・・だ、だめぇ・・・」
思わず私は声を出した。

「こ、こんな・・・・」
汚れているのに。

ドアの鏡に映っていたんです。
汗とザーメンにまみれた私の顔、まるでメス犬のようだった。

「んん、ふぅ・・むぅ・・んぐぅ・・・」
そんな私の頬を、うなじを唇や舌が激しく舐め上げてくる。

「き、綺麗じゃ・・ない・・のにぃ・・・」
込み上げる官能に声を詰まらせながら、必死に逃れようとしていた。

「私のザーメンですよ・・・
んむむぅ・・美味しい・・・」

「だ、だめぇ・・・」
いくら抵抗しても無駄だった。

「有難う・・・映見さん・・好きだ・・・」
熱い息で囁きながらキスの雨を降らせてくる。

「君は僕のザーメンを飲んでくれた。
嬉しいよ・・・」

「ああ・・・んんっ・・・」

私は感動していた。
いくら彼が放出したものとはいえ、こんなに愛情を込めてキスしてくれるなんて。

「有難う・・愛しているよ・・・
ああ・・・映見さん・・・」

「あああ・・・あ・・・あはぁ・・・」
生臭い舌が、顔中を這い回ってくる。

「好きだ・・・映見さん・・・
ああ・・好きだぁ・・・」

愛の告白が熱い官能となって心を溶かしていく。

会ったばかりなのに。
恋愛感情等、ありはしない筈なのに。

(で、でも・・・)
私は両腕で力いっぱい、広い背中を抱きしめていた。

「ああ・・んんん・・んふぅ・・んん・・・」

唇が重なる。
互いの舌が求め合うように伸びていく。

「あふぅ・・んん・・好きぃ・・大好きぃ・・・」

私は心を込めて言葉を返した。

(ああ・・・わた・・し・・・)
自分の言葉に興奮している。

裕君以外の人に言ったのは初めてだったの。
異常なシチュエーションだったとはいえ抱き合い、愛撫し合う内に何か不思議な感情が芽生えていたんです。

「え、えみぃ・・・・」

裕君の声がした。
直ぐ隣に座っている。

(ああ・・・ゆ、裕君・・・)

怖い位、真剣な目。
切なさと共に、得体の知れない感情が込み上げてくる。

何か、凄くイジワルしてみたくなったの。
さっき味わった私の嫉妬や屈辱の何倍ものダメージを、夫に与えたくなったんです。

私は両手で藤本さんの顔を引き寄せた。

「美味しかったのぉ・・・
んんふぅ・・愛しているわ・・・」

舌をこじ入れ、唇を貪っていく。

「好きぃ・・・ああ・・・
あみゅぅ・・・大好きぃ・・・」

チラチラと夫の顔を見ている。

(ああ・・わ、わたし・・・)

裕君の目の前で愛の告白をしている。
身体だけでなく心まで捧げてしまったんです。

この人に。
会ったばかりの見知らぬ男に。

「おおお・・・え、映見さん・・・」
彼も力を込めて抱き寄せてくれた。

「あはぁ・・・んんん・・・」

(あつ・・い・・・)

押し付けたパンティーの下に硬いものを意識すると、私は腰をくねらせた。

「ああ・・凄い・・・すごいぃ・・・」
私は裕君の顔を見つめながら、妖しい声を漏らしていった。

「熱い・・熱いのぉ・・・ああ・・凄いぃ・・・」
視線を反らす事無く見つめる私に、夫の顔が見る見る強張っていく。

「硬い・・のぉ・・・ああ・・熱いのぉ・・・」
夢遊病者のように私は声を出していた。

(いやらしい・・・わたし・・・)
ケダモノに変わった自分を見て欲しかった。

愛する夫に。

それが裏切りに対する報復だと思う。
でも、それ以上に熱い気持ちが私を駆り立てていく。

「うふぅ・・んん・・・」

二人の視線を遮るように、白い身体が裕君に覆い被さった。
ソファーに登りながら夫の身体にまたがろうとしている。

「ねぇ・・・欲しい・・・」
鼻にかかった声で顔を近づけていく。

「あむぅ・・・んん」
熱い唇を受け止めると、夫は逞しい両腕で彼女を引き寄せた。

「か、かおりさん・・・」

「ああ・・・んん・・・」
こじ入れた舌で激しく蹂躙していく。

「好きだ・・・かおりさん・・・」

感情を込めて囁いている。
まるで私に聞かせるように。

夫も、燃えている。
ケダモノになっていく。

「嬉しい・・・私もぉ・・・」
抱き合う二人は熱いキスを繰り返していく。

「あああ・・・あふぅ・・んん・・・」
かおりさんの手が裕君の股間に伸びた。

「ああっ・・・」
私は小さく声を出した。

夫のペニスを握ったまま、彼女が身体を浮かせたのだ。

「ンフフフフ・・・」
妖しい視線をこちらに投げながら、笑みを浮かべている。

「んっ・・・」
短い声と共に瞳を閉じた。

「んんっ・・・んっ・・・」
長い睫毛を揺らしながら身体を沈めていく。

「ああっ・・・そ、そん・・な・・・」
今更ながらショックを感じる自分に驚いていた。

もう、ふっきれていた筈なのに。
分っていた筈なのに。

(で、でも・・違う・・・)

かおりさんの花園に入っていく裕君のペニスを追う私の瞳は大きく開かれたまま釘付けになっていたんです。

「あ、ああっ・・・あっ・・・・」
声を出したのは裕君の方だった。

「んんっ・・・んっ・・んふふふふ・・・」
かおりさんはジッと、こちらを見たままだ。

「ゆ、裕君・・・」
私の声が漏れると、勝ち誇ったように腰を動かし始めた。

「ああっ・・あああああっ・・・」
切ない声を搾り出していた夫は、こじ開けた目を私に向けた。

「んっ・・んふぅ・・・んんっ・・・」
グッと詰まった表情のまま白い身体が上下していく。

「え、映見ぃ・・・」
裕君の声で私は全てを理解した。

セックス、している。
夫はそう言いたかったのだろう。

私はゴクリと喉を鳴らした。
それが合図かの如く、夫は視線をパートナーに向けた。

「あっ・・あっ・・・あはぁ・・・」
かおりさんが荒い息を漏らし始めた。

「おおおっ・・おおっ・・・」
動きが変わる。

「あんっ・・あっ・・・あっ・・あっ・・・」
かおりさんの身体が突き上げられていく。

「おおっ・・おほっ・・・うっ・・ううっ・・・」
両手で細い腰を引き寄せた夫は、見違えるように雄雄しくなっていた。

「あぅんっ・・・ああっ・・す、凄い・・・」
背中にしがみ付いた彼女は、顔をしかめたまま悲鳴をあげている。

「裕・・君・・・」

私はもう一度、愛する夫の名を口にした。
今度はショックからではなかった。

(嬉しい・・・)
何故かそう感じたから。

一瞬、視線が合った裕君も白い歯を零した。

(映見・・・)

裕君の心の声が、聞こえたような気がした。
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