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第4章
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年末28の日に美浜に寄ってみた。私は、会社のほうは、今日から年末年始の休みになっていた。店に入ると、少し、メイクが濃いめになった、なずなが迎えてくれた。
「いらっしやい すずり もう、会社休みなんでしょ 私は、今日3時までだったんだ」
「そう 直ぐに、お店手伝ってんだ」
「そうよ 31日の深夜3時までやるんだって それから、大掃除なのよ」
「うわー 大変ね じゃあ 寝正月なんだ」
「うん でもね マンション 30日から使っても良いって話になって お布団だけ 運ぶんだぁ わかるでしょ たっぷり、寝正月 あっ 何にする? のどぐろ あるよ!」
「うん いいねぇー じゃぁ お酒 1杯だけ おじさんみたいだね フルーティーなのにしてよ」
皮目を少しあぶってあってのどぐろの切り身が出てきた。お醤油の横には、柚子が添えてあった。
「柚子をたっぷり、掛けてね この突き出しもおいしいよ 私が作ったの キャベツを細かくして、玉ねぎおろしたのと飛びっこの和えたの」
「ヘェー そんなことまでやるんだ なずな すごいね じゃぁ 突き出しから」
口に運ぶと、確かに、おいしい。お正月に私も作ろー。のどぐろも程よい脂がのっておいしかった。
「うまい なずなのも おいしいー」と、思わず言ってしまった。
「でしよう その辺りの居酒屋とは違うのよ」
「そうねぇ おかみさん とっても、おいしゅうございます」
「なに よー すずり ひがんでるのー」
「そうなこと無いよー 石積さん なずなのことよろしくね 昔から私の一番大切な親友なんだから・・ 強引なとこあるけど、私と同じで慎重派だけど・・でも、なずながこんなに積極的だなんて知らなかったわー」
「すずり ありがとう だけど、あんたのは慎重ってより臆病に近いんだけどね」
「なずな! じゃぁ 言うけどさー 高校の時、男子校の学園祭に行こうって言った時、尻ごみしてたし、大学の時も、京都の地下の穴倉みたいな喫茶店の時も、昔からのとこだから行こうって言っているのに、怖いからって、だけど、無理やり連れてったこと覚えている?」
「わかったわよー それ以上 ボロ言わないでー でないと すずりもボロもバラすよー」
「あぁー ごめんなさい 私が 悪うございました」
もう独りの若い男の人が鍋を振りながら、声を出して笑っていた。私が、お店を出る時、なずなは
「すずり 落ち着いたら、招待するから、新居 遊びに来てね でもね、多分 式は、沖縄で二人っきりになりそう だから、呼べないかもしれない」
「えー そう それも好いかもね でも、遊びにいくね 新婚さん家庭 あー お正月、たっぷり可愛がってもらってね なずな すごく 幸せそうだよ よかったネ!」
帰り道、私は、思いだしていた。お母さんに、「お付き合いしている人がいるのなら、親にもちゃんと紹介しなさい。そう、お正月がいいわね すずりにも、着物着せてあげるし、見てもらいなさい えーと 2日の日ね わかったー」と、一方的に言われていたのだ。憂鬱だったんだけど、一応、舜に連絡してあるのだ。私、お付き合いしている人が居るなんて、言ってないのに・・お母さんには、母親の勘でわかってしまうんだろろうか。
彼のこと 両親には 気に入ってもらえるのだろうかとか 複雑な思いで坂を歩いていた。こういう時って プチは何にも言ってくんないんだよねー
「いらっしやい すずり もう、会社休みなんでしょ 私は、今日3時までだったんだ」
「そう 直ぐに、お店手伝ってんだ」
「そうよ 31日の深夜3時までやるんだって それから、大掃除なのよ」
「うわー 大変ね じゃあ 寝正月なんだ」
「うん でもね マンション 30日から使っても良いって話になって お布団だけ 運ぶんだぁ わかるでしょ たっぷり、寝正月 あっ 何にする? のどぐろ あるよ!」
「うん いいねぇー じゃぁ お酒 1杯だけ おじさんみたいだね フルーティーなのにしてよ」
皮目を少しあぶってあってのどぐろの切り身が出てきた。お醤油の横には、柚子が添えてあった。
「柚子をたっぷり、掛けてね この突き出しもおいしいよ 私が作ったの キャベツを細かくして、玉ねぎおろしたのと飛びっこの和えたの」
「ヘェー そんなことまでやるんだ なずな すごいね じゃぁ 突き出しから」
口に運ぶと、確かに、おいしい。お正月に私も作ろー。のどぐろも程よい脂がのっておいしかった。
「うまい なずなのも おいしいー」と、思わず言ってしまった。
「でしよう その辺りの居酒屋とは違うのよ」
「そうねぇ おかみさん とっても、おいしゅうございます」
「なに よー すずり ひがんでるのー」
「そうなこと無いよー 石積さん なずなのことよろしくね 昔から私の一番大切な親友なんだから・・ 強引なとこあるけど、私と同じで慎重派だけど・・でも、なずながこんなに積極的だなんて知らなかったわー」
「すずり ありがとう だけど、あんたのは慎重ってより臆病に近いんだけどね」
「なずな! じゃぁ 言うけどさー 高校の時、男子校の学園祭に行こうって言った時、尻ごみしてたし、大学の時も、京都の地下の穴倉みたいな喫茶店の時も、昔からのとこだから行こうって言っているのに、怖いからって、だけど、無理やり連れてったこと覚えている?」
「わかったわよー それ以上 ボロ言わないでー でないと すずりもボロもバラすよー」
「あぁー ごめんなさい 私が 悪うございました」
もう独りの若い男の人が鍋を振りながら、声を出して笑っていた。私が、お店を出る時、なずなは
「すずり 落ち着いたら、招待するから、新居 遊びに来てね でもね、多分 式は、沖縄で二人っきりになりそう だから、呼べないかもしれない」
「えー そう それも好いかもね でも、遊びにいくね 新婚さん家庭 あー お正月、たっぷり可愛がってもらってね なずな すごく 幸せそうだよ よかったネ!」
帰り道、私は、思いだしていた。お母さんに、「お付き合いしている人がいるのなら、親にもちゃんと紹介しなさい。そう、お正月がいいわね すずりにも、着物着せてあげるし、見てもらいなさい えーと 2日の日ね わかったー」と、一方的に言われていたのだ。憂鬱だったんだけど、一応、舜に連絡してあるのだ。私、お付き合いしている人が居るなんて、言ってないのに・・お母さんには、母親の勘でわかってしまうんだろろうか。
彼のこと 両親には 気に入ってもらえるのだろうかとか 複雑な思いで坂を歩いていた。こういう時って プチは何にも言ってくんないんだよねー
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