先輩に帰りたくないっておねだりしたら…

ひーくん

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先輩←後輩

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状況→片想い中の先輩とお出かけだが帰る前
『 』→先輩の喋り
【 】→SE(あれば)
( )→リアクション

【ショッピングモールにて足音】
「あー買い物楽しかった!」
『…可愛いねぇ』
「いや私可愛くないですよ!先輩眼科行った方がいいですよ」
『なんでよ、本音言ったのに』
「私が可愛いと言われるなら世界中の女の子皆可愛いって事です」
『それは真顔で言う事ではないね』
「てか、先輩は良かったんですか?」
『ん?何が?』
「せっかくの休みなのに私に付き合って貰って、彼女さんいたら申し訳ないなと思いまして」
『俺彼女いないよ。だからこうやって一緒にいるの』
「それならいいですけど…先輩は今日楽しかったですか?」
『今日?楽しかったよ』
「私も久しぶりに先輩に会えてとっても嬉しいです!」
(ハニカミながら笑う)
『…そーゆー純粋なとこが可愛いんだけどな』←ボソッと
「ん?何か言いました?」
『いや、何でもないよ』

(数秒足音)
『さ、そろそろ帰ろうか。親御さんも心配するだろうし』
(女の子立ち止まる)
「先輩」
『ん?どうした?』
(袖口ぎゅっとしながら)
「帰りたくないです」
『…えっ?』←動揺しながら
「今日が楽しくて明日からまた会えなくなるのは悲しいです」
『いやいや、それどういう事言っているか分かってるの?自分で』
『俺は男で君は女の子、何があるか分かんないんだよ」
「・・・分かってはいますが、離れたくないです」
『困ったねぇ・・・』
「…それが叶わないなら、今日は沢山わがまま聞いて貰ったけど最後にもう1つだけ言いたい事があるので、待ち合わせ場所に行きませんか?」
『ここではダメなの?』
「ここだと恥ずかしくて言えません!」
『…分かった、送ってくよ』

場面転換
(車のブレーキ音)
『はい、到着』
「早いなぁもう着いちゃった」
『…で、話したい事って何?』
「先輩に頼みたい事がありまして…」
『聞ける事なら聞くよ?』
「…先輩にハグしていいですか?」
『…えっ?ごめんもう一回言ってくれない?』
「だから!!!…先輩とハグしたいんです」ウルウル
『いや、俺でいいの?』
「先輩がいいんです」
『んと…じゃあ…どうぞ』
「では、失礼します」
(恐る恐るハグする)
「先輩の匂いだ…」
『いや、結構これ恥ずかしいわ』
「もうちょっと駄目ですか?」
『俺以外にもこうしてるの?』
「先輩以外にはした事ないです。先輩が初めてです」
『…俺が初めてって…それ凄く嬉しい』
(強く抱きしめる)
「先輩、苦しいです」
『あぁ、ごめんごめん』
(先輩離れるが、また抱き着く)
「もう一つわがまま言います」
『あれ?1個じゃなかったっけ』
「むしろこっちが本当に聞きたかった事なんですけど」
『特別に聞くよ』
「先輩は自分の事、どう思ってますか?」
『えっ、何で?』
「1年目の時にちょっと関わりあっただけなのに、こうやって会ってくれるって期待しちゃうじゃないですか。」
「…私、先輩の事が好きなんです」
「あっ、違うなら違うでいいんです!じゃあまた会いましょう!」
(バッと離れて歩き出す)
『待って!』
(腕を掴まれてバックハグされる)
「先輩?」
『俺さ、自分に自信ないんだよ』
「えっ?」
『君は純粋で誰にも優しいから、俺なんか眼中に無いと思ってた』
『俺が告白して、君の反応見るのが怖かった』
(耳元にて)
『…俺も君のことが好きなんだよ。だから今日のデートは俺も楽しみにしてた』
「…本当ですか?」
『だから本当は俺から告白しようと思ったのに、君が先に言うから言えなくなったじゃないか』
(離れて正面向くが、先輩の耳が赤くなってる事に後輩が気付く)
「先輩耳赤くなってますよ!」
『うるせっ、めちゃくちゃ勇気出したんだぞ』
「フフッ、じゃあ両想いですね!」
『…てことは』
「はい、これから先輩後輩だけじゃなくて彼氏彼女としてよろしくお願いします!」
『…よっしゃー!めちゃくちゃ嬉しい!』
(再びハグ)



ハグでフェードアウト
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