母子（おやこ）スワッピング －ママ（母さん）を愛しすぎて－

第二部 秋穂（あきほ）と正（ただし）

第六章 何も無かったように

翌朝。
母さんと朝食をとっていた。

だけど、二人とも口数は少なくて。
僕も大好きなスクランブルエッグを味わうこともなく、パンと共に飲み込むように食べていた。

昨日、初めて夢精をした。
母さんとセックスする夢で。

射精で汚したトランクスを洗濯物に紛らわせたけど、母さんは気づかなかったらしい。
ホッとしたけど、今朝は母さんの顔をまともに見ることが出来なかった。

『あ、あつぅい・・・』
背中をのけ反らせながら叫ぶ声が耳に残っている。

思い出しながら僕の股間ははちきれそうで。
必死に欲情を抑えていた。

母さんが父と離婚してから二年が過ぎた。
二人で地方に移住して、転校した中学校から地元の高校に僕は進学した。
二人の生活は平和そのもので。
楽しく、幸せな日々が続いていた。

父の浮気に悩んでいた母も離婚したことで気持ちが解放されたのだろうか、笑顔を絶やさないようになった。
僕も元々、好きではなかった父親だから母さんと二人きりになれた日々に感謝している。

それでも少し、困ったことがあった。
昨夜の夢精もそうだけど、日に日に母に対する感情が昂っていくのを感じているからだ。

だって、そうじゃないか。
大好きな母さんと二人きり。
美しい顔を毎日、眺めて。
僕は、僕の気持ちを抑えることが辛くなり始めていることに・・・。

そう、気づいたんだ。