過去と現在を結ぶ異世界ストーリー

なつきいろ

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第4章 純愛の撫子とSランク冒険者

~季節と夏休み~

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前書き

第4章スタートです

会話パート

「」ユウジ 『』エステル []シャルロッテ

{}アオイ []サリー 〔〕ヒルダ 《》リア

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


 異世界イリアスにきて9ヶ月。帝都エクスペインに着いて半年
そして魔術大会から3ヶ月たったある日

 季節は早夏、今日は9月30日である
魔法学校は明日の10月1日から夏休みとなる
夏休みは晩夏の10月1日から早秋の13月1日までの3ヶ月間だ



初めは驚いた。13月ってなんだよ!?
 話を聞くとイリアスは1年が24ヶ月らしい
 つまりイリアスで1年経つと俺は2つ歳を取ることになるのか?
いやシャル達は実際1つしか歳をとらないしな・・・

 シャル、シルヴィ、エルナは現在16歳だから地球式で考えると32歳だな
 エステルは12歳だから地球だと24か。なるほど、それならあの体つきも納得だ

(あれ?24なら抱いてもよくね?セリーヌより年下だからさすがにまずいと思ったがそうでもないのか?てか、セリーヌはどう対応したらいいんだ?ショーマリーは地球式だった。やはりここはイリアス式で考えるべきか?イリアス式ならセリーヌは26だ。だ、抱けるな・・・。しかし数ヶ月前に『約束』したばかりだ。軽薄な男と見られたりしないかな?ただ、地球式で考えたら15歳まで4年近く待たせることになるんだよな?あそこまで一途に想われたら、さすがにそれは可愛そうだしなぁ。一度話し合うか、いずれバレるだろうしな。まぁ、セリーヌは受け入れできてるから後は俺次第なんだろが。とりあえず・・・エステルは全力で落とすと決めた!)

 話が逸れだが、季節は早春・晩春・早夏・晩夏・早秋・晩秋・早冬・晩冬の8つに分かれる
夏休みは10月~12月まで、冬休みは22月~24月までで、大体魔法学校には9ヶ月通って長期連休となる
連休が長いのは暦も長いからだろうか?

 (9ヶ月ほぼ休みなく通うとか真面目すぎだろ!まぁ適度にサボってたから今後もそうするが。別に出席確認してる訳でもなさそうだったし。自主性を重んじてるんだな、きっと。そうに違いない!そう信じよう)

 地球みたく一週間とかの概念はない。ただ月初めの1日だけはどの月でも休日となっているみたいだ
 オークションなどもこの休日に開催される
 オークション以外では武闘大会も開催月が決まっている
4月・10月・16月・22月の6ヶ月毎に開催される
 そう、明日からの10月はオークションと武闘大会があるのだ

(オークションと武闘大会は必ず参加だ。8月、9月のオークションではユニークアイテムはなかったからなぁ。滅多に出ないみたいだ。魔山はほとんど落とさないし。いちいちユニークモンスターを探すのもめんどくさいしな)

ちなみに魔術大会は7月と19月にあるみたいだ
 こちらはイリアス式で半年毎らしい
 それぞれ魔術大会後の2ヶ月(8月と9月、20月と21月)は期末期間となる

(8月はブラッド事件の影響で1ヶ月休校だったな、確か。イリアスの人は1年が24ヶ月もあるからか案外のんびりしてる感じだよな。1ヶ月休校とか実際驚いたよ)

もちろん期末試験なるものもあったが、俺は全科目パーフェクトを叩きだし魔法学校創設以来の天才魔術士という名誉を得た。
ただそのせいからか、通り名が『性癖の狂人』から『性癖の天才』に変わった。最悪だ。性癖の天才って・・・

(全科目パーフェクトは当たり前なんだよなぁ、俺には無限書庫があるんだから。解答用紙見ながら試験してるようなもんだし。それに無限書庫がなくても神眼もあるしな!ちょちょいと覗き見ぐらい訳がない)

ちなみに次席がエステルで、次が意外にもアオイだった
 アオイはやはり賢いようだ。シルヴィはかなり悔しがっていた

(さすがエステルなんだよなぁ。さすが俺の女だ!まだ攻略中だが。それより驚いたのはアオイだ。毎日真面目に授業受けて、家でも予習復習欠かさないしな。典型的な優等生キャラなんだよな。そのへんはサーシャに似てる。だからか仲もいいしな)

 俺達が異世界に召喚されたのはイリアスでは1月みたいだ
確かに少し肌寒ったような?
 帝国エクスペインに到着したのが4月で武闘大会月だった
 それから3ヶ月たった7月に魔術大会があった
 そして更に3ヶ月たって今現在となる

(早いものでイリアスにきてから9ヶ月か。なんだかんだ楽しい生活は送れてるよな。あとはヘイネを迎えに行けたらいいが、神殿にいってもダメだったんだよなぁ・・・。なにか条件があるのだろうか?とりあえずできることはしておくか。まずは夏休みどうするかだな)

□□□□

魔法学校マギスコレー・食堂

 今日が夏休み前の最後の授業だ
午前中の授業が終わり俺達はいつものように食堂で昼食を食べていた
 やはり勇者になっても夏休みは嬉しいものだ
明日からの夏休みが楽しみで仕方ない。何をしようかな?

 「エステルやシャル達は明日からの夏休みどう過ごすんだ?」
やはり貴族様はどこかバカンスだろうか?

 [私とシルヴィ、エルナは家族と毎年恒例の避暑地へのヴァカンスですわ。高山国リブループに別荘がございますの。せっかくですからハクト様とエステルさんもご一緒にどうでしょう?]

ヴァカンスだと!?発音から違うとか!
にしても避暑地?軽井沢みたいなところか?
 避暑地と聞いたら軽井沢ぐらいしか浮かばないのも悲しいが・・・

「ありがたいが俺は武闘大会に参加するから無理だな。誘ってくれてありがとな?」
この前の休校の時に予選をクリアしてきたからな!

 [そういえば以前言ってましたね。本当なら応援に行きたいのですが・・・]
 「家族と一緒なんだろ?気にすんな!どうせ俺の優勝なんだしな」
 優勝に興味はない!興味があるのは賞品だけだ!

 「それで、エステルはどうするんだ?シャル達と避暑地か?」
 『いや、遠慮するのじゃ。妾の家族も避暑地へ行くみたいじゃが、妾は武闘大会を見たいからエクスペインに残るのじゃ。ついでにお師匠様の応援をするのじゃ!お師匠様は武闘大会以外はどうするのじゃ?』

 俺の応援をするために残ってくれるとかエステル・・・
 これは脈ありだよな?ついに俺にデレてくれたか?
 家族よりも俺の応援を優先してくれたしな!
・・・なんだって?ついでにって言ってただろって?
アーキコエナイナー。ナニモキコエナイナー。

 (・・・いや、わかってはいるんだ。多少好意があるのはわかるが明確な恋愛感情ではないんだよな。いいお友達、なぐらいだ。俺の場合は愛情スキルを確認できる。だから俺に対して恋愛感情を抱けばエステルに愛情スキルが発現するし、俺の愛情度欄にもエステルが載るはずなんだ。実際最近気付いたが白鷺が愛情度欄にいるんだよな・・・。白鷺に愛情スキルが発現してるのは間違いないだろう。なぜ最近なんだ?なんかの前触れか?・・・まぁ白鷺は置いておいて、エステルだよ!くそっ!何が足りないんだ?魔法も教えてる、加護力も与えてる、装備だって渡したぞ?魔法学校にいるときは大体一緒でもある!強さと優しさ、尽くす誠意、いつも側にいる安心感、日本で考えられる恋人らしい条件は満たしてるはずなのに、なぜエステルにこの3ヶ月間愛情スキルが発現しないんだ!?)

 『お師匠様?どうしたのじゃ?』
おっと、長考しすぎたか。気をつけないと

「武闘大会以外は・・・冒険者稼業でもしてるかな?エクスペインの迷宮とかクリアしてみるか」
 『冒険者?お師匠様冒険者じゃったのか?』

あれ?話してなかったっけ?
 一緒に特訓の為迷宮には行ってたが話してなかったか

「いちおな。これでもAランクなんだよ。冒険者と言っても、たまにギルドで魔物の素材を換金するぐらいだが。」
 『お師匠様がAランク?なんでSランクにならないのじゃ?お師匠様なら楽勝ではないのか?』
エステルは冒険者についても詳しいのか?

 「いや、楽勝だけどさ。なんか試験あるみたいじゃん?めんどくさいし、なるメリットもなさそうだからさ」
 『めんどくさいのはわかるのじゃが、メリットはちゃんとあるのじゃ。まずSランクになれば換金の際報酬が増えるのじゃ。3割増なのじゃ!』
ふ~ん、そうなんだ。説明とか聞いてなかったしなぁ

「いや、3割増にならなくても十分稼げてるからメリットにならないな」
 『ぬぬ?ならSランクになると貴族や国から特別なクエストを依頼されることもあるのじゃ。そのクエストの報酬に装備品などをねだってみてはどうじゃ?もしかしたらユニークアイテムもあるかもしれないのじゃ!』
ぐっ。さすがエステル。俺の扱い方が分かっていやがる

「それは魅力的だが、ぶっちゃけ、貴族や国と繋がりを持つ、というデメリットが大きすぎる。貴族や国なんてもんは基本信用ならんし、大抵やっかいごとしか頼んでこないからな。ユニークアイテムは欲しいが貴族や国との繋がりはなるだけ避けたい」
 『・・・妾も貴族なのじゃが?』
ちょっ!違うから!やばいぞ!好感度下がったか!?

チラっとシャル達を見る
事情俺の貴族嫌いを知ってるシャル達でさえ少し悲しそうな顔をしている
 やばい!事情を知っててもこうなるのか!完全に配慮不足だ!

 「言い過ぎたな。すまん、悪かった。確かに貴族は嫌いだがエステル達の事は嫌いじゃないんだよ。むしろ好きだ。俺が嫌ってるのは差別意識があったり、下らない政争にうつつを抜かす貴族なんだ。だから安心してくれ。とりあえずそういうことだから特別なクエストの件はメリットにならないんだ」
だ、大丈夫かな、これで?分かってくれるとは思うが・・・

『分かったのじゃ、信じるのじゃ。それならSランク冒険者になれば地位や名誉は思いのままじゃ。お師匠様はあまり目立ちたがらないから、デメリットに感じるかもしれないのじゃが発想の転換じゃ。地位や名誉が思いのままなら、可愛い女の子がたくさん寄って来るはずなのじゃ。それならデメリットを上回るのではないか?』
 !!!た、確かに・・・。分かっていやがる!・・・ん?

シャル達から冷たい視線を感じる・・・
 な、なぜシャルまで?大抵シャルは甘受するのに・・・
女の子か?女の子は甘受できないのか?
しかしエステル甘いな!誘惑を覆す秘策が俺にはある!

 「それは確かに凄く魅力的だな。だがな、エステル?俺はSランク冒険者を1人知ってるんだ。そいつがいる以上俺に群がる女の子はいない!確か・・・剣聖のなんとかさんってやつ!やたらイケメンなんだよ。あぁ、思い出しただけでも腹が立つ!」
イケメン死すべし!地獄にいるユウキ心の友よ、俺に力を貸してくれ!

 『くふふ、お師匠様は相変わらずなのじゃ。全然わかっておらぬのじゃ。剣聖アラン=ティグルスじゃろ?イケメンかどうかは関係あるのか?妾は興味ないからわからぬのじゃ』

はい、くふふ頂きました!可愛いな!
そしてエステルはイケメンに興味はなし、と
 にしても剣聖ともなるとやはり知られてるもんなんだな

「エステルやけに詳しいな?それとも常識だったりする?」
 『Sランク冒険者の事ならみんな知ってるはずなのじゃ』

シャル達にも視線を向けるとシャルとシルヴィは首を縦に振ったが、エルナは視線を逸らした。知らないらしい
常識じゃなくね?それともエルナがおかしいのか?
いや、エルナなら有り得る。世俗の事とか興味なさそうだもんな

「ふ~ん、でも興味ないしなぁ。いや、女の子のSランク冒険者なら知りたいかも!知ってる?」
 『くふふ、本当お師匠様らしいのじゃ。現在Sランク冒険者は21名おるのじゃ。その中で女性は全部で9名なのじゃ。確か名前は・・・』
そのくふふ、本当可愛いな!おっ持ち帰り~したいぜ!

 (本当エステルは凄いな。益々欲しくなる!それにしても21名中9名となると約半分が女性か、イリアスの女性は凄いな。・・・ん?21名?20名じゃなかったか?新しく加入したのか?)

その後もエステルによるSランク冒険者の講義が続いた
名前だけでなく公開されている姿形や技、特徴までだ
凄いのだが覚えきれん。無限書庫に任せよう
 こんなのを覚えているエステルの頭の中を一度覗いてみたい
 そんな事を考えていたら、どうやら説明は最後の9人目のSランク冒険者になったみたいだ
最後ぐらいちゃんと聞くか!

 『最後の一人は『月下の舞姫』じゃな』
 「なにそれ?なんか無駄にカッコイイんだが?」
 月の光の下で舞う姫ってか?いい通り名だ。俺のと交換して欲しい

『最近Sランク冒険者になったみたいなのじゃ。評判は凄まじく高く、今最もときめく冒険者なのじゃ。巷では女英雄王だとか、現世の天女だとか言われていて、なんでも戦場の不利な状況を一人で覆したとか』

 (ほほぉ、そいつは興味あるな!天女なんて言われてるぐらいだから美人でもあるんだろう。そして強いと。不利な戦況を一人で覆したのが本当なら余程だぞ?剣聖でもできるかどうか)

 『名前がお師匠様のと雰囲気が似ておるから、また勇者様なのではないか?』
 (は?またかよ!?誰だ?また詩乃組の勇者か?俺側の勇者だと時期的に微妙かまだ無理だろうしな)

 『Sランク冒険者『月下の舞姫』アカリ・シラサギなのじゃ』
へぇ~。アカリ・シラサギかぁ、聞いたことない・・・あるよ!

 「はあああああああ!?あの白鷺が!?戦いを怖がってた白鷺が女英雄王!?不利な戦場をひっくり返した!?現世の天女!?・・・いや、確かに美人だからそれはあるか。いやいや冗談だろ!?」

 想定外の事に思わず大声を上げてしまった
食堂にいる生徒全員から視線が注がれる
所々で、また性癖の天才が騒いでるとか、性癖の天才がまたなんかやらかしたんだろ、みたいな囁き声が聞こえるが今はスルーだ!スルーったらスルーだ!はぁ

『お師匠様!?どうしたんじゃいきなり?アカリ・シラサギは知り合いじゃったのか?』
 「知り合いというか、幼なじみ?というか、・・・確かに白鷺も勇者だな。でも白鷺がマジか・・・。なにがあった?」

 (白鷺変貌しすぎだろ!三日会わざれば刮目して見よ、だったか?それなのか?あれ?これ確か男だったか?わからん。と、とりあえず白鷺が頑張ってるのは分かった)

 『なんで幼なじみ?と疑問形なのじゃ?それにしてもさすがお師匠様の幼なじみなのじゃ!勇者様は伊達じゃないのう!』
あ、そういう評価にあるのね。まぁいいけど

「まぁ色々あるんだよ。とりあえず説明ありがとな。参考にはなったよ。よし、なでてやるぞ!関係ないがついでにアオイもだ!」
アオイの好感度もついでに上げちゃうぞ!

 {はぅ~ユウジ義兄さん}
 『くふふ、お師匠様のなでなでは格別なのじゃ!』
やはりこの二人は可愛いな、癒されるわ~

[あにさま?]
ひぃ!俺の天使が怖いからサリーももちろんなでなでした

『お師匠様?幼なじみがおるならSランク冒険者になる気になったのではないか?』
 「いやいやいや!白鷺関係ないし、Sランク冒険者になる為のメリットにならないだろ!無理矢理すぎだから!」

 (強引すぎるだろ!エステルらしくない。それになんかやけにSランクにこだわってる気がするな)

 「なんかあるのか?やけにSランク推してくるよな?」
 『・・・Sランク冒険者になると帝国図書館の中にある秘蔵文書の閲覧権が手に入るのじゃ。だから・・・』

 (なるほど。俺を利用して秘蔵文書を見たいと。やたら色々メリットを話していたが、本来言いたかったのはこれか。まぁエステルらしいと言えばエステルらしいか。しかし利用しようとした性根はガツンと言わないとな!男の尊厳に関わる。ガツンとだ、ガツンと!言ってやるぞ!)

 「エステル。・・・秘蔵文書見たい?」
 『なのじゃ!』
 「じゃあ、Sランク冒険者になっちゃおうかな!」
 『お師匠様、大好きなのじゃ!』
 当たり前だが、ガツンと言えるはずないんだよなぁ

(そして大好き、キターーーーーー!!これは期待大だな!愛情スキル発現したか?神眼!・・・愛情スキル、コネーーーーーー!!なんで!?エステルめっちゃ喜んでるのに!間違いなく好感度は上がったよね!?エステルが喜ぶことしか・・してないのになぜだ!?くそっ!まぁエステル喜んでるし仕方ないからSランクになるか・・・)

 「エステル、Sランク冒険者にはなるが条件がある。夏休みの間可能な限り俺の側にいろ。そしたら好きなだけ秘蔵文書読ませてやる。それでいいか?」
 『構わないのじゃ♪いつでもどこでも一緒なのじゃ♪』
そんなに俺と一緒にいるのが嬉しいのか、可愛いやつめ!

・・・なに?現実を見ろって?
 言うなよ!気付かないフリしてたのに・・・
 そうだよな、エステルは秘蔵文書に心をときめかせているんだよな

(こうなったら夏休みだろうと関係なくエステルにべったりしてやる!俺無しじゃ生きられない体にしちゃうぞ!)

こうして俺の夏休みは武闘大会出場とSランク冒険者になることと、エステル攻略戦をすることに決まった

□□□□

魔法学校マギスコレー・放課後

 明日は月初めの1日だから休日になる
多分冒険者ギルドも休みになるだろう
 それならSランク冒険者になるための手続きは今日したほうがいい
試験の準備とか日程の都合もあるだろうし、それにエステルも少しでも早く秘蔵文書を読みたいだろう
 ・・・結局俺は好いた女には甘いんだよなぁ

 ギルドに行くならついでに換金もしたい
明日のオークション用の金だ
 まぁ作らなくても十分あるがどうせ行くならってやつだ

「エステル。今から冒険者ギルドに行って、Sランク冒険者になる為の試験申し込みをするからついてこい」
 『なんで妾がついていく必要があるのじゃ?』
おまっ!ふざけんなよ!やはりガツンと言わないとな!

 「誰の為のSランクだよ。ついてこないならやめようかな~?」
 『わかったのじゃ!ついていくのじゃ!』
やっぱりガツンと言える訳ないんだよなぁ

 エステルを強引にお供に加えた俺は、アオイやシャル達と別れて冒険者ギルドに向かう事にした

□□□□

魔山50合目

 俺とエステルが転移してきたのは魔山だ
明日の資金調達をするのと、エステルに本物の冒険者としてちょっとでもカッコイイ所を見せる為だ

『?冒険者ギルドにいくのではないのか?ここはどこなのじゃ?』
 「冒険者ギルドには行くがその前に明日のオークション用の資金調達をする。ここは魔境にある山だな。そこの祠の中にある攻略の証を拾っておけよ?そうすればエステルも魔山攻略者の仲間入りだ」

かつてサーシャを連れてきて同じ事を言ったら、
そんなことはできません!自分の力で手に入れます!
と答えた。努力家で真面目なサーシャらしかった

 かつてセリーヌを連れてきて同じ事を言ったら、
そんな必要ありませんの!セリーヌならこんなとこ余裕ですの!
と答えた。努力家で自信に溢れるセリーヌらしかった

 さて、同じ努力家で合理的なエステルはどうでる?

 『わかったのじゃ。これで妾もお師匠様と一緒なのじゃ!』
うん、合理的だよね。手に入るなら手に入れるよね

同じ努力家でもこうも違うと思わず笑い出すしかなかった
 みんな違ってみんないい!最高だよ、俺の嫁達は!
 無理矢理エステルも嫁に含んだが将来的にそうなるからいいだろう!

 『ところでお師匠様はどうやって資金調達するのじゃ?今から狩りなんてやってたら日が暮れて冒険者ギルドの受付ができなくなるのじゃ』

 今日は授業最終日ということでお昼の後は生徒集会で終わった
時間は15時を少し過ぎたあたりだろうか?
ギルド自体は24時間開いているが、受付窓口は20時までとなっている
 まだ5時間もあるんだが?普段はは1時間しかかからないしな。殲滅に1分、素材選別に59分だな

「威圧で魔物を皆殺しにする。あとは素材拾うだけだから時間はかからないよ」
 『この前の大死滅圧じゃな!?妾!妾もやってみたいのじゃ!』
 微妙にちがう、大死滅圧じゃないんだよなぁ。

まぁエステルは今Lv.264だし大丈夫だろう
 それに大死滅圧ぐらいならあげてもいい
 もしかしたら愛情スキルが発現するかも!?
エステルにスキル譲渡をして使い方の説明をした

 エステルが大死滅圧を放つ
魔山全体が大きく揺れ魔物の気配がほぼなくなった
 いつもなら残った魔物を殲滅する為、神帝龍も同時に放つのだが今日はしない

「エステルよくやったぞ!えらいえらい!今何匹残ってるかわかるか?魔山を一つの対象物として捉えて感じるんだ」
エステルの頭をなでながら残存数の確認をする。残りは5匹だ

『う~む、難しいのじゃ。3?4?あたりかの?』
 「残念。5匹だな。課題だぞ?残りは多分耐性持ちかユニークモンスターだ。始末するからついてこい」

エステルとよくいるようになってわかったが、エステルは魔法の使い方が大雑把すぎる
大味な魔法はいいのだが繊細なコントロールを要する魔法は苦手みたいだ。その辺はアオイの方が上だ
 そのくせ知識はあるから魔法の習得は早い。応用も上手い
頭でっかちの弊害だろう。やはり学者、研究者向きだ

 エステルとともに残りの魔物を片付けていく
基本戦いはエステル任せだ。修業の一環だな
俺は素材の回収をしていく。目当てはやはり[R]ファント肉だ。1個で黒金貨1枚はうますぎる
 ぶっちゃけこれだけ回収できればいい気もする
 なんか上手い手はないだろうか?

 今回は耐性持ちが多かった為、まだユニークモンスターは見かけていない。
はずれか?と思っていたら最後の1匹はユニークモンスターだった

『な、なんじゃこの魔物は?気持ち悪いのじゃ』
 「これがユニークモンスターだな。見たことなかったんだろ?倒してこい、大した事ないから」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 
 獣$@¥ルバ&ス レベル:1#%

体力:?£◎♀0℃
魔力:%31∈→※∀
筋力:6□〒〓¬9
敏捷:≒∽8≡∫Å♯
器用:ゑ¶∬ヰ‰♪
幸運:〆ー

加護:∩∃⌒
称号:¶∽√
技能:⊿∟∮

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

相変わらず気持ち悪いモンスターだな
今回は獣タイプだ。元は・・・狼か?
 耳はちぎれてるは、目は飛びでてるは、前脚は何故か3本あるは、訳がわからん。
ゾンビ狼に近いんだろうがゾンビじゃないみたいなんだよな
 いたおギルドでは突然変異種ではなく異常変異種という分類らしい
確かに異常だ。あまり見たくはない

気持ち悪いだけでエステルの敵ではないみたいだ
徐々に後退している気がする。逃げるつもりか?
エステルの一瞬の隙をついてユニークモンスターは逃げ出した

「追うんですよ、エステルさん!殺しなさい!」
ふぅ、言えた。すっきり。逃がしたエステルはお仕置きだな

結局エステルでは逃げられそうだったので俺が仕留めた
 ドロップ品にユニークアイテムはなかった
 これ本当に落とすのか?ドロップ品では見たことがないぞ?
エステルの頬をグリグリしながらお説教だ!

 「獣系モンスターは危機に瀕すると逃げるんだよ。動物的本能というやつか自分より強いとわかると無茶をしない。生存本能が働くんだろう。そういう意味では人間より賢い。人間は強いと悟ってもプライドや仲間意識が働くからな。どっちがいいか悪いかは場面によりけりだが、自分が弱いとわかったなら逃げる魔物のほうが好感がもてる。ますば生き残ること。命を粗末にしないことが重要だからな。守りたいものがあるなら逃げなくていいぐらい強くなればいい。強さがないなら逃げろ。それを獣系モンスターは本能でやってるんだから関心するよ。敵をよく見ろよ?エステル。人間だけがすごいわけじゃないんだからな」

 賢いエステルならわかってくれるだろう
 その後はエステルとともに素材回収だ
[R]ファント肉が金額的にも、味的にも上手いことを教えた
 ダメ元でこれだけ効率よく回収できる手はないか尋ねたら、できるかも?とのことだ

『スキルとして創るのは無理なのじゃが、マジックアイテムならいけるはずじゃ!必要なのはラブリーファントの固体保有魔素とお師匠様の気配察知と抽出スキル、それと魔物の場所を映し出せるようなものじゃ』
 「固体保有魔素?なにそれ?」

 『魔物は魔素の吹きだまりから生まれるのじゃ。魔物それぞれが所有している魔素の量は違っても、種族同士は同じ魔素で構成されておる。これが固体保有魔素なのじゃ』
 「つまりA、B、Cという個性はあってもラブリーファントを構成している固体保有魔素は同じということか?」

 『さすがお師匠様、その通りなのじゃ!これをまず集めるのじゃ。それとお師匠様の気配察知は敵がどこにいるのかわかるであろう?』
 「それならわかるが敵の種類はわからないぞ?・・・あ、だからラブリーファントの固体保有魔素を集めるんだな?」

 『お師匠様もわかるようになってきたのじゃな。えらいのじゃ!』
 「でもどうやってラブリーファントから固体保有魔素を集めるんだ?」

 『魔物はそれぞれ体内にコアと呼ばれるものがあるのじゃ。人間だと心臓みたいなものじゃな。このコアの中に固体保有魔素がある、それを抽出スキルで抜き取るのじゃ。ただし魔物が生きたまま行う必要があるのじゃ。魔物が死んでしまうとコアが消失して自然と素材に変化するシステムになっておるのじゃ。固体保有魔素であるコアが魔物を構成しているから、コアが消失すれば魔物は魔物として維持できなくなる訳じゃな』

 「生きたままか・・・。ちょっとかわいそうではあるが、俺の今後の為の尊い犠牲としてなれるならラブリーファントも本望だろう」
 『くふふ、お師匠様は相変わらずなのじゃな。そういう所はカッコイイのじゃ』
え?そういう所だけ?他はダメなのか!?

 「あとは魔物の場所を映しだせるようなものにラブリーファントの固体保有魔素と俺の気配察知のスキルをぶち込むわけだな?要はファント肉を探すものじゃなく、ラブリーファントがどこにいたかを探し出すマジックアイテムか?」

 『おぉ!ちょっと見直したのじゃ!どうじゃ?できそうではないか?』
 見直したって・・・。見惚れたの間違いじゃ?

 「余裕だな。全力の気配察知をぶち込んでやるぞ!どこの階層のどこにあるかまでわかるようにな!魔物の場所を映し出すものは、上部にスイッチがある丸い形の白いレーダーにしよう!これだけは絶対譲れん!カチカチってスイッチを押したらラブリーファントのいた場所がわかるようにしたい!ドラ○ンレーダーならぬファントレーダーだな!」

 『よ、よくわからぬが好きにしたらいいのじゃ』
やはりエステルにはわからないか・・・

若干引き気味なエステル
 やはりこの感動は日本人にしかわからないか
 お前らならわかるだろ?この感動が!この嬉しさが!

 結局俺はエステルにカッコイイ所を見せ付けるどころか、
 更にエステルに惚れ込んでしまっただけだった

 このことに気づいたのはしばらくしてからだった

□□□□

帝都エクスペイン・『迷宮区』冒険者ギルド

失態だ、完全な失態である
 まさかこの俺があまりの嬉しさに当初の目的を忘れるとは・・・
 エステル恐るべし!俺の心を掴んで離さないとはこのことだ


エステル攻略に失敗した俺はとぼとぼと冒険者ギルドの中に入った
目指すはお馴染みとなった受付窓口だ

「ヒルダさん、こんにちは。今日も換金お願いします」
 〔ヒルダ、でいいっていつも言ってますよね?なんで言ってくれないんですか!〕
 言うわけないだろ!本当ぐいぐいくるなぁ~

エクスペインでの換金の際はこのヒルダさんを利用している
 ぐいぐいくるが仕事は優秀だ。ぐいぐいさせこなきゃ・・・
受付嬢はみんなぐいぐいくるのか?リアもそうだったし
 とりあえず素材を渡して査定結果を待つ
俺がきたら自然と査定員が集まるようになったのもご愛敬だ

〔こちらが今回の換金結果です。王金貨1枚と黒金貨72枚、白金貨98枚、金貨47枚、銀貨88枚、銅貨24枚となります。いつものようにしてしまっていいですか?〕
 今回は微妙だな~。ファント肉すくなかったしなぁ

 ん?エステルがなんか驚いてるぞ
 もしかして査定結果か?大抵みんな驚くんだよな
 それがわかるようになるぐらい俺も馴染んできたからな

『お、お師匠様?なんじゃ金額は?これが冒険者の収入なのか?』
 「ん~?俺だけじゃないか?これでも少ないほうだぞ?」
 〔ユウジさんが特別ですね。いつもは王金貨5枚前後ですし、白金貨未満は全額寄付してますよ。金貨も寄付しちゃう人とか初めて見ましたよ。というか、その子誰です?ユウジさんのなんなんです?〕

やっぱり食いついてきたかぁ。めんどくさいな・・・
 ここは既成事実化を狙うか

「彼女です。可愛いでしょう?頭も相当良いんですよ!」
 『〔彼女じゃと(ですって)!?〕』
おぅ!見事なハモりだな。

 (エステルも満更じゃない顔はしている。それなのに何故愛情スキルが付かないのか・・・)

 呆けていても何故かしっかりと仕事をするヒルダさんは見事だ 
Sランク冒険者への試験申請を手早く済ませる
 ヒルダさんが回復するまでに終わらせたい
絶対めんどくさいことになるからな

試験は明後日にすることになった
淡々と説明をしてくれるヒルダさん
心ここに在らず、だ。目が虚だ。怖い・・・
俺はなにも知らない、なにも見ていない

 エステルを連れてそそくさと冒険者ギルドを出ようとしたその時、

 《ユウジさん!》
うわ~。ついに復活しちゃったか~・・・って、あれ?

 (なんか声質が違うな?それに妙に弾んだ声だった。ヒルダさんじゃない?なんか聞き覚えのある声だったような?)

 恐る恐る振り向くとそこには・・・

《ユウジさん!来ちゃいました!》
 来ちゃいましたじゃねぇ!なんでそのセリフなの!?

そこにいたのは情愛の受付嬢リアだった

《私、ユウジさんを追いかけてエクスペインまで来ちゃいました!言いましたよね?諦めないって!》


おいおい、マジかよ・・・。どうしよう・・・
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