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phase1 二章 赫翼とエースと黒蛇
十六話 エステア軍艦隊撃破ミッション(1)
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「っていう事があったんだよ」
格納庫に戻った俺は先ほどのことを遅れてログインしたミネー達に伝えた。
「私も見たかったなー」
アリスが後悔する。
「すごかったぞ。ライフルとエナジーソードで近接格闘してた」
俺はファナリスの戦闘を思い浮かべる。
NPCだからできた芸当なんだろうな。AI使ってるだろうし。
「他のクランの奴らはどうしてるんだろ」
「確かに、プライマルクランは地球防衛機構より数が多いだろうし、そもそもキャラ紹介めっちゃスカスカだったよね」
ヴァリュートがミネーを見る。
「あれはスペースウォーリャーズ公式が作ったピースコンパスのサイトだ。所属する部隊の重要人物だけでよかったんじゃないか?もしくは、突貫で考えられたイベントであまり精査されていない、、、、とか」
「あの運営に限ってそんな雑な事しないと思うけどね」
ヴァリュートが鼻で笑う。
「ねえ、ハナサギ君。ファナリスって人はどこにいるの?」
アリスが俺に尋ねてきた。
俺は辺りを見渡して真っ赤な機体を探す。
あった。やっぱり目立つな。足元にファナリスもいるな。
「あの赤いエリアルのところにいる金髪がファナリスだよ。隣で整備兵と話しているのはリク・オーガス。なんでもファナリスの兄貴分らしいぞ」
ファナリスとリクがこちらに歩いてくる。
「お疲れ様、ハナサギ」
「そっちのはハナサギの同期か?」
リクがアリスを指差した。
「はい、そこの二人も同期です」
俺は頷いたがアリス達は不服なようだ。
「私たち、一年先輩なんですけど」
「いや、年齢は同じだし同期みたいなもんだろ?ハハハ」
「もー、しょうがないなぁ」
「改めて紹介するよ、アリス、ミネー、ヴァリュートだ」
「俺はファナリス。よろしくな」
「俺はリク・オベールだ。リクでいい」
リクがキリッとした顔で言う。
女がいるからカッコつけてるのか?妙に人間臭いAIだな。ま、キャラ付けってやつか。
格納庫の扉が開き、フレイが入ってきた。
「あなたですね、エステア軍機を五機以上撃墜したエースパイロットは」
フレイは俺に近づくなりそう言って、手を握った。
「ファナリスやリクに加え、あなたのようなパイロットがいるのは実に心強く感じております。あなたの戦果によって士気も上がっています。これからの活躍を期待しています」
「はあ、どうも」
「ファナリス、リク、ついてきなさい。ハナサギ、あなたもです。後ろの三人もよ」
そういやこの格納庫整備兵ばかりでパイロットが見当たらないな。ま、いっか。今はフレイについていくだけだ。
⭐️⭐️⭐️
フレイに連れられて俺達は司令室に入った。
何やら偉そうなおじさん達やアーマードスーツのパイロットたちが待っていた。
「フレイ殿」
恰幅のいい髭面のおじさんが立ち上がる。
「始めて頂戴」
司令室の電気が消え、中央の台からホログラムが投射される。
「エステア軍艦隊の位置を特定した。地球より八千キロの位置、その数二十五隻」
「凄い数だな。さっきの戦闘でのアーマードスーツの損害はなかったが、足りんだろ?」
リクが尋ねる。
「うむ、敵のアーマードスーツの数は儂の見立てでは百はいるだろうな」
「俺たちの五倍近いな。量を質で補うにしても五十人分ぐらいにしかならない」
ファナリスがサラッと凄いことを言う。
そういや、ユカさん達はどうしたんだろう。そろそろログインしていそうだが。
「こちらの戦力は新型戦艦と主力艦三隻だ。それだけでは足りないので地球防衛機構ベガラス基地との共同作戦とし、兵力の増強を図る。これならアーマードスーツ部隊の数もエステアと同等になる」
「新型戦艦?」
「ああ、ノアの方舟と言うらしい」
ユカさん達も来てたんだな。心強い。
「アーマードスーツを上に搬送しないとな」
「キャノンキャンサー装備も準備させろ」
リクが士官達と示し合わせ、テキパキ指示を出し始める。
ファナリスが扉を指差す。
「俺達は先に上がっていよう」
「どこに?」
「どこって、宇宙だよ」
ファナリスが笑いながら言う。
⭐️⭐️⭐️
「テリアンクランの戦力増強として地球防衛機構と組んだが、エステア軍艦隊との戦闘イベントがあるとは、、、、しかも共同作戦。経験を積める、とポジティブに考えるしかないか」
テリアンクランのリーダー、グレイス。機体名エリアルバンシィ。
「そういえばピースコンパスのエリアルヘロンとか言うパイロット、奴の動きはカガリにそっくりだった。いつか手合わせ願いたいものだが、、、、」
彼はまだ知らない。
その共同作戦にエリアルヘロン、ピースコンパスが参加していることを。
格納庫に戻った俺は先ほどのことを遅れてログインしたミネー達に伝えた。
「私も見たかったなー」
アリスが後悔する。
「すごかったぞ。ライフルとエナジーソードで近接格闘してた」
俺はファナリスの戦闘を思い浮かべる。
NPCだからできた芸当なんだろうな。AI使ってるだろうし。
「他のクランの奴らはどうしてるんだろ」
「確かに、プライマルクランは地球防衛機構より数が多いだろうし、そもそもキャラ紹介めっちゃスカスカだったよね」
ヴァリュートがミネーを見る。
「あれはスペースウォーリャーズ公式が作ったピースコンパスのサイトだ。所属する部隊の重要人物だけでよかったんじゃないか?もしくは、突貫で考えられたイベントであまり精査されていない、、、、とか」
「あの運営に限ってそんな雑な事しないと思うけどね」
ヴァリュートが鼻で笑う。
「ねえ、ハナサギ君。ファナリスって人はどこにいるの?」
アリスが俺に尋ねてきた。
俺は辺りを見渡して真っ赤な機体を探す。
あった。やっぱり目立つな。足元にファナリスもいるな。
「あの赤いエリアルのところにいる金髪がファナリスだよ。隣で整備兵と話しているのはリク・オーガス。なんでもファナリスの兄貴分らしいぞ」
ファナリスとリクがこちらに歩いてくる。
「お疲れ様、ハナサギ」
「そっちのはハナサギの同期か?」
リクがアリスを指差した。
「はい、そこの二人も同期です」
俺は頷いたがアリス達は不服なようだ。
「私たち、一年先輩なんですけど」
「いや、年齢は同じだし同期みたいなもんだろ?ハハハ」
「もー、しょうがないなぁ」
「改めて紹介するよ、アリス、ミネー、ヴァリュートだ」
「俺はファナリス。よろしくな」
「俺はリク・オベールだ。リクでいい」
リクがキリッとした顔で言う。
女がいるからカッコつけてるのか?妙に人間臭いAIだな。ま、キャラ付けってやつか。
格納庫の扉が開き、フレイが入ってきた。
「あなたですね、エステア軍機を五機以上撃墜したエースパイロットは」
フレイは俺に近づくなりそう言って、手を握った。
「ファナリスやリクに加え、あなたのようなパイロットがいるのは実に心強く感じております。あなたの戦果によって士気も上がっています。これからの活躍を期待しています」
「はあ、どうも」
「ファナリス、リク、ついてきなさい。ハナサギ、あなたもです。後ろの三人もよ」
そういやこの格納庫整備兵ばかりでパイロットが見当たらないな。ま、いっか。今はフレイについていくだけだ。
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フレイに連れられて俺達は司令室に入った。
何やら偉そうなおじさん達やアーマードスーツのパイロットたちが待っていた。
「フレイ殿」
恰幅のいい髭面のおじさんが立ち上がる。
「始めて頂戴」
司令室の電気が消え、中央の台からホログラムが投射される。
「エステア軍艦隊の位置を特定した。地球より八千キロの位置、その数二十五隻」
「凄い数だな。さっきの戦闘でのアーマードスーツの損害はなかったが、足りんだろ?」
リクが尋ねる。
「うむ、敵のアーマードスーツの数は儂の見立てでは百はいるだろうな」
「俺たちの五倍近いな。量を質で補うにしても五十人分ぐらいにしかならない」
ファナリスがサラッと凄いことを言う。
そういや、ユカさん達はどうしたんだろう。そろそろログインしていそうだが。
「こちらの戦力は新型戦艦と主力艦三隻だ。それだけでは足りないので地球防衛機構ベガラス基地との共同作戦とし、兵力の増強を図る。これならアーマードスーツ部隊の数もエステアと同等になる」
「新型戦艦?」
「ああ、ノアの方舟と言うらしい」
ユカさん達も来てたんだな。心強い。
「アーマードスーツを上に搬送しないとな」
「キャノンキャンサー装備も準備させろ」
リクが士官達と示し合わせ、テキパキ指示を出し始める。
ファナリスが扉を指差す。
「俺達は先に上がっていよう」
「どこに?」
「どこって、宇宙だよ」
ファナリスが笑いながら言う。
⭐️⭐️⭐️
「テリアンクランの戦力増強として地球防衛機構と組んだが、エステア軍艦隊との戦闘イベントがあるとは、、、、しかも共同作戦。経験を積める、とポジティブに考えるしかないか」
テリアンクランのリーダー、グレイス。機体名エリアルバンシィ。
「そういえばピースコンパスのエリアルヘロンとか言うパイロット、奴の動きはカガリにそっくりだった。いつか手合わせ願いたいものだが、、、、」
彼はまだ知らない。
その共同作戦にエリアルヘロン、ピースコンパスが参加していることを。
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