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第十一部 変化
第四章 妄想4(正の呟き)
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同じ頃。
高杉家のダイニングで。
※※※※※※※※※※※※
「あぁっー・・あっあっあっ・・・」
母さんの叫びがダイニングに響いていた。
「おぉっ・・はぁっ・・はぁっ・・・」
貫く僕の荒い息がリズムを刻んでいく。
「あふぅ・・ん・・いい、もっとぉ・・・」
僕の顔を胸に押し付けるようにギュッと抱きしめる母さんが甘い声を出している。
ダイニングの椅子に座る僕に跨り、自分から催促するように腰をくねらせていた。
ズボズボと出し入れされるコックを肉襞で締め付けながら何度も昇っていく。
「ああぁっ・・いくっ・・いくいくいくぅ・・・」
「おおぉ・・か、母さん・・・」
その度に僕が呻き声を出す。
顔とペニスが同時にギュッとされる。
(あぁ・・れ、礼子さん・・・)
不意に愛おしい顔が浮かんだ。
この頃、いつもそうだ。
絶頂を味わううちに背徳な欲情が沸き上がる。
母さんの胸に顔を埋める僕は無意識にパートナーを入れ替えていた。
守と何度も「報告」し合ううちに礼子さんとセックスしている錯覚に陥るからだ。
母さんの柔らかなバストを口に含みながら、それ以上に迫力あるものを想像している。
窒息してしまいそうだと守が言うGカップを味わいたくてしようがない。
礼子さんと会う時は遂、胸の谷間を見てしまいそうで困ってしまう。
「はぁっ・・はぁっ・・・」
(礼子さんっ・・礼子さんっ・・・)
心の中で呼ぶ名を荒い息で誤魔化している。
母さんと愛し合うようになって幸せな筈なのに、更に背徳な欲情に溺れる僕は最低だ。
でも、母さんも守と会う度に交わす眼差しが濡れているように見えるのは気のせいだろうか。
それは礼子さんが僕を見る瞳に似ている。
時々、視線が絡み合うと心が吸い込まれそうになる。
好きだと告白したくなるんだ。
(礼子さん・・好きだ・・・)
心の中の呟きを母さんは知らない。
「ああああぁっー・・・」
僕の突き上げに叫びながら昇っていくのだった。
※※※※※※※※※※※※
数時間後。
高杉家のダイニングで。
※※※※※※※※※※※※
(礼子さん・・好きだ・・・)
心の中の呟きを母さんは知らない。
ダイニングテーブルに向かい合う礼子さんに、僕は囁き続けていた。
食いしん坊な守のおかげで和やかさが戻ってきた。
僕達四人は遠慮することなく「新しいパートナー」と視線を交わしていた。
母さんは守と。
僕は礼子さんと。
打ち明け合ってはいないけど想いは同じだと思う。
嫉妬と背徳感が混ざる瞳が濡れているのが証拠だから。
毎週末にお互いの家を訪問し合ううちに、心が惹かれてしまったのだ。
しかも四人は「秘密」を共有している。
礼子さんの白いうなじに目がとまる。
守に言わせると乳首よりも敏感らしい。
抱きしめ合いながら唇で吸えたら、どんなに興奮するだろうか。
感じる礼子さんが僕をギュッとしてくれるだろうか。
何気なく隣を見ると母さんも熱い眼差しを守に送っていた。
おかわりとして差し出されたホットケーキを、むしゃむしゃ頬張る守を嬉しそうに眺めている。
食べかけだとはにかんでいた母さんに「秋穂ママ」のなら何でもいいと笑顔で言うアイツに、嫉妬しながらも何だか応援したい気持ちになったんだ。
それは僕も同じだから。
もし礼子さんが食べかけのホットケーキを差し出せば、ためらいもなく口にしただろう。
日曜日の午後。
今日はいつもと違う時間を過ごしている。
僕達四人の想いが「変化」したような気がする。
怪しい気持ちを抱きながら「新しいパートナー」と見つめ合い続けるのだった。
高杉家のダイニングで。
※※※※※※※※※※※※
「あぁっー・・あっあっあっ・・・」
母さんの叫びがダイニングに響いていた。
「おぉっ・・はぁっ・・はぁっ・・・」
貫く僕の荒い息がリズムを刻んでいく。
「あふぅ・・ん・・いい、もっとぉ・・・」
僕の顔を胸に押し付けるようにギュッと抱きしめる母さんが甘い声を出している。
ダイニングの椅子に座る僕に跨り、自分から催促するように腰をくねらせていた。
ズボズボと出し入れされるコックを肉襞で締め付けながら何度も昇っていく。
「ああぁっ・・いくっ・・いくいくいくぅ・・・」
「おおぉ・・か、母さん・・・」
その度に僕が呻き声を出す。
顔とペニスが同時にギュッとされる。
(あぁ・・れ、礼子さん・・・)
不意に愛おしい顔が浮かんだ。
この頃、いつもそうだ。
絶頂を味わううちに背徳な欲情が沸き上がる。
母さんの胸に顔を埋める僕は無意識にパートナーを入れ替えていた。
守と何度も「報告」し合ううちに礼子さんとセックスしている錯覚に陥るからだ。
母さんの柔らかなバストを口に含みながら、それ以上に迫力あるものを想像している。
窒息してしまいそうだと守が言うGカップを味わいたくてしようがない。
礼子さんと会う時は遂、胸の谷間を見てしまいそうで困ってしまう。
「はぁっ・・はぁっ・・・」
(礼子さんっ・・礼子さんっ・・・)
心の中で呼ぶ名を荒い息で誤魔化している。
母さんと愛し合うようになって幸せな筈なのに、更に背徳な欲情に溺れる僕は最低だ。
でも、母さんも守と会う度に交わす眼差しが濡れているように見えるのは気のせいだろうか。
それは礼子さんが僕を見る瞳に似ている。
時々、視線が絡み合うと心が吸い込まれそうになる。
好きだと告白したくなるんだ。
(礼子さん・・好きだ・・・)
心の中の呟きを母さんは知らない。
「ああああぁっー・・・」
僕の突き上げに叫びながら昇っていくのだった。
※※※※※※※※※※※※
数時間後。
高杉家のダイニングで。
※※※※※※※※※※※※
(礼子さん・・好きだ・・・)
心の中の呟きを母さんは知らない。
ダイニングテーブルに向かい合う礼子さんに、僕は囁き続けていた。
食いしん坊な守のおかげで和やかさが戻ってきた。
僕達四人は遠慮することなく「新しいパートナー」と視線を交わしていた。
母さんは守と。
僕は礼子さんと。
打ち明け合ってはいないけど想いは同じだと思う。
嫉妬と背徳感が混ざる瞳が濡れているのが証拠だから。
毎週末にお互いの家を訪問し合ううちに、心が惹かれてしまったのだ。
しかも四人は「秘密」を共有している。
礼子さんの白いうなじに目がとまる。
守に言わせると乳首よりも敏感らしい。
抱きしめ合いながら唇で吸えたら、どんなに興奮するだろうか。
感じる礼子さんが僕をギュッとしてくれるだろうか。
何気なく隣を見ると母さんも熱い眼差しを守に送っていた。
おかわりとして差し出されたホットケーキを、むしゃむしゃ頬張る守を嬉しそうに眺めている。
食べかけだとはにかんでいた母さんに「秋穂ママ」のなら何でもいいと笑顔で言うアイツに、嫉妬しながらも何だか応援したい気持ちになったんだ。
それは僕も同じだから。
もし礼子さんが食べかけのホットケーキを差し出せば、ためらいもなく口にしただろう。
日曜日の午後。
今日はいつもと違う時間を過ごしている。
僕達四人の想いが「変化」したような気がする。
怪しい気持ちを抱きながら「新しいパートナー」と見つめ合い続けるのだった。
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