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第5章 唯愛の賢妻と傲慢勇者
~最愛の女神のお祝いと愛しのメイドのお祝い~傲慢勇者の誕生日①
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前書き
会話パート
「」ユウジ 『』ヘイネ 〔〕サーシャ
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しばらく主人公の誕生日シナリオが続きます
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商都リブループ・ユウジ寝室 ~ヘイネとの会話~
『おはよう。ユウジ・・・んっ!』
いつも通りのおはようのキス
爽やかな朝にはやはりヘイネの笑顔が相応しい
(おはよう。ヘイネ。いつもありがとう)
ヘイネのおはようのキスで意識がハッキリとしてくる
毎朝のヘイネとの会話は俺の心のオアシスだ
『ふふっ。義務だもんね?それからお誕生日おめでとう!ユウジ!』
12月24日。そう、今日は俺の誕生日だ
そしてもしかしたら今日エステルが.....
(ありがとう。ヘイネ。誰よりも最初にヘイネに祝ってもらいたかったんだ)
自分の事のように喜んでくれているヘイネを見るとついついほっこりしてしまう
『でもごめんね?直接お祝いにいけなくて.....』
俺もなんとかしてあげたかったんだけとな.....
(気にしなくていいよ。仕方ないことなんだし。むしろ俺の方こそごめん。いまだに迎えにいけなくてさ)
ヘイネを迎えに行きたいのはやまやまなんだ・・・
でも神回ポイントの活用方法がいまだに分からない
『それも仕方ないよ。私が上位神だったら創造神様にお伺いできたんだけどね?』
え?そうなの?それができたなら.....
(へぇ~。上位神なら創造神に直接聞けるのか。アウラ様に頼んでみるとかできないのか?)
神様の世界もそういう上下関係厳しいんだな
そう言えば上位神以外は創造神の存在すら知らないんだっけか?
『えー!アウラ様とはあまり話したくないんだけど?また愚痴愚痴言われちゃうんだよ?』
ぷっ笑。相変わらずだな、ヘイネも。アウラ様は嫌いなままか
『笑い事じゃないんだからね!バカユウジ!』
こういう何気ない会話だけでもすごく楽しいんだよな
(あはは。ごめん、ごめん。でも俺は一刻も早くヘイネを迎えに行きたいんだ。頼めないか?)
『ん~。多分アウラ様だと無理だと思うよ?創造神様の存在は知っているだろうけど一度もお会いしたことはないんじゃないかな?』
・・・?どういうことだ?アウラ様は上位神だろ?
そこから聞いたヘイネの話によるとこういうことだ
まず創造神の存在は上位神しか知らない
ただ上位神になったとしても創造神に会うのは難しいらしい
限られた存在のみが創造神との面会を許されているのだとか
例えばヘイネのような原初神みたいな存在とかがそれらしい
どうやら創造神は秘密主義らしい
(ふ~ん。そういうことなら仕方ないか。でもさすがヘイネだな。創造神に面会できる数少ない神なんだろ?創造神ってどんな感じなんだ?)
やっぱり気にはなるよな~
ヘイネやアウラ様達、神様を束ねる最高神なんだし
『全知全能の神様だよ?不可能なことはないと思う。私は原初神の中では一番年下だったから結構可愛がってもらったんだよ?』
あ~なるほどね。そういえば加護もたくさん付いてたな
(そうなんだ。創造神にヘイネは可愛がってもらってたんだな。ん?可愛がる?・・・まさかとは思うけど男神じゃないよな?)
『・・・』
お、おい!?まさか.....その、まさかなのか!?
(・・・仮にヘイネが上位神に戻っても創造神に伺いに行かなくていいからな?てか行くな!行かないでください!お願いします!ヘイネが俺以外の男に会うとか考えたくもない!そんなの最悪だ!ヘイネは俺だけのものなんだから!仕事でもダメだぞ?ダメ、絶対!)
『ふふっ。ヤキモチ?可愛い』
焼き餅だろうが揚げ餅だろうがダメです!
『でも安心して?私はユウジ一筋だから!第一、私に愛を教えてくれたのはユウジなんだよ?ユウジ以外考えられないよ?』
お、俺一筋かぁ~でへへ。たまりませんな
(ヘイネ嬉しいよ・・・愛してる)
『えへへっ。なんだか照れちゃうね?私も愛してる』
そしてヘイネから甘いプレゼントが贈られた
他の誰のどんなプレゼントよりも待ち望んだプレゼントだ
(ヘイネ、もう一回頼む)
『一回でいいの?今日はユウジの誕生日なんだからいっぱいしてあげる!』
マジで!?じゃあお願いしようかな!
その後ヘイネとのキスの応酬という甘々な時間は最高の誕生日プレゼントになった
まどろんだ世界でのヘイネとのやり取りは確かな感触があるから不思議なものだ
この時ほどヘイネご機嫌目覚まし時計に感謝したことはなかった
俺一筋というヘイネからの言葉と甘いキスの誕生日プレゼントをもらった俺は今幸せの絶頂にいた
ありがとう、ヘイネ。俺もヘイネを一番愛している
□□□□
その後もヘイネととりとめもない日常会話を楽しんだ
どうやらヘイネに彼氏がいるのではないか、と神界では話題になっているらしい
話題って.....神様は暇なのか?
(まぁ、そりゃバレるだろうな・・・下界の土産物を大量に持ち帰ったり、急にオシャレしだしたり、何よりもエンゲージリングなんかはめてたら嫌でも目立つはずだ)
そのことで最近アウラ様から愚痴愚痴言われたらしい
どうやらアウラ様にはまだ春が訪れないみたいだ
美人なんだけどな。どうしてだろ?性格悪いのか?
・・・。
その後もヘイネのアウラ様への不満を聞きながら幸せな時間を過ごした
というか、後半はほとんど愚痴ばっかりだった
ヘイネも苦労してるんだな.....頑張れ!ヘイネ!
『あっ。そろそろ時間だね。ごめんね?また愚痴聞いてもらっちゃって』
あ~。もうそんな時間か。楽しい時間はあっという間だな
(構わないさ。俺はヘイネの話を聞くのが好きなんだから)
『ありがとう、ユウジ。嬉しいよ?そういえばあれは今日なんだよね?応援してるね。頑張って!』
ヘイネの言うあれとはきっとプロポーズのことだろう
俺はエステルに告白されたらプロポーズするつもりであるとヘイネには言ってある
そしてその日が今日かもしれないと.....
最愛にプロポーズを応援されると言うのも変な気分だが、これがヘイネなんだよな
いつもと変わらないヘイネに微笑ましさを感じてしまう
そしてそんなヘイネのおかけで、俺は今日であろうプロポーズに決意を新たにした
『ふふっ。いってらっしゃい。私達だけの勇者様』
(あぁ、いってくる。俺達だけの女神様)
いってらっしゃいのキスとともに徐々に意識が覚醒していく
何気ない日常のやり取りだったがそれでも最高の贈り物だった
俺の最愛の女神はいつだって最高だ!
ありがとう、ヘイネ!プロポーズ頑張ってくるよ!
□□□□
商都リブループ・ユウジ寝室 ~サーシャとの会話~
ヘイネとの日常が終わったら次は愛しい嫁達の番だ
意識が覚醒していく中で体の上に感じる女の子の柔らかさ
〔おはようございます。ユウジ様・・・んっ!〕
「おはよう。サーシャ」
起き抜けにサーシャからのおはようのキス
サーシャは基本恥ずかしがり屋だが、二人っきりの時は甘えてくる
今も一糸纏わぬ姿のまま俺の横で絶賛甘え中だ
やはりおはようのキスはいいものだ
いちゃいちゃの極致!ついつい顔が綻んでしまう
だらしない顔になってないよな?俺
〔ヘイネ様との会話は楽しまれましたか?〕
「あぁ、最高の誕生日プレゼントになったよ」
俺の胸に自分の頭を乗せスリスリしながらの会話がサーシャのお気に入りだ
俺もそんなサーシャが可愛らしくてついつい甘やかしてしまう
〔それはなりよりです。そしてお誕生日おめでとうございます〕
「ありがとう、サーシャ。ヘイネの次に祝ってもらいたかったのはサーシャだったんだ」
〔いえ、そのお言葉だけでもすごく嬉しいです。でもセリーヌちゃんには悪いことしちゃいましたね〕
サーシャの言う通りセリーヌには悪いことをしてしまった
本来昨夜の担当はセリーヌだった
それを俺がサーシャにしてほしいとお願いして、夜の担当を交換してもらったのだ
ヘイネの次にサーシャに祝ってもらう
全てはその瞬間のためだけに.....
俺の中ではそれぐらいサーシャという存在が大きくなっている
お嫁さん全員平等に愛しているのは間違いない
でも最愛はヘイネであり、その次に何かをしてあげたいと思うのはサーシャだ
みんなには内緒だが、この辺りは譲れないポイントだったりする
(とりあえず俺の我儘を聞いてくれたセリーヌには後でたくさんもふもふしてあげよう!)
そんなことを考えながら隣にいるサーシャを抱き寄せる
サーシャの柔肌と激しく主張する霊峰に朝から元気になる
「・・・」
〔・・・〕
サーシャもどうやら俺の膨脹に気づいたようだ
顔が見る見る赤くなっていく。視線はそのままだが.....
(仕方ないよな!?俺もまだ若いんだから!)
恥じらうサーシャは可愛いのだが、ついつい意地悪したくなる
そこで俺はサーシャの手を掴み、膨脹した部分へと誘ってみた
顔をりんごのようにしながらもさすさすと応えてくれるサーシャ
(サーシャも恥ずかしがっている割には好きなんだよな。でもその反応がたまらなくいい!)
サーシャとあかりの日は夜だけではなく朝もするのはもはや恒例だ
え?セリーヌはどうなんだって?
セリーヌは抱き枕からのもふもふで朝を楽しんでいたりする
(今後ここにエステルも加わるとか.....ゴクッ。。。あ、あの体がもしかしたら今日.....ついに、ついにだ!いつも押し倒したいと思っていた、あのエステルがついに!)
そんなことを考えていたらもはや臨戦体制になってしまった
俺は瞬時にサーシャと体勢を入れ替えて見つめ合い.....
「サーシャ・・・愛してる」
〔ユウジ様・・・愛しています〕
そしてそのまま軽めのキスをした
顔を離すとまるで少女のように恥ずかしがるサーシャがそこにいた
サーシャとはもう既に何度もキスをしているし、体も重ねている
それでもいつまでも少女のように恥じらうサーシャが可愛くて.....
〔ユウジ様。今日は朝の支度を家族に任せてあります。ですので時間はたくさんあります。ですから、そ、その・・・〕
なんだ?もじもじしてる?ただ時間を作ってくれたのは嬉しい
よほど恥ずかしいのか言いにくいのか、中々言い出さないサーシャ
そんな焦らしプレイも妙にぞわぞわする。嫌いじゃないです!
そしてサーシャが意を決して開いたその言葉は.....
〔ユウジ様、どうぞ私をご自由にお召し上がりください!〕
「ぶっ!?」
そう言って真っ赤な顔をしながら俺にキスをしてきた
きっとサーシャなりの誕生日プレゼントのつもりなのだろう
(考案者は詩乃あたりかな?ナイスだ!詩乃!)
普段のサーシャなら絶対言わないだろう、そんなエッチな言葉に俺の理性は完全に崩壊した
そしてそのままサーシャとまた体を一つに重ねるべく何度も愛し合うことになった
愛しのメイドからの誕生日プレゼントはとても気持ちよかったです!
□□□□
〔ユウジしゃまぁ~〔すりすり~〕〕
可愛い。甘えているサーシャは本当に可愛い
誕生日プレゼント?後のまったりとした時間
隣で横になっているサーシャがまるで猫のように頭をすりすりしてきている
俺はそんなサーシャの頭をなでながら愛しいメイドを愛でていた
普段のキリッとした完璧メイドとは違う、甘えん坊なサーシャ
こっちが素なのは王都にいた時から知っている
今は俺だけにしか見せない本来のサーシャ
完璧と甘えん坊。そのギャップが俺の心を捉えて離さない
サーシャの体の温もりを感じながら俺は幸せに浸っていた
・・・。
さて、いつまでもサーシャに溺れていたいのはやまやまだが聞きたいことがあった
わざわざ夜の担当をセリーヌと交代してもらったのは、ヘイネの次に祝ってもらいたいだけでなく、サーシャに聞きたいことがあったからだ
エステルに聞くこともできたのだが内容が内容だけに躊躇われた
だからエステルの次に博識なサーシャに聞くことにした
「サーシャ。この世界の結婚ってどうすればいいんだ?」
〔ユウジ様!?いきなりどうされたんです?〕
驚いているサーシャの顔も美しい。やべっ!ベタ惚れか!
俺がサーシャに聞きたかったのは結婚のことだ
日本では籍を入れることで結婚できるがイリアスでは違うだろう
イリアスにおける結婚について俺は全く知識がない
(王都にいた時はひたすら歴史や魔法関連しか調べなかったしなぁ。文化とかも調べておけばよかった・・・でも知りたいことがあったらエステルやサーシャに聞けばいいか。どちらも頼ると嬉しそうな顔するしな)
「俺のいた国では男は18歳から結婚できるようになるんだ。そして俺は今日誕生日を迎えて18歳になった・・・前々から考えてたんだ。俺が18歳になったらサーシャ達と結婚しようって。今すぐって訳にはいかないけど真剣に考えたいんだ。俺はサーシャ達を幸せにしたい。だから知っていることを教えてくれないか?」
〔そ、それでは今年中にユウジ様はご結婚を?〕
俺は優しく微笑みながらサーシャの頭をなでる
なでられたサーシャは目を細め気持ち良さそうにしている
「そのつもりだ。式については訳あってもう少し待ってもらいたいんだけど大丈夫かな?ただ必ず挙げるつもりでいるよ。俺だってサーシャ達の花嫁姿見たいしな!」
(大丈夫だよな?結婚式しないと結婚できないとかないよな?いくらイリアスが中世文明レベルだからってそんな訳ないよな?)
〔はい、問題ありません。結婚における誓いの儀式さえ済ませば晴れて夫婦になることができます〕
ほぅほぅ。誓いとな?誓いのキスみたいなやつか?
〔お互いの愛を神に誓い、互いの血を啜るのです〕
あ~!なんかで見たことあるな!確か心からの誓いだっけ?
「なるほど。よく分かった。神ってヘイネでもいいのか?」
〔どうなんでしょう?そのようなこと初めて聞かれましたね。普通はこの世界の神であるアウラ様に誓うのですが・・・〕
(いや、まぁ普通はイリアスで信仰しているアウラ様に誓うのが当たり前なんだろうが・・・アウラ様は祝福してくれるのか?ヘイネの話だと独身を謳歌・・・じゃなくて独身貴族なんだろ?俺とヘイネの幸せを妬んでいるらしいしなぁ。まぁ形式上の話だろうし、ヘイネに誓っても問題ないんじゃないかな?子宝の神だし誓っても大丈夫だろ)
「いや、ちょっとアウラ様に思うところあってさ」
〔罰当たりすぎですよ!?〕
知らないって罪だよな、サーシャ。うん、うん
「まぁヘイネいるんだし、俺達はヘイネに誓おうぜ!・・・そうだ、そうしよう!シスターの衣装をヘイネに着せる楽しみもあるしな!衣装のデザインはSランク冒険者のシェスティンちゃんのにしよう!」
(今でも瞼を閉じれば脳裏に浮かぶよ!ぷるんぷるんと揺れる爆乳ちゃんの姿が!いやいや!ぶるんぶるんが正しいか?げへへ・・・)
〔・・・ユウジ様?シェスティン様の胸が好きなんですか?〕
ふぁ!?サーシャ、いつのまに心を読めるようになった!?
サーシャの瞳が段々と虚になっている。これはやばい!
鬼がくる!鬼がやってくる!誕生日にまで鬼は見たくない!
そこで俺はサーシャに向かって言い訳を開始した
「違うぞ!サーシャ!俺はヘイネやサーシャがシスター服に見を包んだ姿を見たいんだ!」
〔・・・?なんでシスター服なんですか?〕
「穢したいからに決まってるからだろ!ヘイネもサーシャもどちらも清い存在だ!まさに聖女のような清らかさだ!そんな清い存在を欲望のままに穢したくなるのはある意味男の本能なんだ!だから俺は悪くないぞ?てか、エロ清いサーシャが悪い!本来なら悪いサーシャにはお仕置きが必要なんだが我慢・・・やっぱりお仕置きしてもいい?」
俺の言葉を聞いたサーシャは唖然.....とはしていなかった
むしろ懐かしむように微笑んでさえいた
〔ふふっ。ユウジ様ったら。でもお、お仕置きはダメです!恥ずかしいですから!それにしても・・・ユウジ様がおっしゃったセリフの言い回し懐かしいですね〕
あっ。気付いていたのか
俺とサーシャはそれから始まったんだよな
俺の傲慢な発言から全てが・・・
〔忘れもしないですよ。知ってましたか?私はユウジ様のあの発言から自分自身に素直になれたんです。完璧なメイドであろうとした私からただの女の子である私へと。それぐらい衝撃的だったんですから。そして・・・その時からユウジ様をお慕いするようになったんです〕
(そうだったのか。あの言葉で慕われるというのも妙にこそばゆいが・・・でもサーシャが大切?にしている思い出なら言ってよかった。まぁ本能のままに言っただけなんだけどね)
恥ずかしながらもそう言って、サーシャが俺に向けてきたその笑顔は俺が愛してやまない笑顔だった
美しくも力強いたんぽぽが一面に咲き誇ったような笑顔だ
俺はそのたんぽぽのような笑顔に完全に見惚れていた
だからこそ敢えてサーシャに伝えたいこの想いを・・・
「知ってるか?俺はサーシャのそのたんぽぽのような笑顔を見た時に完全にサーシャに恋をした。一度はサーシャの想いを断ったがそれでもサーシャが欲しかった。俺はもうサーシャにベタ惚れだ。離したくないし離れたくない。それに今のその笑顔は最高の誕生日プレゼントだよ。サーシャ、ありがとう。俺は幸せだ」
俺はサーシャをなでながら目一杯の想いを綴った
サーシャからのご馳走とたんぽぽの笑顔の誕生日プレゼントをもらった俺は今幸せの絶頂にいた
幸せだ。幸せだからこそ誓いはアウラ様ではなくヘイネに誓いたい
だから俺は・・・
「それに・・・」
〔?・・・きゃっ!ユウジ様!?〕
俺はサーシャの柔尻をガッと鷲掴んだ
「サーシャは俺の子をたくさん産みたいんだろ?だったらやっぱり結婚の誓いはヘイネにしよう。ヘイネは子宝の神様だしな!それで俺の子をたくさん産んでくれ、サーシャ!」
〔もうユウジ様ったら!せっかくいい雰囲気でしたのに!〕
確かに。確かにそうだがこのほうが俺らしいよな!
そんな俺とサーシャはお互い顔を合わせどちらともなく笑いあった
□□□□
〔ユウジ様。そろそろ朝食にいきましょうか〕
「そうだな。朝食に行くか!って言いたいが、サーシャ!」
〔きゃっ!ユウジ様!?〕
俺はサーシャと素早く体を入れ替えて、サーシャをベッドに押し倒した
「もう一回だ」
そう言えば前もこんなやり取りがあったな
〔あ・・・〕
どうやらサーシャも気付いたらしい
「思い出した?」
〔はい。王都出発前夜の・・・〕
「そうだ。ならこの後の展開は分かるよな?」
俺の言葉に、サーシャは顔を赤くしながらコクリッと頷いた
〔・・・ユ、ユウジ様がお求めになられるなら、何回でも〕
「よくできました!サーシャは可愛いな、愛してるぞ」
『えへへ。ありがとうございます。私もユウジ様を愛しています』
結局2回ほど愛しあい、仲良く朝食に向かうことになった
これもまた何気ない日常のやり取りだったがそれでも最高の贈り物だった
俺の愛しのメイドはいつだって素敵な笑顔だ!
ありがとう、サーシャ!俺はサーシャを幸せにしてあげたい!
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後書き
記念すべき100話目となりました
ここまでお付き合い頂きありがとうございます
記念すべき100話目ということもあり、やはりメインヒロインである『ヘイネ』と『サーシャ』を出したいと常々思っていました
主人公とうまくいちゃいちゃしている感が出ていればいいのですが・・・
これからも『過去と現在を結ぶ異世界ストーリー』をよろしくお願いします
会話パート
「」ユウジ 『』ヘイネ 〔〕サーシャ
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しばらく主人公の誕生日シナリオが続きます
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商都リブループ・ユウジ寝室 ~ヘイネとの会話~
『おはよう。ユウジ・・・んっ!』
いつも通りのおはようのキス
爽やかな朝にはやはりヘイネの笑顔が相応しい
(おはよう。ヘイネ。いつもありがとう)
ヘイネのおはようのキスで意識がハッキリとしてくる
毎朝のヘイネとの会話は俺の心のオアシスだ
『ふふっ。義務だもんね?それからお誕生日おめでとう!ユウジ!』
12月24日。そう、今日は俺の誕生日だ
そしてもしかしたら今日エステルが.....
(ありがとう。ヘイネ。誰よりも最初にヘイネに祝ってもらいたかったんだ)
自分の事のように喜んでくれているヘイネを見るとついついほっこりしてしまう
『でもごめんね?直接お祝いにいけなくて.....』
俺もなんとかしてあげたかったんだけとな.....
(気にしなくていいよ。仕方ないことなんだし。むしろ俺の方こそごめん。いまだに迎えにいけなくてさ)
ヘイネを迎えに行きたいのはやまやまなんだ・・・
でも神回ポイントの活用方法がいまだに分からない
『それも仕方ないよ。私が上位神だったら創造神様にお伺いできたんだけどね?』
え?そうなの?それができたなら.....
(へぇ~。上位神なら創造神に直接聞けるのか。アウラ様に頼んでみるとかできないのか?)
神様の世界もそういう上下関係厳しいんだな
そう言えば上位神以外は創造神の存在すら知らないんだっけか?
『えー!アウラ様とはあまり話したくないんだけど?また愚痴愚痴言われちゃうんだよ?』
ぷっ笑。相変わらずだな、ヘイネも。アウラ様は嫌いなままか
『笑い事じゃないんだからね!バカユウジ!』
こういう何気ない会話だけでもすごく楽しいんだよな
(あはは。ごめん、ごめん。でも俺は一刻も早くヘイネを迎えに行きたいんだ。頼めないか?)
『ん~。多分アウラ様だと無理だと思うよ?創造神様の存在は知っているだろうけど一度もお会いしたことはないんじゃないかな?』
・・・?どういうことだ?アウラ様は上位神だろ?
そこから聞いたヘイネの話によるとこういうことだ
まず創造神の存在は上位神しか知らない
ただ上位神になったとしても創造神に会うのは難しいらしい
限られた存在のみが創造神との面会を許されているのだとか
例えばヘイネのような原初神みたいな存在とかがそれらしい
どうやら創造神は秘密主義らしい
(ふ~ん。そういうことなら仕方ないか。でもさすがヘイネだな。創造神に面会できる数少ない神なんだろ?創造神ってどんな感じなんだ?)
やっぱり気にはなるよな~
ヘイネやアウラ様達、神様を束ねる最高神なんだし
『全知全能の神様だよ?不可能なことはないと思う。私は原初神の中では一番年下だったから結構可愛がってもらったんだよ?』
あ~なるほどね。そういえば加護もたくさん付いてたな
(そうなんだ。創造神にヘイネは可愛がってもらってたんだな。ん?可愛がる?・・・まさかとは思うけど男神じゃないよな?)
『・・・』
お、おい!?まさか.....その、まさかなのか!?
(・・・仮にヘイネが上位神に戻っても創造神に伺いに行かなくていいからな?てか行くな!行かないでください!お願いします!ヘイネが俺以外の男に会うとか考えたくもない!そんなの最悪だ!ヘイネは俺だけのものなんだから!仕事でもダメだぞ?ダメ、絶対!)
『ふふっ。ヤキモチ?可愛い』
焼き餅だろうが揚げ餅だろうがダメです!
『でも安心して?私はユウジ一筋だから!第一、私に愛を教えてくれたのはユウジなんだよ?ユウジ以外考えられないよ?』
お、俺一筋かぁ~でへへ。たまりませんな
(ヘイネ嬉しいよ・・・愛してる)
『えへへっ。なんだか照れちゃうね?私も愛してる』
そしてヘイネから甘いプレゼントが贈られた
他の誰のどんなプレゼントよりも待ち望んだプレゼントだ
(ヘイネ、もう一回頼む)
『一回でいいの?今日はユウジの誕生日なんだからいっぱいしてあげる!』
マジで!?じゃあお願いしようかな!
その後ヘイネとのキスの応酬という甘々な時間は最高の誕生日プレゼントになった
まどろんだ世界でのヘイネとのやり取りは確かな感触があるから不思議なものだ
この時ほどヘイネご機嫌目覚まし時計に感謝したことはなかった
俺一筋というヘイネからの言葉と甘いキスの誕生日プレゼントをもらった俺は今幸せの絶頂にいた
ありがとう、ヘイネ。俺もヘイネを一番愛している
□□□□
その後もヘイネととりとめもない日常会話を楽しんだ
どうやらヘイネに彼氏がいるのではないか、と神界では話題になっているらしい
話題って.....神様は暇なのか?
(まぁ、そりゃバレるだろうな・・・下界の土産物を大量に持ち帰ったり、急にオシャレしだしたり、何よりもエンゲージリングなんかはめてたら嫌でも目立つはずだ)
そのことで最近アウラ様から愚痴愚痴言われたらしい
どうやらアウラ様にはまだ春が訪れないみたいだ
美人なんだけどな。どうしてだろ?性格悪いのか?
・・・。
その後もヘイネのアウラ様への不満を聞きながら幸せな時間を過ごした
というか、後半はほとんど愚痴ばっかりだった
ヘイネも苦労してるんだな.....頑張れ!ヘイネ!
『あっ。そろそろ時間だね。ごめんね?また愚痴聞いてもらっちゃって』
あ~。もうそんな時間か。楽しい時間はあっという間だな
(構わないさ。俺はヘイネの話を聞くのが好きなんだから)
『ありがとう、ユウジ。嬉しいよ?そういえばあれは今日なんだよね?応援してるね。頑張って!』
ヘイネの言うあれとはきっとプロポーズのことだろう
俺はエステルに告白されたらプロポーズするつもりであるとヘイネには言ってある
そしてその日が今日かもしれないと.....
最愛にプロポーズを応援されると言うのも変な気分だが、これがヘイネなんだよな
いつもと変わらないヘイネに微笑ましさを感じてしまう
そしてそんなヘイネのおかけで、俺は今日であろうプロポーズに決意を新たにした
『ふふっ。いってらっしゃい。私達だけの勇者様』
(あぁ、いってくる。俺達だけの女神様)
いってらっしゃいのキスとともに徐々に意識が覚醒していく
何気ない日常のやり取りだったがそれでも最高の贈り物だった
俺の最愛の女神はいつだって最高だ!
ありがとう、ヘイネ!プロポーズ頑張ってくるよ!
□□□□
商都リブループ・ユウジ寝室 ~サーシャとの会話~
ヘイネとの日常が終わったら次は愛しい嫁達の番だ
意識が覚醒していく中で体の上に感じる女の子の柔らかさ
〔おはようございます。ユウジ様・・・んっ!〕
「おはよう。サーシャ」
起き抜けにサーシャからのおはようのキス
サーシャは基本恥ずかしがり屋だが、二人っきりの時は甘えてくる
今も一糸纏わぬ姿のまま俺の横で絶賛甘え中だ
やはりおはようのキスはいいものだ
いちゃいちゃの極致!ついつい顔が綻んでしまう
だらしない顔になってないよな?俺
〔ヘイネ様との会話は楽しまれましたか?〕
「あぁ、最高の誕生日プレゼントになったよ」
俺の胸に自分の頭を乗せスリスリしながらの会話がサーシャのお気に入りだ
俺もそんなサーシャが可愛らしくてついつい甘やかしてしまう
〔それはなりよりです。そしてお誕生日おめでとうございます〕
「ありがとう、サーシャ。ヘイネの次に祝ってもらいたかったのはサーシャだったんだ」
〔いえ、そのお言葉だけでもすごく嬉しいです。でもセリーヌちゃんには悪いことしちゃいましたね〕
サーシャの言う通りセリーヌには悪いことをしてしまった
本来昨夜の担当はセリーヌだった
それを俺がサーシャにしてほしいとお願いして、夜の担当を交換してもらったのだ
ヘイネの次にサーシャに祝ってもらう
全てはその瞬間のためだけに.....
俺の中ではそれぐらいサーシャという存在が大きくなっている
お嫁さん全員平等に愛しているのは間違いない
でも最愛はヘイネであり、その次に何かをしてあげたいと思うのはサーシャだ
みんなには内緒だが、この辺りは譲れないポイントだったりする
(とりあえず俺の我儘を聞いてくれたセリーヌには後でたくさんもふもふしてあげよう!)
そんなことを考えながら隣にいるサーシャを抱き寄せる
サーシャの柔肌と激しく主張する霊峰に朝から元気になる
「・・・」
〔・・・〕
サーシャもどうやら俺の膨脹に気づいたようだ
顔が見る見る赤くなっていく。視線はそのままだが.....
(仕方ないよな!?俺もまだ若いんだから!)
恥じらうサーシャは可愛いのだが、ついつい意地悪したくなる
そこで俺はサーシャの手を掴み、膨脹した部分へと誘ってみた
顔をりんごのようにしながらもさすさすと応えてくれるサーシャ
(サーシャも恥ずかしがっている割には好きなんだよな。でもその反応がたまらなくいい!)
サーシャとあかりの日は夜だけではなく朝もするのはもはや恒例だ
え?セリーヌはどうなんだって?
セリーヌは抱き枕からのもふもふで朝を楽しんでいたりする
(今後ここにエステルも加わるとか.....ゴクッ。。。あ、あの体がもしかしたら今日.....ついに、ついにだ!いつも押し倒したいと思っていた、あのエステルがついに!)
そんなことを考えていたらもはや臨戦体制になってしまった
俺は瞬時にサーシャと体勢を入れ替えて見つめ合い.....
「サーシャ・・・愛してる」
〔ユウジ様・・・愛しています〕
そしてそのまま軽めのキスをした
顔を離すとまるで少女のように恥ずかしがるサーシャがそこにいた
サーシャとはもう既に何度もキスをしているし、体も重ねている
それでもいつまでも少女のように恥じらうサーシャが可愛くて.....
〔ユウジ様。今日は朝の支度を家族に任せてあります。ですので時間はたくさんあります。ですから、そ、その・・・〕
なんだ?もじもじしてる?ただ時間を作ってくれたのは嬉しい
よほど恥ずかしいのか言いにくいのか、中々言い出さないサーシャ
そんな焦らしプレイも妙にぞわぞわする。嫌いじゃないです!
そしてサーシャが意を決して開いたその言葉は.....
〔ユウジ様、どうぞ私をご自由にお召し上がりください!〕
「ぶっ!?」
そう言って真っ赤な顔をしながら俺にキスをしてきた
きっとサーシャなりの誕生日プレゼントのつもりなのだろう
(考案者は詩乃あたりかな?ナイスだ!詩乃!)
普段のサーシャなら絶対言わないだろう、そんなエッチな言葉に俺の理性は完全に崩壊した
そしてそのままサーシャとまた体を一つに重ねるべく何度も愛し合うことになった
愛しのメイドからの誕生日プレゼントはとても気持ちよかったです!
□□□□
〔ユウジしゃまぁ~〔すりすり~〕〕
可愛い。甘えているサーシャは本当に可愛い
誕生日プレゼント?後のまったりとした時間
隣で横になっているサーシャがまるで猫のように頭をすりすりしてきている
俺はそんなサーシャの頭をなでながら愛しいメイドを愛でていた
普段のキリッとした完璧メイドとは違う、甘えん坊なサーシャ
こっちが素なのは王都にいた時から知っている
今は俺だけにしか見せない本来のサーシャ
完璧と甘えん坊。そのギャップが俺の心を捉えて離さない
サーシャの体の温もりを感じながら俺は幸せに浸っていた
・・・。
さて、いつまでもサーシャに溺れていたいのはやまやまだが聞きたいことがあった
わざわざ夜の担当をセリーヌと交代してもらったのは、ヘイネの次に祝ってもらいたいだけでなく、サーシャに聞きたいことがあったからだ
エステルに聞くこともできたのだが内容が内容だけに躊躇われた
だからエステルの次に博識なサーシャに聞くことにした
「サーシャ。この世界の結婚ってどうすればいいんだ?」
〔ユウジ様!?いきなりどうされたんです?〕
驚いているサーシャの顔も美しい。やべっ!ベタ惚れか!
俺がサーシャに聞きたかったのは結婚のことだ
日本では籍を入れることで結婚できるがイリアスでは違うだろう
イリアスにおける結婚について俺は全く知識がない
(王都にいた時はひたすら歴史や魔法関連しか調べなかったしなぁ。文化とかも調べておけばよかった・・・でも知りたいことがあったらエステルやサーシャに聞けばいいか。どちらも頼ると嬉しそうな顔するしな)
「俺のいた国では男は18歳から結婚できるようになるんだ。そして俺は今日誕生日を迎えて18歳になった・・・前々から考えてたんだ。俺が18歳になったらサーシャ達と結婚しようって。今すぐって訳にはいかないけど真剣に考えたいんだ。俺はサーシャ達を幸せにしたい。だから知っていることを教えてくれないか?」
〔そ、それでは今年中にユウジ様はご結婚を?〕
俺は優しく微笑みながらサーシャの頭をなでる
なでられたサーシャは目を細め気持ち良さそうにしている
「そのつもりだ。式については訳あってもう少し待ってもらいたいんだけど大丈夫かな?ただ必ず挙げるつもりでいるよ。俺だってサーシャ達の花嫁姿見たいしな!」
(大丈夫だよな?結婚式しないと結婚できないとかないよな?いくらイリアスが中世文明レベルだからってそんな訳ないよな?)
〔はい、問題ありません。結婚における誓いの儀式さえ済ませば晴れて夫婦になることができます〕
ほぅほぅ。誓いとな?誓いのキスみたいなやつか?
〔お互いの愛を神に誓い、互いの血を啜るのです〕
あ~!なんかで見たことあるな!確か心からの誓いだっけ?
「なるほど。よく分かった。神ってヘイネでもいいのか?」
〔どうなんでしょう?そのようなこと初めて聞かれましたね。普通はこの世界の神であるアウラ様に誓うのですが・・・〕
(いや、まぁ普通はイリアスで信仰しているアウラ様に誓うのが当たり前なんだろうが・・・アウラ様は祝福してくれるのか?ヘイネの話だと独身を謳歌・・・じゃなくて独身貴族なんだろ?俺とヘイネの幸せを妬んでいるらしいしなぁ。まぁ形式上の話だろうし、ヘイネに誓っても問題ないんじゃないかな?子宝の神だし誓っても大丈夫だろ)
「いや、ちょっとアウラ様に思うところあってさ」
〔罰当たりすぎですよ!?〕
知らないって罪だよな、サーシャ。うん、うん
「まぁヘイネいるんだし、俺達はヘイネに誓おうぜ!・・・そうだ、そうしよう!シスターの衣装をヘイネに着せる楽しみもあるしな!衣装のデザインはSランク冒険者のシェスティンちゃんのにしよう!」
(今でも瞼を閉じれば脳裏に浮かぶよ!ぷるんぷるんと揺れる爆乳ちゃんの姿が!いやいや!ぶるんぶるんが正しいか?げへへ・・・)
〔・・・ユウジ様?シェスティン様の胸が好きなんですか?〕
ふぁ!?サーシャ、いつのまに心を読めるようになった!?
サーシャの瞳が段々と虚になっている。これはやばい!
鬼がくる!鬼がやってくる!誕生日にまで鬼は見たくない!
そこで俺はサーシャに向かって言い訳を開始した
「違うぞ!サーシャ!俺はヘイネやサーシャがシスター服に見を包んだ姿を見たいんだ!」
〔・・・?なんでシスター服なんですか?〕
「穢したいからに決まってるからだろ!ヘイネもサーシャもどちらも清い存在だ!まさに聖女のような清らかさだ!そんな清い存在を欲望のままに穢したくなるのはある意味男の本能なんだ!だから俺は悪くないぞ?てか、エロ清いサーシャが悪い!本来なら悪いサーシャにはお仕置きが必要なんだが我慢・・・やっぱりお仕置きしてもいい?」
俺の言葉を聞いたサーシャは唖然.....とはしていなかった
むしろ懐かしむように微笑んでさえいた
〔ふふっ。ユウジ様ったら。でもお、お仕置きはダメです!恥ずかしいですから!それにしても・・・ユウジ様がおっしゃったセリフの言い回し懐かしいですね〕
あっ。気付いていたのか
俺とサーシャはそれから始まったんだよな
俺の傲慢な発言から全てが・・・
〔忘れもしないですよ。知ってましたか?私はユウジ様のあの発言から自分自身に素直になれたんです。完璧なメイドであろうとした私からただの女の子である私へと。それぐらい衝撃的だったんですから。そして・・・その時からユウジ様をお慕いするようになったんです〕
(そうだったのか。あの言葉で慕われるというのも妙にこそばゆいが・・・でもサーシャが大切?にしている思い出なら言ってよかった。まぁ本能のままに言っただけなんだけどね)
恥ずかしながらもそう言って、サーシャが俺に向けてきたその笑顔は俺が愛してやまない笑顔だった
美しくも力強いたんぽぽが一面に咲き誇ったような笑顔だ
俺はそのたんぽぽのような笑顔に完全に見惚れていた
だからこそ敢えてサーシャに伝えたいこの想いを・・・
「知ってるか?俺はサーシャのそのたんぽぽのような笑顔を見た時に完全にサーシャに恋をした。一度はサーシャの想いを断ったがそれでもサーシャが欲しかった。俺はもうサーシャにベタ惚れだ。離したくないし離れたくない。それに今のその笑顔は最高の誕生日プレゼントだよ。サーシャ、ありがとう。俺は幸せだ」
俺はサーシャをなでながら目一杯の想いを綴った
サーシャからのご馳走とたんぽぽの笑顔の誕生日プレゼントをもらった俺は今幸せの絶頂にいた
幸せだ。幸せだからこそ誓いはアウラ様ではなくヘイネに誓いたい
だから俺は・・・
「それに・・・」
〔?・・・きゃっ!ユウジ様!?〕
俺はサーシャの柔尻をガッと鷲掴んだ
「サーシャは俺の子をたくさん産みたいんだろ?だったらやっぱり結婚の誓いはヘイネにしよう。ヘイネは子宝の神様だしな!それで俺の子をたくさん産んでくれ、サーシャ!」
〔もうユウジ様ったら!せっかくいい雰囲気でしたのに!〕
確かに。確かにそうだがこのほうが俺らしいよな!
そんな俺とサーシャはお互い顔を合わせどちらともなく笑いあった
□□□□
〔ユウジ様。そろそろ朝食にいきましょうか〕
「そうだな。朝食に行くか!って言いたいが、サーシャ!」
〔きゃっ!ユウジ様!?〕
俺はサーシャと素早く体を入れ替えて、サーシャをベッドに押し倒した
「もう一回だ」
そう言えば前もこんなやり取りがあったな
〔あ・・・〕
どうやらサーシャも気付いたらしい
「思い出した?」
〔はい。王都出発前夜の・・・〕
「そうだ。ならこの後の展開は分かるよな?」
俺の言葉に、サーシャは顔を赤くしながらコクリッと頷いた
〔・・・ユ、ユウジ様がお求めになられるなら、何回でも〕
「よくできました!サーシャは可愛いな、愛してるぞ」
『えへへ。ありがとうございます。私もユウジ様を愛しています』
結局2回ほど愛しあい、仲良く朝食に向かうことになった
これもまた何気ない日常のやり取りだったがそれでも最高の贈り物だった
俺の愛しのメイドはいつだって素敵な笑顔だ!
ありがとう、サーシャ!俺はサーシャを幸せにしてあげたい!
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
後書き
記念すべき100話目となりました
ここまでお付き合い頂きありがとうございます
記念すべき100話目ということもあり、やはりメインヒロインである『ヘイネ』と『サーシャ』を出したいと常々思っていました
主人公とうまくいちゃいちゃしている感が出ていればいいのですが・・・
これからも『過去と現在を結ぶ異世界ストーリー』をよろしくお願いします
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