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最終章
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私達は、式をあげた後、船の上だった。大樹夫妻と誠一郎夫妻に開君、それに小野原さんが写真の為、付いてきてくれていた。お父さん達は、藤沢の叔父さん、カンコーの社長さん達と久々に会ったし、これからの3社の結束の為と口実をつけて、どこかで祝杯をあげると言っていた。
開君が、懐いていて、ずーと私の側に居る
「お姉チャン、白い服、きれいだね お姫様みたい」
「絢ちゃん 本当にきれいよ 輝いているもの 船に乗る時ね、みんな見とれていたわ」と、郷子さんが言っていた。開君と何枚か写真撮ってくれた。もちろん、私達のも。
― ― ― ☆ ☆ ☆ ― ― ―
もうすぐ、島に着く。港には、歓迎の人達が見えた。船から降りて行くと、クラッカーで歓迎してくれて、みんなが絢を見て、感嘆の声をあげていた。民宿「力丸」のおばさんの顔も見える。絢は駆け寄っていた。僕は、慎二と葵、詩織を見つけたので、そっちに礼を言いに行っていた。
会場を港湾施設の一角に準備していてくれて、色んなお祝いの飾りがしてあった。絢は長いブライダルガウンを上から着て、さっきのブーケを持って、改めて、僕と腕を組んで登場していった。みんなから、称賛と感嘆の声があがっていた。みんな、絢の姿に見とれているのだ。「TVで見る人よりきれいだね」とか言ってくれている。
組合長はもちろんだが、誰が呼んでくれたのか村長さんも来てくれていた。
「水島君おめでとう 絢さんも 若い二人に来てもらえて、歓迎だよ 教員免許もあるんだって 絵の方も才能あるって聞いているよ 学校にもそのこと話してある」
立食だったので、立ち替わりお祝いに来てくれる。慎二達が来てくれて
「やぁ 俺も、結婚したくなったよ」
「早く、しなよー 葵も待っているんだろー」
「私は、ちゃんと、言ってくれるまで、いつまでも・・今は、クラスの子供達の方が可愛くて楽しいしね」
「ほんと、慎二君って、肝心の時には、ぐずぐずしてるよね」と詩織も言っていた。
小野原さんが5人の写真を撮ってくれている時
「小野原さん お子さん、おめでとうございます 可愛いでしよう」と、詩織が声をかけた
「うん 茜に似てくれて、可愛いよ 太陽の陽って名付けた 茜も来れなくて、残念がっていたよ」
「京都で産んだものね 冬休み会いに行っていいですか? ねえ 葵も」
「うん ぜひ来てやってくれ 茜も まだ 友達も少ないから きっと 大歓迎だよ」
大樹も夫婦揃って、来てくれていたので
「大樹 遠くまで、ありがとな」
「私達、新婚旅行行って無かったので、丁度いいのよ 呼んでくれて、ありがとう 絢ちゃん きれいわよ おめでとう ねぇ、この子 まさかー」と、くるみちゃんが横から言ってくれて、開くんを見て言ってきた。ずーと、絢のスカートを掴んで、側に付いていたのだ。
「違うよ 絢に懐いているんだ 絢の会社の上司の子なんだけど・・」と、弁明したけど、開君のお母さんは・・ご主人とふたりだけで小野原さんにチャカリ写真を撮ってもらっていたのだ。
僕が、誠一郎さんと、話し込んでいる間に、絢は民宿のおばさんに、連れられて、来てくれているペンションをやっている人たちとか、漁協の人達の間を、挨拶して周っていた。みんなからも、褒められ、歓迎されている様子を見て、僕は、安心していた。
「絢ちゃんは、誰からも好かれるし、直ぐに、打ちとけるから、ここの生活も大丈夫よ」と、郷子さんが言ってくれていた。
その間にも、島の人達が立ち代わり来てくれて、その度に、絢は挨拶して周っていた。島のみんなに知ってもらおうとしていたのだ。彼女なりに島に打ち解けようとしているのだろう。
開君が、懐いていて、ずーと私の側に居る
「お姉チャン、白い服、きれいだね お姫様みたい」
「絢ちゃん 本当にきれいよ 輝いているもの 船に乗る時ね、みんな見とれていたわ」と、郷子さんが言っていた。開君と何枚か写真撮ってくれた。もちろん、私達のも。
― ― ― ☆ ☆ ☆ ― ― ―
もうすぐ、島に着く。港には、歓迎の人達が見えた。船から降りて行くと、クラッカーで歓迎してくれて、みんなが絢を見て、感嘆の声をあげていた。民宿「力丸」のおばさんの顔も見える。絢は駆け寄っていた。僕は、慎二と葵、詩織を見つけたので、そっちに礼を言いに行っていた。
会場を港湾施設の一角に準備していてくれて、色んなお祝いの飾りがしてあった。絢は長いブライダルガウンを上から着て、さっきのブーケを持って、改めて、僕と腕を組んで登場していった。みんなから、称賛と感嘆の声があがっていた。みんな、絢の姿に見とれているのだ。「TVで見る人よりきれいだね」とか言ってくれている。
組合長はもちろんだが、誰が呼んでくれたのか村長さんも来てくれていた。
「水島君おめでとう 絢さんも 若い二人に来てもらえて、歓迎だよ 教員免許もあるんだって 絵の方も才能あるって聞いているよ 学校にもそのこと話してある」
立食だったので、立ち替わりお祝いに来てくれる。慎二達が来てくれて
「やぁ 俺も、結婚したくなったよ」
「早く、しなよー 葵も待っているんだろー」
「私は、ちゃんと、言ってくれるまで、いつまでも・・今は、クラスの子供達の方が可愛くて楽しいしね」
「ほんと、慎二君って、肝心の時には、ぐずぐずしてるよね」と詩織も言っていた。
小野原さんが5人の写真を撮ってくれている時
「小野原さん お子さん、おめでとうございます 可愛いでしよう」と、詩織が声をかけた
「うん 茜に似てくれて、可愛いよ 太陽の陽って名付けた 茜も来れなくて、残念がっていたよ」
「京都で産んだものね 冬休み会いに行っていいですか? ねえ 葵も」
「うん ぜひ来てやってくれ 茜も まだ 友達も少ないから きっと 大歓迎だよ」
大樹も夫婦揃って、来てくれていたので
「大樹 遠くまで、ありがとな」
「私達、新婚旅行行って無かったので、丁度いいのよ 呼んでくれて、ありがとう 絢ちゃん きれいわよ おめでとう ねぇ、この子 まさかー」と、くるみちゃんが横から言ってくれて、開くんを見て言ってきた。ずーと、絢のスカートを掴んで、側に付いていたのだ。
「違うよ 絢に懐いているんだ 絢の会社の上司の子なんだけど・・」と、弁明したけど、開君のお母さんは・・ご主人とふたりだけで小野原さんにチャカリ写真を撮ってもらっていたのだ。
僕が、誠一郎さんと、話し込んでいる間に、絢は民宿のおばさんに、連れられて、来てくれているペンションをやっている人たちとか、漁協の人達の間を、挨拶して周っていた。みんなからも、褒められ、歓迎されている様子を見て、僕は、安心していた。
「絢ちゃんは、誰からも好かれるし、直ぐに、打ちとけるから、ここの生活も大丈夫よ」と、郷子さんが言ってくれていた。
その間にも、島の人達が立ち代わり来てくれて、その度に、絢は挨拶して周っていた。島のみんなに知ってもらおうとしていたのだ。彼女なりに島に打ち解けようとしているのだろう。
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