80 / 80
最終章
結末
しおりを挟む
式から1ト月がたち、私は、週に2回、会社に船に乗って通い、後はオンラインでやり取りさせてもらっていた。民宿も予約が入ると手伝いに行くという生活だった。ペンション経営で移り住んできた人の子供で小学校2年生の女の子が、披露宴にも来てくれていたが、絵が好きだというので、民宿の1部屋を借りて、週に2回教えていた。玄関にも、私の絵を飾らしてもらっている。モトシは、相変わらず、休みの日には、潜っていた。
- - - - - ☆ ☆ ☆ - - - - -
1年後、私達の間に、女の子 実海が産まれていた。産まれた時は、民宿「力丸」のおばさんが、手伝いに来て、慣れない私に、色々と教えてくれたり、お世話してくれていた。
私は、地元の集会所を提供してもらえるようになり、4人の子供達に教えていた。みんな、友達との間がうまくゆかなくて、絵に興味がある子供達だったけど、この教室に来るようになって、4人は仲良くなって、うちとけて明るくなってきた。学校でも少しづつ、友達も増えていっているみたい。そのうち、絵を画くだけでなく、宿題なんかも、助け合ってやるようになっていた。子供達の変化に小学校の先生も、興味を持って、見に来てくれた時
「芳子ちゃん 疲れたら、無理しないで、休んでお空を眺めていたら・・ みんなも無理しないでね」と、私は、みんなに声を掛けたら、みんなが明るい声で返事を返してくれていた。
「すごーい みんな、楽しそうでー 元気よね 今ではね、授業中も、一生懸命にね 話を聞いてくれるようになったの」と、先生は感激してくれていた。そして、その後、役場からも画材などの支援もしてくれるようになった。
その後、村長さんも見に来てくれて、
「何処から、聞いたのか 学童留学も受け入れてくれるのかって、問い合わせが、2.3あったんだ。移住してくれて、ペンションをやっている人達がSNSで発信してくれているみたいだよ。通っている学校に馴染めない子なんだけど、自然の中だとうまく行くんじゃぁ無いかと きれいな海もあるしな 好きな絵を画いて伸び伸び育ってくれれば良いんだとか言ってきてな だけど、宿舎も用意してないしな 受け入れも出来ないし これからだよ」
「下宿するんなら 力丸 受け入れてくれると思いますよ 他でも、民宿 空いているとこありますよー 島のみんなが保護者になるつもりなら、大丈夫ですよ 元気な子になると思います」と、私は、その時、夢が大きくなった。
「そうか 絢さん 直ぐに、それは検討するよ 島のみんなの意見も聞いてみる 新聞社にも掲載してもらうようにもする やっぱり、若い人が移住してくれることが増えると違うなぁー 島に活気が出てくるよ」と、言っていたのだ。そして
「絵だけじゃぁなく色んな教科の面倒見てくれているとか、聞いたのだが」
「いいえ 私は、苦手だという教科の1学年前のことを少しずつ教えているんです。私も、学校の勉強、苦手でしたから。だから、その気になんないと身に付かないって思っているんです。だから、あの子達がその気になった時に、ボチボチ教えています」
「そうか それも良いですね ひとりひとりの個性に沿ってくださって、助かります。特に、知らない土地に初めて来た子供にとっては、頼りになるかもしれませんね」と、言って村長さんは帰って行った。そして、このことがきっかけで、定期的に画材などの補助が出るようになったのだ。
私、高校の時から思い描いていたように、子供達と接することが、出来るようになり、絵を通じて、何かを教えられるようになって、今は、すごく充実していた。そして、時々私の手が絵具で汚れたままだったりすると、モトシが「早く、手を洗ってこいよ」と私にとっての殺し文句を・・聞きながら・・
そして、カンコー食品の処理施設の竣工が9月にあり、私は、そこの総務もみてくれと言われていた。遅れて、本島の新工場も竣工した。会社の支援もあって、村役場と漁協でサンゴの保護活動も、来春には進めて行くという予定になり、モトシも張り切っている。
私達、贅沢なことは出来ないけれど、私、少しばかり貯金も出来るようになったし、美しい自然と親切な島の人々にも囲まれて、本当に、今 モトシと実海と一緒に、幸せを噛みしめている。
あの時、「なんでもっと頑張んないだよッ」って、モトシが言ってくれなかったら・・その声が、聞こえたから・・今
Is very happy with my family
- - - - - ☆ ☆ ☆ - - - - -
1年後、私達の間に、女の子 実海が産まれていた。産まれた時は、民宿「力丸」のおばさんが、手伝いに来て、慣れない私に、色々と教えてくれたり、お世話してくれていた。
私は、地元の集会所を提供してもらえるようになり、4人の子供達に教えていた。みんな、友達との間がうまくゆかなくて、絵に興味がある子供達だったけど、この教室に来るようになって、4人は仲良くなって、うちとけて明るくなってきた。学校でも少しづつ、友達も増えていっているみたい。そのうち、絵を画くだけでなく、宿題なんかも、助け合ってやるようになっていた。子供達の変化に小学校の先生も、興味を持って、見に来てくれた時
「芳子ちゃん 疲れたら、無理しないで、休んでお空を眺めていたら・・ みんなも無理しないでね」と、私は、みんなに声を掛けたら、みんなが明るい声で返事を返してくれていた。
「すごーい みんな、楽しそうでー 元気よね 今ではね、授業中も、一生懸命にね 話を聞いてくれるようになったの」と、先生は感激してくれていた。そして、その後、役場からも画材などの支援もしてくれるようになった。
その後、村長さんも見に来てくれて、
「何処から、聞いたのか 学童留学も受け入れてくれるのかって、問い合わせが、2.3あったんだ。移住してくれて、ペンションをやっている人達がSNSで発信してくれているみたいだよ。通っている学校に馴染めない子なんだけど、自然の中だとうまく行くんじゃぁ無いかと きれいな海もあるしな 好きな絵を画いて伸び伸び育ってくれれば良いんだとか言ってきてな だけど、宿舎も用意してないしな 受け入れも出来ないし これからだよ」
「下宿するんなら 力丸 受け入れてくれると思いますよ 他でも、民宿 空いているとこありますよー 島のみんなが保護者になるつもりなら、大丈夫ですよ 元気な子になると思います」と、私は、その時、夢が大きくなった。
「そうか 絢さん 直ぐに、それは検討するよ 島のみんなの意見も聞いてみる 新聞社にも掲載してもらうようにもする やっぱり、若い人が移住してくれることが増えると違うなぁー 島に活気が出てくるよ」と、言っていたのだ。そして
「絵だけじゃぁなく色んな教科の面倒見てくれているとか、聞いたのだが」
「いいえ 私は、苦手だという教科の1学年前のことを少しずつ教えているんです。私も、学校の勉強、苦手でしたから。だから、その気になんないと身に付かないって思っているんです。だから、あの子達がその気になった時に、ボチボチ教えています」
「そうか それも良いですね ひとりひとりの個性に沿ってくださって、助かります。特に、知らない土地に初めて来た子供にとっては、頼りになるかもしれませんね」と、言って村長さんは帰って行った。そして、このことがきっかけで、定期的に画材などの補助が出るようになったのだ。
私、高校の時から思い描いていたように、子供達と接することが、出来るようになり、絵を通じて、何かを教えられるようになって、今は、すごく充実していた。そして、時々私の手が絵具で汚れたままだったりすると、モトシが「早く、手を洗ってこいよ」と私にとっての殺し文句を・・聞きながら・・
そして、カンコー食品の処理施設の竣工が9月にあり、私は、そこの総務もみてくれと言われていた。遅れて、本島の新工場も竣工した。会社の支援もあって、村役場と漁協でサンゴの保護活動も、来春には進めて行くという予定になり、モトシも張り切っている。
私達、贅沢なことは出来ないけれど、私、少しばかり貯金も出来るようになったし、美しい自然と親切な島の人々にも囲まれて、本当に、今 モトシと実海と一緒に、幸せを噛みしめている。
あの時、「なんでもっと頑張んないだよッ」って、モトシが言ってくれなかったら・・その声が、聞こえたから・・今
Is very happy with my family
10
この作品の感想を投稿する
あなたにおすすめの小説
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
あるフィギュアスケーターの性事情
蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。
しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。
何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。
この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。
そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。
この物語はフィクションです。
実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。
上司、快楽に沈むまで
赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。
冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。
だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。
入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。
真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。
ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、
篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」
疲労で僅かに緩んだ榊の表情。
その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。
「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」
指先が榊のネクタイを掴む。
引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。
拒むことも、許すこともできないまま、
彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。
言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。
だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。
そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。
「俺、前から思ってたんです。
あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」
支配する側だったはずの男が、
支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。
上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。
秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。
快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。
――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
みんなの女神サマは最強ヤンキーに甘く壊される
けるたん
青春
「ほんと胸がニセモノで良かったな。貧乳バンザイ!」
「離して洋子! じゃなきゃあのバカの頭をかち割れないっ!」
「お、落ちついてメイちゃんっ!? そんなバットで殴ったら死んじゃう!? オオカミくんが死んじゃうよ!?」
県立森実高校には2人の美の「女神」がいる。
頭脳明晰、容姿端麗、誰に対しても優しい聖女のような性格に、誰もが憧れる生徒会長と、天は二物を与えずという言葉に真正面から喧嘩を売って完膚なきまでに完勝している完全無敵の双子姉妹。
その名も『古羊姉妹』
本来であれば彼女の視界にすら入らないはずの少年Bである大神士狼のようなロマンティックゲス野郎とは、縁もゆかりもない女の子のはずだった。
――士狼が彼女たちを不審者から助ける、その日までは。
そして『その日』は突然やってきた。
ある日、夜遊びで帰りが遅くなった士狼が急いで家へ帰ろうとすると、古羊姉妹がナイフを持った不審者に襲われている場面に遭遇したのだ。
助け出そうと駆け出すも、古羊姉妹の妹君である『古羊洋子』は助けることに成功したが、姉君であり『古羊芽衣』は不審者に胸元をザックリ斬りつけられてしまう。
何とか不審者を撃退し、急いで応急処置をしようと士狼は芽衣の身体を抱き上げた……その時だった!
――彼女の胸元から冗談みたいにバカデカい胸パッドが転げ落ちたのは。
そう、彼女は嘘で塗り固められた虚乳(きょにゅう)の持ち主だったのだ!
意識を取り戻した芽衣(Aカップ)は【乙女の秘密】を知られたことに発狂し、士狼を亡き者にするべく、その場で士狼に襲い掛かる。
士狼は洋子の協力もあり、何とか逃げることには成功するが翌日、芽衣の策略にハマり生徒会に強制入部させられる事に。
こうして古羊芽衣の無理難題を解決する大神士狼の受難の日々が始まった。
が、この時の古羊姉妹はまだ知らなかったのだ。
彼の蜂蜜のように甘い優しさが自分たち姉妹をどんどん狂わせていくことに。
※【カクヨム】にて編掲載中。【ネオページ】にて序盤のみお試し掲載中。【Nolaノベル】【Tales】にて完全版を公開中。
イラスト担当:さんさん
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる