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Ep.23 君こそ僕のいちばん
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サイラスの魔の手からキャスター様によって保護されたところで、王宮へと帰る道すがら、馬上のボクたちは雑談をつづける。
なんていうか、黙ってしまったらおたがいに気はずかしくてたまらなくなりそうだったから。
「ついでに言えば、お前にとってのハルトは、まるで聖人君子のように思っているのもしれないが、アレはなかなかどうして、したたかな男だぞ?」
キャスター様は、ずいぶんとおかしなことを言う。
「『したたか』って、どんなところがですか?」
むしろハルトは、周囲にすごく気をつかうタイプだと思うんだけどな……。
そんな『食わせもの』みたいなイメージは、まったくないのに。
「己の言うべきことは物怖じせずに、主張するところだろうか?それもロトが絡んだときにかぎり、だが。なにより老獪なこの国の重鎮たち相手でさえも、それができるのは肝が据わっているというか、したたかな証拠だと思うぞ?」
思案げな顔で、そんなことを言うキャスター様に、ボクはますますわけがわからなくなっていく。
「えーと……それって、ハルトはボクとはちがって賢いから、簡単にだまされたりしないってことだけではないですか?」
昔からハルトは貴族が受けるような高等教育を受けてきたみたいに賢くて、しかしそれにおごることなく、スラムに住む学のないボクたちにも惜しみなくその知恵を授けてくれたっけ。
知恵だって立派な商売道具になるのだから、それをかんがえたらハルトは聖人君子と言ってもさしつかえないような気がする。
そういうところがボクとハルトでは、全然ちがう。
油断をすると、つい先刻までボクの心を真っ黒く染めていたその気持ちが、ふたたび顔を出しそうになる。
ダメだ、せっかくキャスター様のおかげで、ボクは人の心を取りもどせたのに!
そう自分を叱咤し、努めて冷静になろうとする。
そうして、今言われたことをかんがえてみた。
仮にキャスター様の言うとおり、本当はハルトがしたたかなのだとしても、なにも問題はないはずだ。
きっとボクがなにも知らないバカだから、これまでだってハルトが代わりに色々と警戒しなきゃならなかったからもあると思うし。
「信じられないか?だが、ロトの前ではどうだったのかは知らないが、少なくともあいつが王宮に来てからというもの、お前にたいする過保護ぶりが異常だったのは事実だ」
「ハルトはほら、だれにでもやさしいですから……」
苦笑まじりにこたえたところで、キャスター様はゆるくかぶりを振る。
「そうではないぞ。俺がこの想いを自覚してからというもの、ハルトからようやく今日の夕方になってお前に想いを告げるのを許可されたくらいなんだ。あいつは本当にロトが絡むと、とたんに頑固になる!」
「そう、なんですか……?」
やっぱり、いまいちピンとこない。
「ウソじゃないからな?これでも俺はまだマシなほうとはいえ、リュクスではないからと近づくことさえ禁止されていたのは事実だからな……ほかの奴らなんて近づくことはおろか、気軽に話しかけることさえも規制されていたくらいだったからなぁ……」
しみじみと言われ、その言葉の意味を懸命に咀嚼する。
「えぇっ!?」
なにそれ、全然知らなかったんだけど?!
「やはり……その反応ということは知らなかったようだな。そんなことだろうと思った」
そんなボクにたいして、キャスター様は深々とため息をつく。
「俺の口からはこれ以上のことは言えないが、帰ったら直接ハルトに聞いてみるといい。あいつの過保護っぷりは、もはや常軌を逸しているレベルだからな……」
「はい……」
苦虫を噛みつぶしたようなその表情に、どうやらこの話は根が深そうだと察するしかなかった。
そうして暗い夜道を馬で駆け抜ければ、あっという間に王宮へとたどりつく。
出たときはあんなに苦労したのに、馬に乗ったらあっという間だなんて、なんだか理不尽な気もするけれど……。
「ロト!大丈夫だった!?」
城門の横にある通用門からなかに入れば、待ち受けていたハルトが駆け寄ってくる。
そしてキャスター様の手を借りて下ろしてもらったところに、ぎゅっと抱きつかれた。
「ハルト……心配かけてごめん……」
「ううん、ロトが無事ならそれでいいんだ!」
やさしい幼なじみにたいする申し訳なさが一気にふくらみ、鼻の奥がツンとなる。
「ボク、ハルトがリュクス様を選んでも応援するからね?」
でもここで泣くのは、なんかちがう。
そう思うからこそ、グッとこらえて笑いかける。
だけど。
「ロト!夕方のアレのせいで身を引こうなんてかんがえてるなら、気にしなくていいんだよ?僕にとってのいちばんは、ゆらぎようもなくロトなんだから!」
両肩をがっしりとつかまれ、真正面から告げられた。
……ほら、やっぱり。
ボクは大事な幼なじみに、気をつかわせてしまっている。
ハルトだって、まんざらでもなかったくせに。
どうしよう、せっかくおさまったはずの嫉妬心がふたたび鎌首をもたげそうだ。
「───あいかわらずハルトはやさしいね?でもボク、もう大丈夫だよ。本当の命の恩人は、リュクス様じゃなくてキャスター様なんだってわかったから……だからその……リュクス様が好きなのはハルトなんだもん、ハルトも遠慮なんてしないでね?」
それでも最後の意地で、必死に笑顔をとりつくろう。
ひりひりと、心には妬けつきそうな気持ちが種火のように居座っていたけれど、今度こそがんばって乗りこえてみせる!
そんなふうに決意を固めたところだったのに……。
「ちがうよ!僕にとってのいちばんは、ロトだって言ったでしょ!?ロトが望むから、リュクスだけはロトに近づくのもゆるしてたんだ!でも、もう望まないというのなら、ほかでもないこの僕がロトをしあわせにするから!!」
ボクを見据えたまま、ハルトがそんな宣言をしてきた。
「っ??ど、どういうこと……??」
まったくもって、わけがわからない。
ボクがかんちがいをきっかけにしてリュクス様に惚れて、その気持ちを知ってたから、ハルトはリュクス様から告白されてもその想いを受け入れなかったんじゃないの?!
「だから、僕がこの世でいちばん好きで、大切なのはロトなんだってば!!この世界に生まれ変わって、はじめて好きになった『初恋の人』なんだよ!!」
「えぇっ!?」
顔を真っ赤に染めたハルトに、なかばさけぶように告白され、とっさにボクまでつられてさけぶ。
いや、だって、これまでそんなそぶり見せたことなかったよね!?
好きな人となら、キスをしたいって思うだろうし、イチャつきたいって思うよね?
でもハルトからの接触は、そんな欲を一切感じないものだった。
「だ、だって、いちばんそばにいた美人さんなんだよ?!しかも、いつだって僕にやさしいとか、絶対惚れるしかないじゃん!!」
真っ赤になったまま身もだえるハルトは、なんだかいつもの落ちついた感じとはちがっていて、目新しいというか。
「でもハルトは、リュクス様のこと、嫌いじゃないんでしょ?それこそ夕方に見たときは、まんざらでもなさそうだったけど……」
だからこそボクだって、あきらめなくちゃって思ったのに。
ハルトが相手でなければ、リュクス様のことだってゆずる気にはなれなかったと思う。
「それはたしかにそうかもしれないけど、なんていうかリュクスに好かれるのは、大きな犬になつかれたみたいなものでしかなくて。でも僕にとってのロトは、絶対になにがあっても守りたい存在だから……!!」
だから『神子』としての権力も総動員して、これまでボクを守ろうとしてきたのだと言う。
「で、でもボクはロクでもないお仕事で稼いできた穢れた存在で、王宮ではたらく皆からも遠巻きにされてたくらいなのに……」
「それは僕が『神子』としての権限を発動したからなんだ!『リュクス以外のヤツは、ロトに近づくんじゃない』って!」
そんなことはないだろうと言うボクの言葉は、即座にくつがえされていった。
───おかしい、ボクの思い込みは、本当にただの思い込みでしかなかったみたいな展開だ。
だってこれじゃ、ボクが感じていた疎外感というか、引け目のようなものは、むしろすべてハルトのせいだったみたいじゃないか?!
「ほらロト、俺が言ったとおりだろう?あいつはお前限定で、過保護がすぎるのだと……」
ボクの混乱を肯定するようなその声は、背後から聞こえてきた、心底あきれかえったようなキャスター様の声だった。
なんていうか、黙ってしまったらおたがいに気はずかしくてたまらなくなりそうだったから。
「ついでに言えば、お前にとってのハルトは、まるで聖人君子のように思っているのもしれないが、アレはなかなかどうして、したたかな男だぞ?」
キャスター様は、ずいぶんとおかしなことを言う。
「『したたか』って、どんなところがですか?」
むしろハルトは、周囲にすごく気をつかうタイプだと思うんだけどな……。
そんな『食わせもの』みたいなイメージは、まったくないのに。
「己の言うべきことは物怖じせずに、主張するところだろうか?それもロトが絡んだときにかぎり、だが。なにより老獪なこの国の重鎮たち相手でさえも、それができるのは肝が据わっているというか、したたかな証拠だと思うぞ?」
思案げな顔で、そんなことを言うキャスター様に、ボクはますますわけがわからなくなっていく。
「えーと……それって、ハルトはボクとはちがって賢いから、簡単にだまされたりしないってことだけではないですか?」
昔からハルトは貴族が受けるような高等教育を受けてきたみたいに賢くて、しかしそれにおごることなく、スラムに住む学のないボクたちにも惜しみなくその知恵を授けてくれたっけ。
知恵だって立派な商売道具になるのだから、それをかんがえたらハルトは聖人君子と言ってもさしつかえないような気がする。
そういうところがボクとハルトでは、全然ちがう。
油断をすると、つい先刻までボクの心を真っ黒く染めていたその気持ちが、ふたたび顔を出しそうになる。
ダメだ、せっかくキャスター様のおかげで、ボクは人の心を取りもどせたのに!
そう自分を叱咤し、努めて冷静になろうとする。
そうして、今言われたことをかんがえてみた。
仮にキャスター様の言うとおり、本当はハルトがしたたかなのだとしても、なにも問題はないはずだ。
きっとボクがなにも知らないバカだから、これまでだってハルトが代わりに色々と警戒しなきゃならなかったからもあると思うし。
「信じられないか?だが、ロトの前ではどうだったのかは知らないが、少なくともあいつが王宮に来てからというもの、お前にたいする過保護ぶりが異常だったのは事実だ」
「ハルトはほら、だれにでもやさしいですから……」
苦笑まじりにこたえたところで、キャスター様はゆるくかぶりを振る。
「そうではないぞ。俺がこの想いを自覚してからというもの、ハルトからようやく今日の夕方になってお前に想いを告げるのを許可されたくらいなんだ。あいつは本当にロトが絡むと、とたんに頑固になる!」
「そう、なんですか……?」
やっぱり、いまいちピンとこない。
「ウソじゃないからな?これでも俺はまだマシなほうとはいえ、リュクスではないからと近づくことさえ禁止されていたのは事実だからな……ほかの奴らなんて近づくことはおろか、気軽に話しかけることさえも規制されていたくらいだったからなぁ……」
しみじみと言われ、その言葉の意味を懸命に咀嚼する。
「えぇっ!?」
なにそれ、全然知らなかったんだけど?!
「やはり……その反応ということは知らなかったようだな。そんなことだろうと思った」
そんなボクにたいして、キャスター様は深々とため息をつく。
「俺の口からはこれ以上のことは言えないが、帰ったら直接ハルトに聞いてみるといい。あいつの過保護っぷりは、もはや常軌を逸しているレベルだからな……」
「はい……」
苦虫を噛みつぶしたようなその表情に、どうやらこの話は根が深そうだと察するしかなかった。
そうして暗い夜道を馬で駆け抜ければ、あっという間に王宮へとたどりつく。
出たときはあんなに苦労したのに、馬に乗ったらあっという間だなんて、なんだか理不尽な気もするけれど……。
「ロト!大丈夫だった!?」
城門の横にある通用門からなかに入れば、待ち受けていたハルトが駆け寄ってくる。
そしてキャスター様の手を借りて下ろしてもらったところに、ぎゅっと抱きつかれた。
「ハルト……心配かけてごめん……」
「ううん、ロトが無事ならそれでいいんだ!」
やさしい幼なじみにたいする申し訳なさが一気にふくらみ、鼻の奥がツンとなる。
「ボク、ハルトがリュクス様を選んでも応援するからね?」
でもここで泣くのは、なんかちがう。
そう思うからこそ、グッとこらえて笑いかける。
だけど。
「ロト!夕方のアレのせいで身を引こうなんてかんがえてるなら、気にしなくていいんだよ?僕にとってのいちばんは、ゆらぎようもなくロトなんだから!」
両肩をがっしりとつかまれ、真正面から告げられた。
……ほら、やっぱり。
ボクは大事な幼なじみに、気をつかわせてしまっている。
ハルトだって、まんざらでもなかったくせに。
どうしよう、せっかくおさまったはずの嫉妬心がふたたび鎌首をもたげそうだ。
「───あいかわらずハルトはやさしいね?でもボク、もう大丈夫だよ。本当の命の恩人は、リュクス様じゃなくてキャスター様なんだってわかったから……だからその……リュクス様が好きなのはハルトなんだもん、ハルトも遠慮なんてしないでね?」
それでも最後の意地で、必死に笑顔をとりつくろう。
ひりひりと、心には妬けつきそうな気持ちが種火のように居座っていたけれど、今度こそがんばって乗りこえてみせる!
そんなふうに決意を固めたところだったのに……。
「ちがうよ!僕にとってのいちばんは、ロトだって言ったでしょ!?ロトが望むから、リュクスだけはロトに近づくのもゆるしてたんだ!でも、もう望まないというのなら、ほかでもないこの僕がロトをしあわせにするから!!」
ボクを見据えたまま、ハルトがそんな宣言をしてきた。
「っ??ど、どういうこと……??」
まったくもって、わけがわからない。
ボクがかんちがいをきっかけにしてリュクス様に惚れて、その気持ちを知ってたから、ハルトはリュクス様から告白されてもその想いを受け入れなかったんじゃないの?!
「だから、僕がこの世でいちばん好きで、大切なのはロトなんだってば!!この世界に生まれ変わって、はじめて好きになった『初恋の人』なんだよ!!」
「えぇっ!?」
顔を真っ赤に染めたハルトに、なかばさけぶように告白され、とっさにボクまでつられてさけぶ。
いや、だって、これまでそんなそぶり見せたことなかったよね!?
好きな人となら、キスをしたいって思うだろうし、イチャつきたいって思うよね?
でもハルトからの接触は、そんな欲を一切感じないものだった。
「だ、だって、いちばんそばにいた美人さんなんだよ?!しかも、いつだって僕にやさしいとか、絶対惚れるしかないじゃん!!」
真っ赤になったまま身もだえるハルトは、なんだかいつもの落ちついた感じとはちがっていて、目新しいというか。
「でもハルトは、リュクス様のこと、嫌いじゃないんでしょ?それこそ夕方に見たときは、まんざらでもなさそうだったけど……」
だからこそボクだって、あきらめなくちゃって思ったのに。
ハルトが相手でなければ、リュクス様のことだってゆずる気にはなれなかったと思う。
「それはたしかにそうかもしれないけど、なんていうかリュクスに好かれるのは、大きな犬になつかれたみたいなものでしかなくて。でも僕にとってのロトは、絶対になにがあっても守りたい存在だから……!!」
だから『神子』としての権力も総動員して、これまでボクを守ろうとしてきたのだと言う。
「で、でもボクはロクでもないお仕事で稼いできた穢れた存在で、王宮ではたらく皆からも遠巻きにされてたくらいなのに……」
「それは僕が『神子』としての権限を発動したからなんだ!『リュクス以外のヤツは、ロトに近づくんじゃない』って!」
そんなことはないだろうと言うボクの言葉は、即座にくつがえされていった。
───おかしい、ボクの思い込みは、本当にただの思い込みでしかなかったみたいな展開だ。
だってこれじゃ、ボクが感じていた疎外感というか、引け目のようなものは、むしろすべてハルトのせいだったみたいじゃないか?!
「ほらロト、俺が言ったとおりだろう?あいつはお前限定で、過保護がすぎるのだと……」
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