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秀頼ルート 黒幕捜査1
茶室と尼(エロ度★☆☆☆☆)
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小坊主は俺達を茶室に案内すると、まだ掃除の途中なのでと山門に戻っていった。
うん、比叡山への寄進は今度から倍にしてやろう。
「・・・・・・驚くでしょうね」
「うん。桜、心の声を読むな」
それにしても、まさに接待用なのだろうか。
お寺の入り口に茶室など有るのかと不思議に思う。
「ま、入ってみるか」
「はい」
からりと扉を開け、躙り口に頭を下げて中に入る。
・・・・・・狭い!
「豊秀様は大きいですからねぇ」
たしかに俺はこの時代では規格外だけれども・・・・・・。
「あらあら、大丈夫ですか?」
そうやって苦労して入った先には、ころころと穏やかに笑う美しい尼僧がいた。
ほほう?
いや、なかなかこれはこれで。
整った面長の顔に、優し気な口元。
やはり尼僧だからなのだろうか、凛として涼し気な雰囲気。
頭には頭巾? を乗せているが、恐らく剃髪しているのだろう。
てか、なにより背徳感がたまらない。
「・・・・・・やめてくださいよ」
「なにが?」
ぼそりと桜に注意される。
いやいや、しませんって。
昨日たっぷりたらに絞られたしね。
「どうぞ、お座りください」
「あ、どもども」
予め敷かれていた茣蓙に桜と二人で座る。
中でお湯も使うし、どうにも空気がこもる造りだからだろうか。
部屋の中はもう秋も過ぎたと言うのに少し蒸し暑い。
二人が落ち着いたと見るや、尼僧はお茶をたて始める。
シャカシャカと言う小気味のいい音が部屋に響き、尼僧の所作に自然と目が奪われる。
細く長い指が茶せんに優しく添えられ揺すられる。
少しかがんだからだろうか、一瞥しただけでは分からなかった豊満な胸が法衣越しに覗ける。
「うむ。良い!」
「豊秀様!」
茶をたて終わったのだろう。
コトリと茶せんを逆立てて置き、茶碗を俺の前に出してくる。
「どうぞ。粗茶でございますが」
「はは。どうも」
この時代の大名にとって茶の作法は一般教養。
俺にだって出来ないわけではない。
言葉遣いはともかく、きちんと礼儀にのっとり、茶碗を愛で・・・・・・あと何だっけ?
「フフ、所作など別に良いのですよ? お茶を楽しんでいただければそれでいいのです」
「あ、そうなの? では――」
「豊秀様。私に先に飲ませてください」
俺が飲もうとした茶を桜がひったくり、あっという間にクイッと飲み、茶碗を畳に叩きつける。
「毒ですね」
「あら、残念」
コロコロと尼僧が笑う。
だが、こちらとて毒を含まれたと聞けば先程と同じには受け取れない。
「桜、大丈夫か!?」
「ええ。致死性のものではありません。確かこの味は・・・・・・睡眠作用のある毒です」
眠り薬か。
でも何でだ?
俺の身分がバレたのか?
「なにが目的だ?」
尼僧を睨みながら尋ねる。
「それはこちらがお聞きしたいことです。忍びの者が御師様に何用です? あの方は私たちにとって大事なお方。素姓の怪しい者を合わせるわけにはまいりません」
どうやら俺の身分がバレたわけではないらしい。
だが、桜が忍びと気付くとは・・・・・・。
「あなたも忍びだったのですね? 私としたことが騙されました」
桜が尼僧を睨みながら、懐から手裏剣を取り出す。
だが、それにも尼僧は落ち着いたままで。
「昔のことです。今は見ての通り尼をやらせていただいております」
「・・・・・・武器は取らないのですか?」
「今は尼です。人を殺める道具などもつ必要はありません」
・・・・・・確かに眠り薬なら少量であれば死にはしないだろうけど。
「あのさ、じゃぁ、なんで山門を通したの?」
取り敢えずの身の危険がないようなので、俺も少しだけ警戒心を解く。
どちらにしても桜で対処できないことは俺には到底できない。
「御師様は誰にでもお会いになります。ですから私達が見極めねばなりません」
「・・・・・・つまり、天海の指示ではない、と?」
「ええ。御師様は人を害すことなどありません」
「そうでもないと思うけどな。だが、勘違いするな。俺達だって今回は天海を同行しようと言う気はない。ただ話を聞きたいだけだ」
そう言って尼僧と視線を交わす。
そして・・・・・・。
「俺は大日本帝国皇帝の豊臣秀頼。そう、伝えてくれ」
うん、比叡山への寄進は今度から倍にしてやろう。
「・・・・・・驚くでしょうね」
「うん。桜、心の声を読むな」
それにしても、まさに接待用なのだろうか。
お寺の入り口に茶室など有るのかと不思議に思う。
「ま、入ってみるか」
「はい」
からりと扉を開け、躙り口に頭を下げて中に入る。
・・・・・・狭い!
「豊秀様は大きいですからねぇ」
たしかに俺はこの時代では規格外だけれども・・・・・・。
「あらあら、大丈夫ですか?」
そうやって苦労して入った先には、ころころと穏やかに笑う美しい尼僧がいた。
ほほう?
いや、なかなかこれはこれで。
整った面長の顔に、優し気な口元。
やはり尼僧だからなのだろうか、凛として涼し気な雰囲気。
頭には頭巾? を乗せているが、恐らく剃髪しているのだろう。
てか、なにより背徳感がたまらない。
「・・・・・・やめてくださいよ」
「なにが?」
ぼそりと桜に注意される。
いやいや、しませんって。
昨日たっぷりたらに絞られたしね。
「どうぞ、お座りください」
「あ、どもども」
予め敷かれていた茣蓙に桜と二人で座る。
中でお湯も使うし、どうにも空気がこもる造りだからだろうか。
部屋の中はもう秋も過ぎたと言うのに少し蒸し暑い。
二人が落ち着いたと見るや、尼僧はお茶をたて始める。
シャカシャカと言う小気味のいい音が部屋に響き、尼僧の所作に自然と目が奪われる。
細く長い指が茶せんに優しく添えられ揺すられる。
少しかがんだからだろうか、一瞥しただけでは分からなかった豊満な胸が法衣越しに覗ける。
「うむ。良い!」
「豊秀様!」
茶をたて終わったのだろう。
コトリと茶せんを逆立てて置き、茶碗を俺の前に出してくる。
「どうぞ。粗茶でございますが」
「はは。どうも」
この時代の大名にとって茶の作法は一般教養。
俺にだって出来ないわけではない。
言葉遣いはともかく、きちんと礼儀にのっとり、茶碗を愛で・・・・・・あと何だっけ?
「フフ、所作など別に良いのですよ? お茶を楽しんでいただければそれでいいのです」
「あ、そうなの? では――」
「豊秀様。私に先に飲ませてください」
俺が飲もうとした茶を桜がひったくり、あっという間にクイッと飲み、茶碗を畳に叩きつける。
「毒ですね」
「あら、残念」
コロコロと尼僧が笑う。
だが、こちらとて毒を含まれたと聞けば先程と同じには受け取れない。
「桜、大丈夫か!?」
「ええ。致死性のものではありません。確かこの味は・・・・・・睡眠作用のある毒です」
眠り薬か。
でも何でだ?
俺の身分がバレたのか?
「なにが目的だ?」
尼僧を睨みながら尋ねる。
「それはこちらがお聞きしたいことです。忍びの者が御師様に何用です? あの方は私たちにとって大事なお方。素姓の怪しい者を合わせるわけにはまいりません」
どうやら俺の身分がバレたわけではないらしい。
だが、桜が忍びと気付くとは・・・・・・。
「あなたも忍びだったのですね? 私としたことが騙されました」
桜が尼僧を睨みながら、懐から手裏剣を取り出す。
だが、それにも尼僧は落ち着いたままで。
「昔のことです。今は見ての通り尼をやらせていただいております」
「・・・・・・武器は取らないのですか?」
「今は尼です。人を殺める道具などもつ必要はありません」
・・・・・・確かに眠り薬なら少量であれば死にはしないだろうけど。
「あのさ、じゃぁ、なんで山門を通したの?」
取り敢えずの身の危険がないようなので、俺も少しだけ警戒心を解く。
どちらにしても桜で対処できないことは俺には到底できない。
「御師様は誰にでもお会いになります。ですから私達が見極めねばなりません」
「・・・・・・つまり、天海の指示ではない、と?」
「ええ。御師様は人を害すことなどありません」
「そうでもないと思うけどな。だが、勘違いするな。俺達だって今回は天海を同行しようと言う気はない。ただ話を聞きたいだけだ」
そう言って尼僧と視線を交わす。
そして・・・・・・。
「俺は大日本帝国皇帝の豊臣秀頼。そう、伝えてくれ」
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