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第四部 礼子(れいこ)と秋穂(あきほ)
第六章 決意2
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【ただし16歳】
【2016年 9月16日】
母の目前で射精した翌朝。
ダイニングで。
※※※※※※※※※※※※
(ただしさん・・・)
見つめる眼差しが僕を呼んでいる気がした。
(母さん・・・)
僕も声を出さずに愛する人を見つめた。
昨夜の僕の大胆な行動を母に咎められることもなく夜を過ごした。
母の目の前で射精した快感の余韻を興奮と共に噛み締めながら眠りに落ちた。
隣にある母の寝室を尋ねる気持ちも少しは頭によぎったけど、さすがにそれは断念した。
母との関係が変わる記念すべき日を中途半端なものにしたくなかったからだ。
母さんはどんな気持ちだったのだろうか。
僕の変態行為に嫌われたのではないかと不安だったけど、朝食を用意する母はいつものように明るく「おはよう」と言ってくれた。
僕も「おはよう」と返した時、母さんの頬が赤く染まったのは錯覚だろうか。
そのまま会話することなく食べ始めた。
食事中、何度も目が合った。
怪しい時間が過ぎ、やがて僕は登校するために玄関に向かう。
靴を履いて振り返ると見送る母が立っていた。
昔の作りの住宅は床が土間よりも30㎝ほど高く、母の顔を見上げる姿勢になり僕の胸が熱くなった。
初めて母さんと出会った時を思い出したからだ。
女性にしては身長が高い母に当時12歳だった僕は、こうして見上げるようにしていたんだ。
その熱い思い出に後押しされるように僕は心を決める。
今こそ心に秘め続けた想いを告白することを。
【2016年 9月16日】
母の目前で射精した翌朝。
ダイニングで。
※※※※※※※※※※※※
(ただしさん・・・)
見つめる眼差しが僕を呼んでいる気がした。
(母さん・・・)
僕も声を出さずに愛する人を見つめた。
昨夜の僕の大胆な行動を母に咎められることもなく夜を過ごした。
母の目の前で射精した快感の余韻を興奮と共に噛み締めながら眠りに落ちた。
隣にある母の寝室を尋ねる気持ちも少しは頭によぎったけど、さすがにそれは断念した。
母との関係が変わる記念すべき日を中途半端なものにしたくなかったからだ。
母さんはどんな気持ちだったのだろうか。
僕の変態行為に嫌われたのではないかと不安だったけど、朝食を用意する母はいつものように明るく「おはよう」と言ってくれた。
僕も「おはよう」と返した時、母さんの頬が赤く染まったのは錯覚だろうか。
そのまま会話することなく食べ始めた。
食事中、何度も目が合った。
怪しい時間が過ぎ、やがて僕は登校するために玄関に向かう。
靴を履いて振り返ると見送る母が立っていた。
昔の作りの住宅は床が土間よりも30㎝ほど高く、母の顔を見上げる姿勢になり僕の胸が熱くなった。
初めて母さんと出会った時を思い出したからだ。
女性にしては身長が高い母に当時12歳だった僕は、こうして見上げるようにしていたんだ。
その熱い思い出に後押しされるように僕は心を決める。
今こそ心に秘め続けた想いを告白することを。
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