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phase1 一章 赫翼のエリアルヘロン
二話 赤蛇の襲撃
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「旗艦?」
「そうだよ。みんなにお前のこと紹介したいしな」
ミネーが笑いながら言う。
なんで旗艦なんだ?基地じゃないのか?
「俺たちのクランの旗艦、『ノアの方舟』がこの近くにいるんだ。アリスが呼んでくれたらしい」
「わざわざ俺のために?」
「あったり前!新しい仲間の歓迎は大切なのだよハナサギ君」
いつの間にか隣に並んだアリスがどこか嬉しそうに言う。
「あ、ありがとう」
「お?照れてんのか?」
ミネーが煽ってくる。
「嬉しいだけだよ」
こいつ、いつもと全然違うな。いつも趣味のこと以外はあんまり喋らないし、それこそこんな軽口を叩くようなやつじゃない。
「ミネーにとってここはどういう場所なんだ?」
「え、なんだよ急に」
ミネーが困惑しながらも答えてくれた。
「新しい自分……?になれるみたいな?変なこと言わせんな」
「ハハハ」
「フフフ、ん、方舟から連絡が来たよ……ミネー、方舟よりエステア軍が出現!ただちに帰還、迎撃に当たれって」
「マジか、スピード上げるぞ!ハナサギは俺たちに着いてくるだけで良い」
な、なんだ?別のクランの攻撃か?この世界のことはまだ何も知らないのにもう戦闘か……。
「エステア軍ってなんだ?別のクランなのか?」
「いーや違う。NPCだ」
「私たちみたいなプレイヤー以外にAIを積んでプレイヤーに敵対するやつがいるのよ。エステア連邦って言うんだけど」
「へー、そんな奴らがいるのか」
まあ、プレイヤー同士で争うのが嫌いな人にはうってつけだな。俺もクラン同士でドンパチしてピリピリするよりエステア連邦と戦うほうが楽しそうに感じるし。
「いたぞ!気を付けろ!」
ミネーが警戒を促す。
大きな戦艦と艦隊が撃ち合っている。
「ミネー、アリス、迎撃を!」
ヘルメットから声が聞こえてくる。
あれ、俺は除け者か?まあ、初心者だししゃーないか……と思っていたら。
「エリアルヘロン、君も力を貸して!」
「は、はい!」
思わず返事をしてしまった。
びっくりしたぁ~、いきなり呼ばれて返事しちまったよ。武器なんか持ってないしどうやって戦えば良いんだ?
ミネーとアリスの機体はいつの間にかライフルやら光る剣を装備している。
「おい、丸腰で挑むつもりか?兵装を展開しろよ」
ミネーがエリアルヘロンの腰を突っつく。
「兵装展開って言ったら武器が出てくるから、早くしな」
「分かった」
そんな言うだけで……。
「兵装展開!」
エリアルヘロンの手に光る剣が装備される。
「剣だ。アリスと同じやつ」
「お揃いね、そんなことより敵アーマードスーツ前方から四機接近中!」
「こちらエリアルガスター、赤蛇を確認している。既に三人やられちまった」
また誰かの通信が入ってくる。
赤蛇?次から次へと……
「エリアルシュトレイン了解。エリアルワンダーランド、赤蛇の迎撃に向かうぞ」
「分かった、エリアルヘロン、エリアルガスターと合流して。場所は表示されてるでしょ」
ミネーとアリスの機体が進路を変更する。
「だ、大丈夫なのか?」
「おい、新入り、前から来てるぞ!」
エリアルガスターの注意にハッとする。
前からビームが飛んで来る。
「ヤバイ!」
取り敢えず全力で逃げる!倒すのはエリアルガスターさんに任せよう!
エリアルヘロンが急上昇し、敵のアーマードスーツを引き離す。
「あのエリアル、アリスが言ってた初心者か?あれを避けるのか……」
エリアルガスターのパイロットが驚く。
「撒けたか?」
後ろを振り向くと四機のアーマードスーツがぴったりついてきている。
げっ、全然振り切れてないのかよ!
操縦桿をガチャガチャして機体をメチャクチャに動かす。
エリアルヘロンがトンデモ機動で動き出す。
「エリアルヘロン、落ち着け!」
「早く倒してくださいよ!」
俺は泣きそうな声で叫んだ。敵が全く振り切れないのだ。
「一発二発食らったぐらいでやられねえよ、戦ってみろ!お前なら大丈夫だ!」
エリアルガスターのパイロットが激励を飛ばす。
「えぇ……くっ」
俺は覚悟を決めた。
追手に向き直り、光る剣を構える。
身体に異変を感じる。
コックピットが遠退いていく感覚と共に目の前に宇宙が広がる。
「エリアルヘロンと……一体化してる……?」
皆も戦う時もこうなのだろうか、後で聞いてみるとしよう。今は目の前の敵に集中しろ!
四機のアーマードスーツが散開する。
エリアルヘロンが近くにいる敵に襲いかかる。
ライフルの銃身を切り捨て機体を袈裟斬りにする。
機体が爆発四散する。
「はあああ!」
光る剣の鮮やかな軌跡があっという間に二機のアーマードスーツを撃破する。
残りの一機は逃げ出したが、エリアルガスターがライフルで蜂の巣にして撃破した。
「……ありがとうございます」
エリアルヘロンがエリアルガスターに近づく。
「お前すげえな、初心者とは思えないぜ」
「そ、そうですか?」
「ああ、お前なら赤蛇も倒せるかも知れんな」
エリアルシュトレインから通信が入る。
「もう一機赤蛇が出てきた!対応してくれ!」
「了解!行くぞ」
「了解」
エリアルガスターとエリアルヘロンがエリアルシュトレインたちの援護に向かう。
赤い機体がこちらに向かってくる。
「赤蛇はエステア軍のエースだ。さっきのより俄然強いから注意しろよ」
赤蛇が刃が赤く光る斧を装備する。
エリアルヘロンも光る剣を構える。
「そうだよ。みんなにお前のこと紹介したいしな」
ミネーが笑いながら言う。
なんで旗艦なんだ?基地じゃないのか?
「俺たちのクランの旗艦、『ノアの方舟』がこの近くにいるんだ。アリスが呼んでくれたらしい」
「わざわざ俺のために?」
「あったり前!新しい仲間の歓迎は大切なのだよハナサギ君」
いつの間にか隣に並んだアリスがどこか嬉しそうに言う。
「あ、ありがとう」
「お?照れてんのか?」
ミネーが煽ってくる。
「嬉しいだけだよ」
こいつ、いつもと全然違うな。いつも趣味のこと以外はあんまり喋らないし、それこそこんな軽口を叩くようなやつじゃない。
「ミネーにとってここはどういう場所なんだ?」
「え、なんだよ急に」
ミネーが困惑しながらも答えてくれた。
「新しい自分……?になれるみたいな?変なこと言わせんな」
「ハハハ」
「フフフ、ん、方舟から連絡が来たよ……ミネー、方舟よりエステア軍が出現!ただちに帰還、迎撃に当たれって」
「マジか、スピード上げるぞ!ハナサギは俺たちに着いてくるだけで良い」
な、なんだ?別のクランの攻撃か?この世界のことはまだ何も知らないのにもう戦闘か……。
「エステア軍ってなんだ?別のクランなのか?」
「いーや違う。NPCだ」
「私たちみたいなプレイヤー以外にAIを積んでプレイヤーに敵対するやつがいるのよ。エステア連邦って言うんだけど」
「へー、そんな奴らがいるのか」
まあ、プレイヤー同士で争うのが嫌いな人にはうってつけだな。俺もクラン同士でドンパチしてピリピリするよりエステア連邦と戦うほうが楽しそうに感じるし。
「いたぞ!気を付けろ!」
ミネーが警戒を促す。
大きな戦艦と艦隊が撃ち合っている。
「ミネー、アリス、迎撃を!」
ヘルメットから声が聞こえてくる。
あれ、俺は除け者か?まあ、初心者だししゃーないか……と思っていたら。
「エリアルヘロン、君も力を貸して!」
「は、はい!」
思わず返事をしてしまった。
びっくりしたぁ~、いきなり呼ばれて返事しちまったよ。武器なんか持ってないしどうやって戦えば良いんだ?
ミネーとアリスの機体はいつの間にかライフルやら光る剣を装備している。
「おい、丸腰で挑むつもりか?兵装を展開しろよ」
ミネーがエリアルヘロンの腰を突っつく。
「兵装展開って言ったら武器が出てくるから、早くしな」
「分かった」
そんな言うだけで……。
「兵装展開!」
エリアルヘロンの手に光る剣が装備される。
「剣だ。アリスと同じやつ」
「お揃いね、そんなことより敵アーマードスーツ前方から四機接近中!」
「こちらエリアルガスター、赤蛇を確認している。既に三人やられちまった」
また誰かの通信が入ってくる。
赤蛇?次から次へと……
「エリアルシュトレイン了解。エリアルワンダーランド、赤蛇の迎撃に向かうぞ」
「分かった、エリアルヘロン、エリアルガスターと合流して。場所は表示されてるでしょ」
ミネーとアリスの機体が進路を変更する。
「だ、大丈夫なのか?」
「おい、新入り、前から来てるぞ!」
エリアルガスターの注意にハッとする。
前からビームが飛んで来る。
「ヤバイ!」
取り敢えず全力で逃げる!倒すのはエリアルガスターさんに任せよう!
エリアルヘロンが急上昇し、敵のアーマードスーツを引き離す。
「あのエリアル、アリスが言ってた初心者か?あれを避けるのか……」
エリアルガスターのパイロットが驚く。
「撒けたか?」
後ろを振り向くと四機のアーマードスーツがぴったりついてきている。
げっ、全然振り切れてないのかよ!
操縦桿をガチャガチャして機体をメチャクチャに動かす。
エリアルヘロンがトンデモ機動で動き出す。
「エリアルヘロン、落ち着け!」
「早く倒してくださいよ!」
俺は泣きそうな声で叫んだ。敵が全く振り切れないのだ。
「一発二発食らったぐらいでやられねえよ、戦ってみろ!お前なら大丈夫だ!」
エリアルガスターのパイロットが激励を飛ばす。
「えぇ……くっ」
俺は覚悟を決めた。
追手に向き直り、光る剣を構える。
身体に異変を感じる。
コックピットが遠退いていく感覚と共に目の前に宇宙が広がる。
「エリアルヘロンと……一体化してる……?」
皆も戦う時もこうなのだろうか、後で聞いてみるとしよう。今は目の前の敵に集中しろ!
四機のアーマードスーツが散開する。
エリアルヘロンが近くにいる敵に襲いかかる。
ライフルの銃身を切り捨て機体を袈裟斬りにする。
機体が爆発四散する。
「はあああ!」
光る剣の鮮やかな軌跡があっという間に二機のアーマードスーツを撃破する。
残りの一機は逃げ出したが、エリアルガスターがライフルで蜂の巣にして撃破した。
「……ありがとうございます」
エリアルヘロンがエリアルガスターに近づく。
「お前すげえな、初心者とは思えないぜ」
「そ、そうですか?」
「ああ、お前なら赤蛇も倒せるかも知れんな」
エリアルシュトレインから通信が入る。
「もう一機赤蛇が出てきた!対応してくれ!」
「了解!行くぞ」
「了解」
エリアルガスターとエリアルヘロンがエリアルシュトレインたちの援護に向かう。
赤い機体がこちらに向かってくる。
「赤蛇はエステア軍のエースだ。さっきのより俄然強いから注意しろよ」
赤蛇が刃が赤く光る斧を装備する。
エリアルヘロンも光る剣を構える。
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