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第3章
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日曜日、田中大樹が、車に乗って訪ねてきた。就職前に免許を取ったって言っていた。今は、空調機を製造販売している大阪の会社に勤めているらしい。
「モトシ 元気そうだな だいぶ肩の辺りがごつうなったな」
「うん 水泳でしごかれてきたからな 大樹も背が伸びたなぁ」
「どうだ 向こうで良い娘みつかったか?」
「お前 絢のこと知らないのか」
「う どうしたんだ 別れてしまったんだろ?」
「やっぱり知らないのか 実はな、入学式の時、大学にあいつが居たんだよ」
「えぇー 本町がぁー お前を追いかけて行ったの? ほんとぅー まじぃー? あいつ、あのまま聖女学院に行ったんじゃぁないの 去年の春頃、モトシがどこの大学受けるのか聞かれたことあったけど、よっぽど惚れたんだなぁ じやぁ、一緒に住んでるのか?」
「そんな訳ないじゃん 僕は寮だし 絢は知り合いのとこに世話になっている でも、付き合ってはいるよ」
「そうなんだぁー 本町ってすごいよな 6年の時、どんどん勉強が出来るようになっていって、不思議なことに、それにつれて可愛くなっていったよな」
「絢って、集中力がすごいんだよ でもな、あん時は多分、早瀬いづみを超えようと、目標を決めていたんだわ なぜか、いづみには対抗心を抱いていたんだ」
「早瀬いづみはクラスのアイドルだったからなぁ でも聞いたことがあるんだけど、あいつは成績が悪い連中のことを馬鹿にして、悪口を影で言っていたんだと だから、本町はそのことに刺激されたんちゃうか モトシとのこともあったけどな」
「そうかも知れない 絢はなんでも真っ直ぐだから・・純粋だし・・そこが僕は好きなんだ」
「ノロケかよー 俺も、付き合っている娘いるんだ 同期でな、少しポッチヤリだけど、オッパイがでかくてさー 割と可愛いんだぜ この前一緒に海に行った時、水着姿見たらムラムラしちゃてな 帰りに、強引に塩水、風呂で流そうよって誘って、やっちゃったんだ」
「そんなことしてるんだ でも良かったじゃぁないか」
「最初、うまく、いかなくてなぁ 何と、お互い、初めてだったんだ お前も練習しとけよな」
「そんなの、どうやって練習するんだよ」
「だよな せめて、ゴムの着け方だけでもな そーいえば、雅恵知っているだろう 喫茶店の娘 高校3年の時、子供出来ちゃてな 3学期には退学してたよ でも、今は、直ぐに結婚させられてな、あの喫茶店を継いでいるよ 行ってやればー もう、2人目が出来て、腹少しでかいけどな」
「そうかー あんまり会いたいと思う人じゃあないな いやな思い出もあるし 直接は関係なかったけどな 絢はそのこと知っているんかな」
「まぁ いいんじゃない 俺も、もしかしたら、結婚早いかも そん時は、呼ぶから来てくれよな ふたりで・・」
僕達には、まだまだ先の話だな 結婚なんて
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「そうかー あんまり会いたいと思う人じゃあないな いやな思い出もあるし 直接は関係なかったけどな 絢はそのこと知っているんかな」
「まぁ いいんじゃない 俺も、もしかしたら、結婚早いかも そん時は、呼ぶから来てくれよな ふたりで・・」
僕達には、まだまだ先の話だな 結婚なんて
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