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173:少なすぎる体力がうらめしい
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なんの予兆かわからなくて不安に思う一方で、なんとなく今のは核心に迫ったほうなんじゃないかって、わけもなく確信めいた気持ちもあった。
だって、既視感というのはちょっとちがうかもしれないけれど、それに似た感覚がふしぎとこみあげてくるんだ。
それこそはじめてこの感覚を味わったのは、この世界に来てすぐのころ、探索に出た廊下でパレルモ様が襲われているかもしれないなんて聞いて、あわてて駆けつけようとしていたときだったっけか?
該当する部屋の前に来たとき、ちょうどこのチリッとした感覚が、首の後ろに走ったんだよな。
そして本当にその部屋のなかにパレルモ様がいて、まさに盛ったモブどもに襲われそうになっていた。
でもそれは『襲われそうになっていた』だけで、致命的なナニかが起きたわけではなく、結果的には無事に助け出せたわけだ。
それを踏まえると、むしろこれはなにかしらのヒントをあたえるためのものなんじゃないかって、かんがえられるんじゃないだろうか?
だから不安に思う必要なんてないと思うのは、さすがに楽観視しすぎだろうか?
ちなみにさっきの俺がかんがえていたのは、この世界に侵食して改変をくわえてきた犯人からの制約が、あまりにも強すぎるってことだった。
因果応報の世界観を持つここで、その制約をかける力の強さは、きっとなにかのヒントになる。
かんがえろ、かんがえるんだ!
そこから導き出されるこたえを!!
そう自分を追い込もうとするのに、でもそれどころじゃなくて。
断続的な波のように襲い来る頭痛にくわえて、倦怠感までもが襲ってくる。
そういや俺、ここに来る前には毒殺されかかってたんだもんな……そりゃもとからない体力も、さらになくなっていてもおかしくはないか……。
「ねぇ、ちょっと!僕なんかより、よっぽどあなたのほうが具合悪そうなんですけど?!」
「わる、い……」
心配するな、大丈夫だからって、そう言いたかったハズなのに、サァッと音を立てて血の気が引いていく感覚に襲われる。
「やだッ、ちょっと、しっかりして!?テイラー!テイラーってば!!」
視界のはしからあらわれた砂嵐によって占められていき、切羽詰まったようなクレセントの声すらもどんどん遠くなっていく。
「~~~~っ!」
残念ながら、意識を保っていられたのはそこまでだった。
最後に感じた衝撃は、きっと自分が地面に倒れたときのものなのだろうとわかったけれど、それだけでしかなくて。
薄れていく意識のなか、最後に気になっていたのは、またブレイン殿下に心配をかけてしまうなってことだけだった。
「我が創造主様ぁ~~っ!ご無事ですかーっ!!?」
目を開けたとたん、目も覚めるような美女のドアップに出迎えられた。
一般論として、美しいものを見るのは、癒しのひとつではあるけれど。
「いやいやいや、近すぎるからっ!」
「だって、心配なんですもん!創造主様は、すぐに無茶ばかりなさるから……」
「それについては、すなおにあやまるよ。スマン」
涙ぐむ相手にそっとハンカチを差し出しながら、謝罪の言葉を口にする。
いやもう、こうして何度もくりかえせば、さすがにここが『星華の刻』の管理空間だってことくらいはわかった。
それと同時に、またもやテイラーが意識を失ったんだってことも。
でもあの独房に行くにあたっては、クレセントとの会話を聞かれたくなかったから入念に人払いをしていたし、ひょっとしていつまでも気づかれないなんてこともあるのか?
そしたらさすがにヤバイかも……?
うん、絶対にブレイン殿下からのお叱りタイムが待ってるヤツじゃないか。
「ちなみに創造主様が意図せず意識を失われた場合、すぐに通報装置が発動してお迎えが来るので、そこはご安心くださいませ~」
「あ、そうなんだ……?」
さっそくこちらの思考を読んだらしい女神様によって、フォローが入った。
「はいー、ちょっと前に筋肉ゴリラさんによってモブレの危機に落とされそうになったときに、セラーノが助けに入れたのもおなじ理由からですし」
「あぁ、そういえばなんかピアスにそんな機能がついているんだっけか……」
直前にいろいろありすぎて、そんなこと、すっかり忘れていた。
「そうだ、直前と言えば、クレセント!」
「ウフフ、またもや創造主様は無自覚タラシでいらっしゃるから……でもまさか、そんな方法で管理下に置こうとするなんて、私ちっとも思いつきませんでしたわ」
あわてて身を起こした俺に、女神様は楽しげにほほえむ。
「ん、『そんな方法』?それって『テストプレイユーザー』がどうとかいう?」
「はい、クレセントさんはヒロインとは別のプレイヤーとなって、攻略対象とされる方々との絆を育む権利があたえられたのですわ」
「はあっ?!」
あまりのことに、おどろきが隠しきれない。
いやいやいや、なにがどうしてこうなった?!
「前までのあの方は、この世界にまぎれこんだ異分子でしかなかったんですわ。だからこそ、この世界を司る女神である私の力もおよばなかったですし、排除しなければならない存在でした。しかしこのたび、この世界を構成するひとかけらとなったことで、私の力がおよぶ範囲の存在になったのです!」
どや顔で胸をそらす女神様に、なんと表現していいかわからない気持ちが広がっていった。
「それって、クレセントがこの世界にとってよくないことをしたときに、なにかしらの制約をかけたりできるってことか?」
「はい!これでいつでも暴走を止められますわ~」
それはたしかにそうなんだけど、でもさ、問題だってあるんだぞ?
「でもちょっと待て、たしかこの世界に侵食してきたヤツは、自分のことをだれかに話したりできないような制約をかけていたんじゃなかったっけ?」
それは、はじめて会ったときの女神様が、そうだったように。
己の正体を暴かれないようにという、前提条件が付されていたハズ。
「あ……それは、その、たしかにそうではあるのですが……」
「ハァ~、やっぱり楽して聞き出すことは無理そうだな」
急にしどろもどろになる女神様の様子を見て、あらためて立ちふさがる壁の高さに気づき、大きくため息をついたのだった。
だって、既視感というのはちょっとちがうかもしれないけれど、それに似た感覚がふしぎとこみあげてくるんだ。
それこそはじめてこの感覚を味わったのは、この世界に来てすぐのころ、探索に出た廊下でパレルモ様が襲われているかもしれないなんて聞いて、あわてて駆けつけようとしていたときだったっけか?
該当する部屋の前に来たとき、ちょうどこのチリッとした感覚が、首の後ろに走ったんだよな。
そして本当にその部屋のなかにパレルモ様がいて、まさに盛ったモブどもに襲われそうになっていた。
でもそれは『襲われそうになっていた』だけで、致命的なナニかが起きたわけではなく、結果的には無事に助け出せたわけだ。
それを踏まえると、むしろこれはなにかしらのヒントをあたえるためのものなんじゃないかって、かんがえられるんじゃないだろうか?
だから不安に思う必要なんてないと思うのは、さすがに楽観視しすぎだろうか?
ちなみにさっきの俺がかんがえていたのは、この世界に侵食して改変をくわえてきた犯人からの制約が、あまりにも強すぎるってことだった。
因果応報の世界観を持つここで、その制約をかける力の強さは、きっとなにかのヒントになる。
かんがえろ、かんがえるんだ!
そこから導き出されるこたえを!!
そう自分を追い込もうとするのに、でもそれどころじゃなくて。
断続的な波のように襲い来る頭痛にくわえて、倦怠感までもが襲ってくる。
そういや俺、ここに来る前には毒殺されかかってたんだもんな……そりゃもとからない体力も、さらになくなっていてもおかしくはないか……。
「ねぇ、ちょっと!僕なんかより、よっぽどあなたのほうが具合悪そうなんですけど?!」
「わる、い……」
心配するな、大丈夫だからって、そう言いたかったハズなのに、サァッと音を立てて血の気が引いていく感覚に襲われる。
「やだッ、ちょっと、しっかりして!?テイラー!テイラーってば!!」
視界のはしからあらわれた砂嵐によって占められていき、切羽詰まったようなクレセントの声すらもどんどん遠くなっていく。
「~~~~っ!」
残念ながら、意識を保っていられたのはそこまでだった。
最後に感じた衝撃は、きっと自分が地面に倒れたときのものなのだろうとわかったけれど、それだけでしかなくて。
薄れていく意識のなか、最後に気になっていたのは、またブレイン殿下に心配をかけてしまうなってことだけだった。
「我が創造主様ぁ~~っ!ご無事ですかーっ!!?」
目を開けたとたん、目も覚めるような美女のドアップに出迎えられた。
一般論として、美しいものを見るのは、癒しのひとつではあるけれど。
「いやいやいや、近すぎるからっ!」
「だって、心配なんですもん!創造主様は、すぐに無茶ばかりなさるから……」
「それについては、すなおにあやまるよ。スマン」
涙ぐむ相手にそっとハンカチを差し出しながら、謝罪の言葉を口にする。
いやもう、こうして何度もくりかえせば、さすがにここが『星華の刻』の管理空間だってことくらいはわかった。
それと同時に、またもやテイラーが意識を失ったんだってことも。
でもあの独房に行くにあたっては、クレセントとの会話を聞かれたくなかったから入念に人払いをしていたし、ひょっとしていつまでも気づかれないなんてこともあるのか?
そしたらさすがにヤバイかも……?
うん、絶対にブレイン殿下からのお叱りタイムが待ってるヤツじゃないか。
「ちなみに創造主様が意図せず意識を失われた場合、すぐに通報装置が発動してお迎えが来るので、そこはご安心くださいませ~」
「あ、そうなんだ……?」
さっそくこちらの思考を読んだらしい女神様によって、フォローが入った。
「はいー、ちょっと前に筋肉ゴリラさんによってモブレの危機に落とされそうになったときに、セラーノが助けに入れたのもおなじ理由からですし」
「あぁ、そういえばなんかピアスにそんな機能がついているんだっけか……」
直前にいろいろありすぎて、そんなこと、すっかり忘れていた。
「そうだ、直前と言えば、クレセント!」
「ウフフ、またもや創造主様は無自覚タラシでいらっしゃるから……でもまさか、そんな方法で管理下に置こうとするなんて、私ちっとも思いつきませんでしたわ」
あわてて身を起こした俺に、女神様は楽しげにほほえむ。
「ん、『そんな方法』?それって『テストプレイユーザー』がどうとかいう?」
「はい、クレセントさんはヒロインとは別のプレイヤーとなって、攻略対象とされる方々との絆を育む権利があたえられたのですわ」
「はあっ?!」
あまりのことに、おどろきが隠しきれない。
いやいやいや、なにがどうしてこうなった?!
「前までのあの方は、この世界にまぎれこんだ異分子でしかなかったんですわ。だからこそ、この世界を司る女神である私の力もおよばなかったですし、排除しなければならない存在でした。しかしこのたび、この世界を構成するひとかけらとなったことで、私の力がおよぶ範囲の存在になったのです!」
どや顔で胸をそらす女神様に、なんと表現していいかわからない気持ちが広がっていった。
「それって、クレセントがこの世界にとってよくないことをしたときに、なにかしらの制約をかけたりできるってことか?」
「はい!これでいつでも暴走を止められますわ~」
それはたしかにそうなんだけど、でもさ、問題だってあるんだぞ?
「でもちょっと待て、たしかこの世界に侵食してきたヤツは、自分のことをだれかに話したりできないような制約をかけていたんじゃなかったっけ?」
それは、はじめて会ったときの女神様が、そうだったように。
己の正体を暴かれないようにという、前提条件が付されていたハズ。
「あ……それは、その、たしかにそうではあるのですが……」
「ハァ~、やっぱり楽して聞き出すことは無理そうだな」
急にしどろもどろになる女神様の様子を見て、あらためて立ちふさがる壁の高さに気づき、大きくため息をついたのだった。
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