11 / 40
phase1 一章 赫翼のエリアルヘロン
十話 第十回イベント-覚醒の兆し
しおりを挟む
エリアルヘロンのエンジンの軌跡が混沌とした戦場を切り裂く。
「どうしちまったんだ、ハナサギ、、、、」
防衛陣地から発進したエリアルシュトレインに乗ったミネーが唖然とする。
ハナサギからの応答は一つもない。
ハナサギの前に立ちはだかる全ての敵が切り裂かれてゆく。
「ミネー、あれどうなってるの?」
ヴァリュートのエリアルゴーストが隣に並ぶ。
「分からん。ただ、あれは尋常じゃない」
ブルーファイターズのアーマードスーツがその数をどんどん減らしていく。
「援護を、、、、」
「助け、、、、」
最後の一機が胸をエナジーブレードで貫かれ爆散した。
「うっ、はぁはぁはぁ」
ヘルメットからミネーの声が聞こえてくる。
「おい、ハナサギ!応答しろ!」
「あぁ、ミネー、、、、こっちは大丈夫だ」
俺は何をしていたんだ?だいぶゴツいアーマードスーツとやり合っていたような、、、、?
コックピットにアラートが鳴り響く。
「ソードビットン!?数が多い!」
急いでエリアルヘロンを後退させる。
レーダーが高速で飛翔する群体を捉えた。
ミネーとヴァリュートが警戒する。
「ついにお出ましだね」
「くそチート野郎が」
⭐️⭐️⭐️
「ロイがやられたか!遊びがいがありそうだな!」
カナが心底楽しそうに言う。
カナの機体、エリアルバレルディがエリアルヘロンの前に姿を現す。
二十基のソードビットンがエリアルバレルディの周りに集まる。
先端から緑色のブレードが放出される。
「ビットンの数多くないか?」
ミネーの指摘にヴァリュートが同意する。
「エリアルで装備出来るビットンは五基がデフォルト、改造を施したとしても積めるのは十基だよね」
「そうなのか?コイツのは十基以上あるようにしか見えないが、、、、」
俺が若干尻込みしたその時。
ソードビットンが突然動き出し、エリアルヘロンに攻撃を仕掛けてきたのだ。
「うわっ!いきなりかよ!」
ソードビットンの絶え間ない攻撃をなんとか感覚で防ぐ。
巻き添えを食った味方が複数堕ちる。
《レーダーに敵捕捉!数が多い、迎撃準備!》
ユカの指示が耳に残る。
「うぐっ、援護に行かなきゃ、、、、!」
襲いくるソードビットンを掻い潜り、エリアルバレルディに肉薄する。
振り上げたブレードが機体を真っ二つに切り裂かんとした時。
先ほどまでエリアルヘロンを襲っていたソードビットンがレーザーを撃ってきたのだ。
俺は被弾したエリアルヘロンを緊急回避させた。
「ちっ、ダメージ受けちまった」
どっかに残り体力みたいなゲージないのか?
探そうとした時、ソードビットンとガンビットンの猛攻が目の前を眩しく照らした。
「くそっ!ズルだろそれ!」
エリアルヘロンが最大速度で戦場を駆け巡る。
ガンビットンとソードビットンも難なく追従していく。
「今のうちに本体を叩くぞ!」
「言われなくても!」
エリアルシュトレインとエリアルゴーストがエリアルバレルディに突撃する。
しかし、行手を復帰してきたロイが塞ぐ。
「バレルディには指一本触れさせん!」
マルチユニットヴァレンシアがトンファー型のエナジーブレードを装備する。
「行くぞヴァリュート!」
「うん!」
一方、防衛陣地の格納庫からエリアルガスターとエリアルワンダーランドが全速力でハナサギのもとへ飛ぶ。
「さっきまでのキレがない。ほんとにどうしちゃったのかな」
「分からん、今はあいつを助けることに全力を!」
「ヨッシー、アリス!そっちにビットンが!く、、、、」
なんとか指示を出すので精一杯だ。脳みそがぐちゃぐちゃにかき回されている感覚だ。
「うっぷ!ゲロでるぅ!」
思わず口を押さえる。乗り物酔いまで再現してんのか、このゲーム!それ絶対要らない要素だろ!
相変わらずビットンの猛攻は続いている。
「はあ、はあ、誰か、、、、」
視界がぐらつく。
「どーなってんだ、、、、」
視界の端に近付いてくるエリアルバレルディが見える。
目の前が真っ暗になる。
また宇宙を漂いだしたエリアルヘロンを見てカナは機体を急停止させた。
「なんだ?あの動きは回避行動じゃないな」
カナが訝しむ。
「と言うか、ビットン攻撃を凌いだのか?初心者だと聞いていたが、、、、ロイを倒した男だ。侮れん」
カナが飛び回ってビットンを避けるエリアルガスターとエリアルワンダーランドを見る。
「あいつらがいくつか引きつけたのか。ま、あのビットンは攻撃のクールタイムもないし耐久度も極限まで上がっている。いくらライフルで撃とうがブレードで切りつけようが無駄。チーターを倒すにはチートがいるのよ」
エナジーブレードをエリアルヘロンのコックピットに突き刺す。
「はい、じゃねー」
エリアルヘロンが爆発四散する。
カナが溜息をつく。
『とりあえず懸念材料は取り除いた。あと二回、確実にキルする』
「ロイ、そっちは大丈夫か?」
「まあなんとか。でもちょーっときついかも」
「ふっ、わかった。さっさと片付けてハナサギに集中するぞ」
⭐️⭐️⭐️
「う、うう、、、、」
俺はうめきながら顔を上げる。
や、やられたのか?賭け、、、、負けちまったんだな。このゲーム、乗り物酔いもあるんだな。へへ、後でミネーに聞いてみるか、、、、。
《ハナサギ君、大丈夫?ハナサギ君!》
「ユカさん、聞こえてます」
あれだけ脳みそをぐちゃぐちゃにかき回されたのに、思考も感覚も恐ろしいほどに鮮明としている。
《そ、そう?とっても苦しそうだったから、、、、》
ユカが心配そうに言う。
「もう大丈夫です」
エリアルヘロンがまた宇宙空間に飛び出す。
向かう先はただ一つ。
エリアルバレルディの所へ。
背中のクロスウィングが赫く輝き出す。
「どうしちまったんだ、ハナサギ、、、、」
防衛陣地から発進したエリアルシュトレインに乗ったミネーが唖然とする。
ハナサギからの応答は一つもない。
ハナサギの前に立ちはだかる全ての敵が切り裂かれてゆく。
「ミネー、あれどうなってるの?」
ヴァリュートのエリアルゴーストが隣に並ぶ。
「分からん。ただ、あれは尋常じゃない」
ブルーファイターズのアーマードスーツがその数をどんどん減らしていく。
「援護を、、、、」
「助け、、、、」
最後の一機が胸をエナジーブレードで貫かれ爆散した。
「うっ、はぁはぁはぁ」
ヘルメットからミネーの声が聞こえてくる。
「おい、ハナサギ!応答しろ!」
「あぁ、ミネー、、、、こっちは大丈夫だ」
俺は何をしていたんだ?だいぶゴツいアーマードスーツとやり合っていたような、、、、?
コックピットにアラートが鳴り響く。
「ソードビットン!?数が多い!」
急いでエリアルヘロンを後退させる。
レーダーが高速で飛翔する群体を捉えた。
ミネーとヴァリュートが警戒する。
「ついにお出ましだね」
「くそチート野郎が」
⭐️⭐️⭐️
「ロイがやられたか!遊びがいがありそうだな!」
カナが心底楽しそうに言う。
カナの機体、エリアルバレルディがエリアルヘロンの前に姿を現す。
二十基のソードビットンがエリアルバレルディの周りに集まる。
先端から緑色のブレードが放出される。
「ビットンの数多くないか?」
ミネーの指摘にヴァリュートが同意する。
「エリアルで装備出来るビットンは五基がデフォルト、改造を施したとしても積めるのは十基だよね」
「そうなのか?コイツのは十基以上あるようにしか見えないが、、、、」
俺が若干尻込みしたその時。
ソードビットンが突然動き出し、エリアルヘロンに攻撃を仕掛けてきたのだ。
「うわっ!いきなりかよ!」
ソードビットンの絶え間ない攻撃をなんとか感覚で防ぐ。
巻き添えを食った味方が複数堕ちる。
《レーダーに敵捕捉!数が多い、迎撃準備!》
ユカの指示が耳に残る。
「うぐっ、援護に行かなきゃ、、、、!」
襲いくるソードビットンを掻い潜り、エリアルバレルディに肉薄する。
振り上げたブレードが機体を真っ二つに切り裂かんとした時。
先ほどまでエリアルヘロンを襲っていたソードビットンがレーザーを撃ってきたのだ。
俺は被弾したエリアルヘロンを緊急回避させた。
「ちっ、ダメージ受けちまった」
どっかに残り体力みたいなゲージないのか?
探そうとした時、ソードビットンとガンビットンの猛攻が目の前を眩しく照らした。
「くそっ!ズルだろそれ!」
エリアルヘロンが最大速度で戦場を駆け巡る。
ガンビットンとソードビットンも難なく追従していく。
「今のうちに本体を叩くぞ!」
「言われなくても!」
エリアルシュトレインとエリアルゴーストがエリアルバレルディに突撃する。
しかし、行手を復帰してきたロイが塞ぐ。
「バレルディには指一本触れさせん!」
マルチユニットヴァレンシアがトンファー型のエナジーブレードを装備する。
「行くぞヴァリュート!」
「うん!」
一方、防衛陣地の格納庫からエリアルガスターとエリアルワンダーランドが全速力でハナサギのもとへ飛ぶ。
「さっきまでのキレがない。ほんとにどうしちゃったのかな」
「分からん、今はあいつを助けることに全力を!」
「ヨッシー、アリス!そっちにビットンが!く、、、、」
なんとか指示を出すので精一杯だ。脳みそがぐちゃぐちゃにかき回されている感覚だ。
「うっぷ!ゲロでるぅ!」
思わず口を押さえる。乗り物酔いまで再現してんのか、このゲーム!それ絶対要らない要素だろ!
相変わらずビットンの猛攻は続いている。
「はあ、はあ、誰か、、、、」
視界がぐらつく。
「どーなってんだ、、、、」
視界の端に近付いてくるエリアルバレルディが見える。
目の前が真っ暗になる。
また宇宙を漂いだしたエリアルヘロンを見てカナは機体を急停止させた。
「なんだ?あの動きは回避行動じゃないな」
カナが訝しむ。
「と言うか、ビットン攻撃を凌いだのか?初心者だと聞いていたが、、、、ロイを倒した男だ。侮れん」
カナが飛び回ってビットンを避けるエリアルガスターとエリアルワンダーランドを見る。
「あいつらがいくつか引きつけたのか。ま、あのビットンは攻撃のクールタイムもないし耐久度も極限まで上がっている。いくらライフルで撃とうがブレードで切りつけようが無駄。チーターを倒すにはチートがいるのよ」
エナジーブレードをエリアルヘロンのコックピットに突き刺す。
「はい、じゃねー」
エリアルヘロンが爆発四散する。
カナが溜息をつく。
『とりあえず懸念材料は取り除いた。あと二回、確実にキルする』
「ロイ、そっちは大丈夫か?」
「まあなんとか。でもちょーっときついかも」
「ふっ、わかった。さっさと片付けてハナサギに集中するぞ」
⭐️⭐️⭐️
「う、うう、、、、」
俺はうめきながら顔を上げる。
や、やられたのか?賭け、、、、負けちまったんだな。このゲーム、乗り物酔いもあるんだな。へへ、後でミネーに聞いてみるか、、、、。
《ハナサギ君、大丈夫?ハナサギ君!》
「ユカさん、聞こえてます」
あれだけ脳みそをぐちゃぐちゃにかき回されたのに、思考も感覚も恐ろしいほどに鮮明としている。
《そ、そう?とっても苦しそうだったから、、、、》
ユカが心配そうに言う。
「もう大丈夫です」
エリアルヘロンがまた宇宙空間に飛び出す。
向かう先はただ一つ。
エリアルバレルディの所へ。
背中のクロスウィングが赫く輝き出す。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
サイレント・サブマリン ―虚構の海―
来栖とむ
SF
彼女が追った真実は、国家が仕組んだ最大の嘘だった。
科学技術雑誌の記者・前田香里奈は、謎の科学者失踪事件を追っていた。
電磁推進システムの研究者・水嶋総。彼の技術は、完全無音で航行できる革命的な潜水艦を可能にする。
小与島の秘密施設、広島の地下工事、呉の巨大な格納庫—— 断片的な情報を繋ぎ合わせ、前田は確信する。
「日本政府は、秘密裏に新型潜水艦を開発している」
しかし、その真実を暴こうとする前田に、次々と圧力がかかる。
謎の男・安藤。突然現れた協力者・森川。 彼らは敵か、味方か——
そして8月の夜、前田は目撃する。 海に下ろされる巨大な「何か」を。
記者が追った真実は、国家が仕組んだ壮大な虚構だった。 疑念こそが武器となり、嘘が現実を変える——
これは、情報戦の時代に問う、現代SF政治サスペンス。
【全17話完結】
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
同じアパートに住む年上未亡人美女は甘すぎる。
ピコサイクス
青春
大学生の翔太は、一人暮らしを始めたばかり。
真下の階に住むのは、落ち着いた色気と優しさを併せ持つ大人の女性・水無瀬紗夜。
引っ越しの挨拶で出会った瞬間、翔太は心を奪われてしまう。
偶然にもアルバイト先のスーパーで再会した彼女は、翔太をすぐに採用し、温かく仕事を教えてくれる存在だった。
ある日の仕事帰り、ふたりで過ごす時間が増えていき――そして気づけば紗夜の部屋でご飯をご馳走になるほど親密に。
優しくて穏やかで――その色気に触れるたび、翔太の心は揺れていく。
大人の女性と大学生、甘くちょっぴり刺激的な同居生活(?)がはじまる。
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗@オートスキル第1巻発売中
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
至れり尽くせり!僕専用メイドの全員が溺愛してくる件
こうたろ
青春
普通の大学生・佐藤健太は目覚めると、自宅が豪華な洋館に変わり10人の美人メイドたちに「お目覚めですか、ご主人様?」と一斉に迎えられる。いつの間にか彼らの“専属主人”になっていた健太は戸惑う間もなく、朝から晩までメイドたちの超至れり尽くせりな奉仕を受け始める。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる