母子(おやこ)スワッピング -ママ(母さん)を愛しすぎて-

山田さとし

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第十一部 変化

第三章 妄想3(礼子の呟き)

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同じく。
高杉家のダイニングで。

※※※※※※※※※※※※

(まもるちゃん・・・)
眼差しの先を辿った私は切ない気持ちになった。

秋穂さんと見つめ合っていた息子は、私の視線に気づくと慌てて目を逸らした。
秋穂さんもコーヒーカップを取り上げ、顔を隠すように飲むふりをしている。

二人の戸惑う仕草が恋人同士みたいで、息子を取られたようで寂しくなった。
やるせない気持ちを持て余していると、正君が優しい声をかけてくれた。

「コーヒーのおかわりいかがですか・・・?」
日焼けした顔からこぼれる白い歯にキュンとなる。

「えぇ・・お願いします・・・」
嬉しくて私も笑顔でカップを手渡した。

「どうぞ・・・」
「ありがとう・・・」

カップを手渡されてお礼を言った。
サイフォンから注いでくれたばかりのコーヒーが、湯気をたてて香ばしい匂いを漂わせている。
一口啜ると温かさが身体中に広がるような気がした。

「おいしいわ・・・」
「よかったです・・・」

短い言葉のやり取りが嬉しい。
正君の優しさがジーンと心に染みこんでくる。
彼も気づいているのだろう。
息子と秋穂さんが好き合うようになったことを。
私が寂しそうにしているのを笑顔で包んでくれた。
今も私を見つめてくれている。
キリッと太い眉の下の切れ長な眼差しが素敵だ。

私も目を逸らすことなく見つめ返していた。
そんな私達を見る秋穂さんの表情に憂いが浮かぶ。
さっき私に同じ気持ちをさせたことを忘れているのかしら。
でも、守ちゃんの明るい声がそれを消した。

「僕もホットケーキ、おかわりしたいっ・・・」
「まぁ・・ふふふっ・・・」

嬉しそうに口元を綻ばせている。
チラリと見る彼女に私は無言で頷いた。
ホッとしたような表情に変わったのは私も多分、同じだろうか。
秋穂さんは笑みを浮かべながら自分の皿を守ちゃんに向けて差し出した。

「少し食べかけだけど良かったら・・・」
「本当?秋穂ママのなら何でも嬉しいよっ」

はにかむような彼女に息子がすかさず声を返す。
さっきの憂い顔はすっかり消えていた。

「まぁ・・・」
「ははは・・・」

私の呆れた声に正君の笑い声が重なる。
四人は同時に噴出してしまった。

それは暗黙の了解なのかもしれない。
私が秋穂さんへ送った頷きは、彼女が守ちゃんを好きになることを許すことだった。
正君の笑い声は、同じく親友が自分の母を好きになることを認めたから。
だから私も遠慮なく彼の視線を受けとめることにする。
日曜の午後が怪しく過ぎようとしいていた。
私は正さんと見つめ合いながら、今朝の守ちゃんとの激しいセックスを思い出すのだった。

※※※※※※※※※※※※

数時間前。
小宮家のキッチンで。

※※※※※※※※※※※※

「あっ・・ああぁ・・はぁ・・・」
シンクについた両手を震わせて、私は荒い息を吐いていた。

「ぐぅ・・んん・・んみゅぅ・・・」
ピチャピチャと舐める愛撫が執拗に続いている。

「ママ・・凄く濡れているよ・・・」
「あぁ・・い、いやぁ・・・」

からかう囁きに恥ずかしさが込み上げる。
キッチンで後ろ向きにした私の股間に、ひざまずいた息子の顔が埋まっている。
レイプの如く始まった強引な愛撫に、私は抵抗することもできず何度もいかされてしまった。

欲情した守ちゃんは、まるで獣のようだった。
もしかすると、私が嬉しそうにハミングしながら食器を洗っていたことに興奮したのかな?
今日の午後、秋穂さんの家を訪ねることになっていた。
私は正君と会える喜びを、無意識に態度に出していたのかもしれない。

でも、それは守ちゃんも同じ筈なのに。
毎週、会うことを重ねるうちに私は息子の親友を好きになっていた。
秋穂さんと「秘密」を「報告」し合う度に、正君と愛し合っている錯覚を抱くようになったからだ。
秋穂さんも同じで、守ちゃんを見る表情が艶めいているのは私の錯覚では無い気がする。
だって、息子が熱い眼差しをいつも返すのだから。

守ちゃんは何も言わないけど嫉妬したに違いない。
事実、私は正君のことをずっと思い浮かべていた。
何て、ふしだらな母親なのだろうか。
息子とセックスする仲になっておきながら、その親友を好きになるなんて。

だから私は強引な愛撫を許すことにした。
本当は私も守ちゃんに嫉妬していたし、午後の事を想像しながら欲情していたんです。

「あぁっ・・いいっ・・も、もっとぉ・・・」
いつしか私の声が甘えるように変わっていた。

腰をくねらせ愛撫をオネダリしている。
オープンキッチンからダイニングテーブルが見える。
先週、正君が座った席を見つめながら、息子の愛撫に官能の声を出していた。

(いい・・ただし君、もっとぉ・・・)
愛おしい顔を思い浮かべている。

もし彼が息子とすり替わったらと想像するだけで興奮してしまう。
「新しい体位」をするようになってから、背徳な妄想を止めることが出来なくなっていた。
守ちゃんも私を秋穂さんだと思って犯しているのかもしれない。

「あぐぅっー・・・」
熱い塊が挿入された瞬間、走る快感に背中をのけ反らせた。

「はぁっ・・はぁっ・・・」
「あぁっ・・あっあっ・・・」

突き上げる荒い息に私の声が重なる。
いきなりだったけど私は嬉しかった。
早く入れて欲しいと願っていたから。

「ママッ・・ママッ・・・」
「いいっ・・いいっ・・まもるちゃん・・・」

息子の呼びかけに嬉しそうに声を出している。
メス犬になった歓びに胸が熱くなる。
パンパンと打ち付ける音と、ジュボジュボ滑るコックの曇った音が重なっていく。

「ああぁ・・マ、ママァ・・・」
(ああぁ・・れ、礼子さん・・・)

いつしか息子の声が正君に変わり、耳に響いていた。
ダイニングテーブルの席に浮かぶ残像を見つめながら私は快感を噛み締めている。
今、私は正君とセックスしているのだ。

(ああぁ・・た、ただしくん・・・)
声に出来ない想いを心の中で出していた。

こんなに感じてしまうなんて。
今日の午後、どんな顔をして会えばいいのだろうか。
今の私のようにメス犬の表情になっていないか不安になるのだった。
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