スペースウォーリャーズ

大和煮の甘辛炒め

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phase1 二章 赫翼とエースと黒蛇

十五話 アプデ後の初戦闘

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 「フロンタル基地は初めてだろ?」

「はい」

俺とファナリスは会話しながら通路を歩いていた。

「そうだ、会ってほしい人がいるんだ。時間いいかな?」

ファナリスが隣の扉を指差す。

俺とファナリスが扉を開けた途端、、、、

「そいつが新しいパイロットか!」

大きな声が聞こえる。

「リク!そうだよ」

筋肉質で大柄な男がこちらに歩いてくる。

「紹介する。リク・オベール。俺の兄貴みたいなもんだ」

ファナリスがリクの横に並ぶ。

「こいつの言う通り、俺はリク・オベール。地球防衛機構第六アーマードスーツ部隊所属、階級は、、、、いいや、気を使わせるだろうし」

リクが俺の肩を抱き寄せる。

「お前、いい目してるな。名前は?」

「ハナサギです」

え、BL?いやこんな雑な展開ではやらんか。

「俺の背中を預けられるぐらいには成長してくれよ」

リクはそう言って俺から離れた。

「じゃあ総裁に会いに行こうか」

ファナリスと俺はリクに別れを告げて部屋を後にした。

「気のいい人でしたね」

「だろ?困ったことがあったら大体リクに相談すれば解決する」

ファナリスが自慢げに話す。

「次はフレイ総裁だ。司令室にいると思うけど、、、、」

突如ファナリスを呼ぶ声が響いた。

「ファナリス!」

前から黒髪の美女が歩いてきた。

「フレイ!ちょうどよかった。紹介したい人がいたんだ」

ファナリスが嬉しそうに話しかける。

「あなたの隣にいる?」

「そう。彼は新入りのハナサギ。紹介するよ、フレイ・アンダーソン。地球防衛機構の設立者だ」

フレイが軽くお辞儀する。

「地球防衛機構総裁のフレイです。あなたの活躍を期待しております。では」

「あ、はい。どうも、、、、」

なんか、冷たいやつだな。ファナリスを見つけた時の声は明るかったのに。

「ごめんね、フレイは人見知りなんだ」

あ、そういうこと。そんなことより、ミネー達びっくりするだろうな、ワクワクが止まらんぞこのゲーム!

「じゃあ次は、、、、」

ファナリスが何か言おうとした時、耳障りなサイレンが鳴り響いた。

《敵襲!敵襲!エステア軍が当基地に接近中!パイロットは速やかに自機に搭乗、発進せよ!》

アナウンスが鳴り響く。

「格納庫へ!ついてくるんだ!」

ファナリスが走り出す。

「わ、分かった!」

俺も置いていかれないように全力でファナリスを追いかける。

外から爆発音が聞こえてくる。

うはー、派手にやってんな。

俺達は格納庫に駆け込んだ。

味方のアーマードスーツが次々と発進していく。

「自分の機体のところへ行くんだ!」

そう言ってファナリスは赤色のアーマードスーツのところへ行ってしまった。

「俺のエリアルヘロンは、、、、あった!」

奥の方のデッキにエリアルヘロンは格納されていた。

俺は急いでエリアルヘロンの下に走った。

瞬時にコックピットにテレポートする。

ヘルメットから仲間の声が聞こえる。

《ファナリス、エリアルバーニング、出る!》

《トルート、フルファイトマルクス、行きます!》

「俺も早く行かないとな」

俺は操縦桿を動かしてエリアルヘロンを発着口に移動させる。

「ハナサギ、エリアルヘロン、発進!」

エリアルヘロンが青空へ飛び上がる。

「ハナサギ、聞こえるか?」

ファナリスの機体が横に並ぶ。

「敵の数が多い。気合入れろよ!」

レーダーに敵機が表示される。

確かにとんでもない数だ。

「うわー、イベント並みにいるな」

とりあえずライフルを構えて照準を合わせる。

「ロックオン完了!」

放たれたレーザー光線が幾らかのエステア軍機を撃墜した。

「やるじゃないか、負けてられないな!」

ファナリスがエステア軍機に肉薄する。

エナジーソードが唸りを上げる。

エステア軍機が真っ二つになって爆発した。

もう片手にはライフルを装備している。

そのライフルを撃ちまくる。

「エナジーソード振り回しながらライフル撃ってる、、、、あれがエース?」

ドン引きしている俺にリクが通信を繋いだ。

「ボサっとするな、敵を堕とせ!」

そうだ、見惚れてる場合じゃない。

俺はレーダーを確認して敵が多くいるところへ向かうことにした。

とりあえず視認できた敵にライフルを撃ち込み撃墜、撃ち漏らしは接近して近接格闘で撃墜。

《助かった、新入り!》

《やるじゃないか!》

敵機を撃墜するたびに仲間が褒めてくれる。実にいい気分である。ただ一つ気がかりなことがある。

「あの時みたいなスピードが出ないな」

第十回イベントの時のような機動が出来なくなっていたのだ。

無論クロス型のウィングも赫く輝いていない。

「敵が撤退していく。ハナサギ、俺たちはフロンタル基地を守り切ったぞ」

ファナリスが嬉しそうな声で言う。

「新入りにしては中々良い動きだったぞ」

リクも褒めてくれた。

あぁ、なんていい気分なんだ。

俺は思わずニヤける。

「いや、そんなこと、、、、ふへっ」

「ふっ、全機無事だな?帰還するぞ」

リクが指示を出す。

「一回の出撃で五機以上の撃墜、まさにエースだな」

ファナリスが自分のことのように言う。

ま、NPCなんだけどね。

俺は心の中で呟いた。
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