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第2章
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次の日、ななのちゃんに会った時
「昨日、ななネ お母さんに 遊びに行くこと話したの スポーツセンターの人とって それと友達3人位ってウソついちゃった そしたら、変な関わり方しないでねって、言われちゃった」
「心配なんだろうね まして、女の子なんだから余計だよ」
「シュウ君 変な人?」
「お母さんからしたら変な人だろうな 一緒に遊びに行くなんてとんでもないって言うだろうね」
「でも 変なことってしないよね? シュウ君は」
「もちろんだよ ななのちゃんは友達のつもりだし・・ 誘ったんは、君がいつもひとりぼっちだから・・ お互い 楽しめればいいかなって思ったんだ 迷惑だったカナ?」
「ううん お母さんには ウソついちゃったけど ななは行きたい」
「ウン あのさー これ 暑いから 余計なお世話なんだけど 買ってきた 明日、被っておいでよ」と、昨日、買ってきたつばがそんなに大きくなくてリボンとか花飾りが取り換えられる麦藁帽を渡しながら
「・・・ こんなの 困るぅ 帽子なんて要らないから・・」
「そう言うなよ 熱射病になっちゃうよ これ 折りたためるらしいから、しまっとけるだろう」
ななのちゃんは黙ったまま受け取っていた。たぶん、戸惑って考え込んでいるみたいだった。その日、別れる時も、黙ったままだったのだ。
当日の朝、僕たちは銀行の駐車場で待ち合わせをしていた。僕は、お昼ご飯におにぎりと考えたが、暑さでいたむ恐れもあるからと、どっか食べ物屋さんぐらいあるだろうと、タオルと傷テープだけを念のためと思ってリュックに詰め込んでいた。ななのちゃんがやってきた時、小さなリュックと麦藁帽を被っていて
「おはよう シュウ君 これっ 可愛い?」花飾りのほうを付けていたのだ。
「ウン 可愛いよ それはひまわりなのカナ」
「そう なな こんなの初めて ありがとうネ」
「気に入っってもらえてよかったよ さぁ 行こうか 誰かに見られると 具合 悪いんだろー?」
「だね しばらく 離れて歩くね」
と言いながらも、半分ほど歩いて坂道になってきた時、ななのちゃんは後ろから僕の手を手繰り寄せるようにして繋いできた。
「知ってる人に会ったら 親戚のお兄さんって言っていい?」
「あぁ いいよ 大丈夫? 疲れてない?」
「ウン シュウ君より ななのほうが毎日 歩いているよ 平気!」
公園に着くと、直ぐに ななのちゃんはロープスライダーに走って行って、数人が並んでいたけど、順番がくると、僕に手を振りながら下っていった。その後、駆け寄ってきて
「すんごく 気持ち良かったよ ねぇ もう一回 行ってきていい?」と、可愛い笑顔して聞いてきていた。
「ウン 帽子 持ってるよ 飛びそうだろー?」ななのちゃんは帽子とリュックを僕に渡すと駆けて行って、又、並んで、自分の番になると、大きく僕に手を振って、今度は足を広げて下っていたのだ。
その後、長いローラーのスライダーに向かって行って
「シュウ君 前 ななは後ろに付いて滑る」と、僕を前に座らせて、ななのちゃんは僕の背中にくっついて手を廻してきて滑り始めた。真ん中ぐらいにくると
「なぁ お尻 熱いよ 焼けてるんだ」
「そうだね じゃぁ 足つけてしゃがんで滑ろー」と、言われるままにして滑り降りて
「うふっ おもしろい 今度は ななが 前ね」と、又、僕を引っ張っるように連れて行った。僕は、躊躇したが、とりあえず、ななのちゃんの腰のあたりを支えるようにして滑ったのだ。何回かそんな風にして滑った後
「ねぇ なな おにぎりしてきたんだ 食べよっ」と、木陰のベンチを指さしていた。
「おかか 甘くしたの シュウ君が 初めてくれた時 おいしかったから」
「そうかー ななのちゃんが作ってきてくれたんだ じゃー うまいだろう」と、僕は、ちょっと感激して食らいついたていた。
「おいしいよ ななのちゃん じょうずだね」
「よかった おいしいって言ってくれて うれしい」
「ななのちゃんはサー 自分のこと 時々 ななって言うよねー」
「ん なな だから おかしい?」
「いいや いいんじゃないか べつに」
その後、森のコースを歩いていると、ななのちゃんは僕と腕を組むように手を繋いできて
「シュウ君 恋人同士ってこんな感じなんでしょ?」
「まぁ そうだね 残念ながら ななのちゃんは親戚の女の子だね」
「・・・ななはネ 今日 楽しかったヨ 友達とも こんな風に遊んだこと無かったし 小さい頃、お父さんと遊んでもらったことあった」
「そうか そりゃー 良かったヨ」
「ねぇ 今日だけ? ななは・・ 又、遊びに連れていって欲しいなぁー」
「あぁー 機会あったらネ」
僕も、初めてななのちゃんに出会った時の陰のある彼女の表情とは、今は違う明るい笑顔の彼女と過ごすのが楽しみと感じるようになっていたのだ。
「昨日、ななネ お母さんに 遊びに行くこと話したの スポーツセンターの人とって それと友達3人位ってウソついちゃった そしたら、変な関わり方しないでねって、言われちゃった」
「心配なんだろうね まして、女の子なんだから余計だよ」
「シュウ君 変な人?」
「お母さんからしたら変な人だろうな 一緒に遊びに行くなんてとんでもないって言うだろうね」
「でも 変なことってしないよね? シュウ君は」
「もちろんだよ ななのちゃんは友達のつもりだし・・ 誘ったんは、君がいつもひとりぼっちだから・・ お互い 楽しめればいいかなって思ったんだ 迷惑だったカナ?」
「ううん お母さんには ウソついちゃったけど ななは行きたい」
「ウン あのさー これ 暑いから 余計なお世話なんだけど 買ってきた 明日、被っておいでよ」と、昨日、買ってきたつばがそんなに大きくなくてリボンとか花飾りが取り換えられる麦藁帽を渡しながら
「・・・ こんなの 困るぅ 帽子なんて要らないから・・」
「そう言うなよ 熱射病になっちゃうよ これ 折りたためるらしいから、しまっとけるだろう」
ななのちゃんは黙ったまま受け取っていた。たぶん、戸惑って考え込んでいるみたいだった。その日、別れる時も、黙ったままだったのだ。
当日の朝、僕たちは銀行の駐車場で待ち合わせをしていた。僕は、お昼ご飯におにぎりと考えたが、暑さでいたむ恐れもあるからと、どっか食べ物屋さんぐらいあるだろうと、タオルと傷テープだけを念のためと思ってリュックに詰め込んでいた。ななのちゃんがやってきた時、小さなリュックと麦藁帽を被っていて
「おはよう シュウ君 これっ 可愛い?」花飾りのほうを付けていたのだ。
「ウン 可愛いよ それはひまわりなのカナ」
「そう なな こんなの初めて ありがとうネ」
「気に入っってもらえてよかったよ さぁ 行こうか 誰かに見られると 具合 悪いんだろー?」
「だね しばらく 離れて歩くね」
と言いながらも、半分ほど歩いて坂道になってきた時、ななのちゃんは後ろから僕の手を手繰り寄せるようにして繋いできた。
「知ってる人に会ったら 親戚のお兄さんって言っていい?」
「あぁ いいよ 大丈夫? 疲れてない?」
「ウン シュウ君より ななのほうが毎日 歩いているよ 平気!」
公園に着くと、直ぐに ななのちゃんはロープスライダーに走って行って、数人が並んでいたけど、順番がくると、僕に手を振りながら下っていった。その後、駆け寄ってきて
「すんごく 気持ち良かったよ ねぇ もう一回 行ってきていい?」と、可愛い笑顔して聞いてきていた。
「ウン 帽子 持ってるよ 飛びそうだろー?」ななのちゃんは帽子とリュックを僕に渡すと駆けて行って、又、並んで、自分の番になると、大きく僕に手を振って、今度は足を広げて下っていたのだ。
その後、長いローラーのスライダーに向かって行って
「シュウ君 前 ななは後ろに付いて滑る」と、僕を前に座らせて、ななのちゃんは僕の背中にくっついて手を廻してきて滑り始めた。真ん中ぐらいにくると
「なぁ お尻 熱いよ 焼けてるんだ」
「そうだね じゃぁ 足つけてしゃがんで滑ろー」と、言われるままにして滑り降りて
「うふっ おもしろい 今度は ななが 前ね」と、又、僕を引っ張っるように連れて行った。僕は、躊躇したが、とりあえず、ななのちゃんの腰のあたりを支えるようにして滑ったのだ。何回かそんな風にして滑った後
「ねぇ なな おにぎりしてきたんだ 食べよっ」と、木陰のベンチを指さしていた。
「おかか 甘くしたの シュウ君が 初めてくれた時 おいしかったから」
「そうかー ななのちゃんが作ってきてくれたんだ じゃー うまいだろう」と、僕は、ちょっと感激して食らいついたていた。
「おいしいよ ななのちゃん じょうずだね」
「よかった おいしいって言ってくれて うれしい」
「ななのちゃんはサー 自分のこと 時々 ななって言うよねー」
「ん なな だから おかしい?」
「いいや いいんじゃないか べつに」
その後、森のコースを歩いていると、ななのちゃんは僕と腕を組むように手を繋いできて
「シュウ君 恋人同士ってこんな感じなんでしょ?」
「まぁ そうだね 残念ながら ななのちゃんは親戚の女の子だね」
「・・・ななはネ 今日 楽しかったヨ 友達とも こんな風に遊んだこと無かったし 小さい頃、お父さんと遊んでもらったことあった」
「そうか そりゃー 良かったヨ」
「ねぇ 今日だけ? ななは・・ 又、遊びに連れていって欲しいなぁー」
「あぁー 機会あったらネ」
僕も、初めてななのちゃんに出会った時の陰のある彼女の表情とは、今は違う明るい笑顔の彼女と過ごすのが楽しみと感じるようになっていたのだ。
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