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こんな感じで異世界へ。テンプレ・・・・・・かな?
志原のそっくりモッサリボッサボサ。―前編―
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ズーンン・・・・・・。
巨大な音がする。
まるで、ビルの発破解体のような音、巨大な質量が高いところから落ちてくるときの音だ。
ズーンン・・・・・・。
ゆっくりと、また一つのビルが倒壊したようだ。その度に俺のベッドも大きく揺れる。・・・・・・いや、俺のベッドはこんなにゴツゴツしていないと言うか、少し弓なりに仰け反る様にしてあるベッドなど存在するわけがない!
「寝難過ぎだろ!」
盛大にツッコみ飛び起きれば、目の前に広がるのは目が覚めるような(今まで寝てたし?)広々とした晴天。雲一つない。そして、視界にはビル一つないそんな大自然の中に俺はいた。
「・・・・・・すげぇ」
おったまげたとはこの事だろう。人工物の一切ない世界とはかくも美しいものなのか。木々は原初の青さを生き生きと誇り、空は己の視界の狭さを呪いたくなるほどの広さだ。もしも、こんな光景の中にずっといられるのなら、志原のおっぱいを揉めなくても良い・・・・・・いや、やっぱ駄目だ。
「おっぱい・・・・・・」
どうにもあれ以来俺の頭は7割(実際9割)があの柔らかさにやられている。少女のそれは芯が残って硬いなどと知ったかのクラスメイトが言っていたが、今度会ったら鼻で笑ってやりたい。
ザリ
「・・・・・・」
先程から地震が止まない。そして、あの大きな倒壊音もだ。ついでに言ってしまうと、どうやら俺は移動しているらしい。そう、このザリザリの肌を持つ何かに乗って。
「いやぁ、木々が視線の下にあるからおかしいな、とは思ったんだよねぇ」
アハハ、と、無理に笑ってみる。笑ってはみるが、全然笑えない。恐る恐る下を覗いて見ればどうやら茶と緑が混ざったような土手の上にいるようだ。そう、動く巨大な土手。
「んなもんあるか!」
一人ツッコミと言う奴はどうしてこう空しいんだ――
「PUOOOOO!」
・・・・・・いや、やっぱり一人ツッコミ最高! 他の奴の、それも明らかに大きすぎる声を出す奴のツッコミなんていらない。
背後からの大音量と言う言葉では言い表せない音に、自然とガチガチと歯の根が噛み合わなくなってしまう。
「お、落ちつけ。きっと車のクラクションだ。きっと振り向けばオッサンが乗るクラシックカーが!」
勢いよく振り向く。
・・・・・・人間は後悔を先にさせてもらえるようには出来ていない。そう、実感させられる光景だ。
丹波竜(http://www.dd-lib.net/sort/kobetsu.cgi?sn=1233574827_223433523)
全長20mにもなる竜脚系類なそいつは、便乗者など気にせずズシンズシンと大自然を進む。
俺は、そいつの背中、地表から約10mのところで、運命を呪う事しか出来なかった。
「PUOOOO!」
巨大な音がする。
まるで、ビルの発破解体のような音、巨大な質量が高いところから落ちてくるときの音だ。
ズーンン・・・・・・。
ゆっくりと、また一つのビルが倒壊したようだ。その度に俺のベッドも大きく揺れる。・・・・・・いや、俺のベッドはこんなにゴツゴツしていないと言うか、少し弓なりに仰け反る様にしてあるベッドなど存在するわけがない!
「寝難過ぎだろ!」
盛大にツッコみ飛び起きれば、目の前に広がるのは目が覚めるような(今まで寝てたし?)広々とした晴天。雲一つない。そして、視界にはビル一つないそんな大自然の中に俺はいた。
「・・・・・・すげぇ」
おったまげたとはこの事だろう。人工物の一切ない世界とはかくも美しいものなのか。木々は原初の青さを生き生きと誇り、空は己の視界の狭さを呪いたくなるほどの広さだ。もしも、こんな光景の中にずっといられるのなら、志原のおっぱいを揉めなくても良い・・・・・・いや、やっぱ駄目だ。
「おっぱい・・・・・・」
どうにもあれ以来俺の頭は7割(実際9割)があの柔らかさにやられている。少女のそれは芯が残って硬いなどと知ったかのクラスメイトが言っていたが、今度会ったら鼻で笑ってやりたい。
ザリ
「・・・・・・」
先程から地震が止まない。そして、あの大きな倒壊音もだ。ついでに言ってしまうと、どうやら俺は移動しているらしい。そう、このザリザリの肌を持つ何かに乗って。
「いやぁ、木々が視線の下にあるからおかしいな、とは思ったんだよねぇ」
アハハ、と、無理に笑ってみる。笑ってはみるが、全然笑えない。恐る恐る下を覗いて見ればどうやら茶と緑が混ざったような土手の上にいるようだ。そう、動く巨大な土手。
「んなもんあるか!」
一人ツッコミと言う奴はどうしてこう空しいんだ――
「PUOOOOO!」
・・・・・・いや、やっぱり一人ツッコミ最高! 他の奴の、それも明らかに大きすぎる声を出す奴のツッコミなんていらない。
背後からの大音量と言う言葉では言い表せない音に、自然とガチガチと歯の根が噛み合わなくなってしまう。
「お、落ちつけ。きっと車のクラクションだ。きっと振り向けばオッサンが乗るクラシックカーが!」
勢いよく振り向く。
・・・・・・人間は後悔を先にさせてもらえるようには出来ていない。そう、実感させられる光景だ。
丹波竜(http://www.dd-lib.net/sort/kobetsu.cgi?sn=1233574827_223433523)
全長20mにもなる竜脚系類なそいつは、便乗者など気にせずズシンズシンと大自然を進む。
俺は、そいつの背中、地表から約10mのところで、運命を呪う事しか出来なかった。
「PUOOOO!」
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