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第1章:『悟る、クレイジーサイコレズ』
悟る、クレイジーサイコレズ2
しおりを挟む「昨日はごめんね」
昨日と打って変わって、態度を改める神崎。怪しさが満載だ。その様子を心配そうに、柏ユリが見つめている。2人は親友だと公言している。
昨日いきなり怒鳴ってきた神崎瞳は、あまり話したことはないが結構ガサツな女の子。黒髪ロングの彼女は、黙っていれば美人だ。まぁ黙っていなくてもモテているみたいだが、浮ついた話は聞いたことがない。なぜ知っているかって?
クラスの美人な子の話なんて、嫌でも耳に入ってくるからだ。噂の話題にもなりやすいし、なにしろ声が大きい。きっと自分とは違って、学校を家だとでも思っている節がある。羨ましい限りだ。
一方、柏ユリは女の子を体現したような子。背は小さめで茶髪のショートボブ。こっちはこっちで結構モテているみたい。告白はされているようだが、逐一神崎の面接を受けさせられるみたい。合格した人はまだ見かけない。何故2人の仲が良いのかは甚だ疑問である。
あーそうだ、話かけられていたんだっけ?
ガヤガヤ言っていたが耳に入っていなかった。適当に相槌を打っていたような気がする。
「だーかーら!弟さんの死んだ場所見せてよ!!」
どうなったらそういう話になるんだよ!
「おまえさ、デリカシーとかないわけ?」
「ないわ。言っておくけど私、そういう類のお話聞きすぎているから、特に可哀想とか思わないの。それとも弟さん可哀想ねって一生哀れんでほしいわけ?」
「そーいうわけではないんだけどさ」
「確かにそこまで清々しく聞かれるとこっちも楽だよ。そういう話題になると俺の顔色伺うような奴ばっかりだからな。だからこそ、ハッキリ言うよ。お前に見せるわけねーだろ!弟の部屋を!あれは一生封印しておくって決めたんだ!」
「やっぱり!」
「やっぱり今も残っているのね!そうだと思ったのよ。で、いつ行っていいの?」
「「失せろ!」」
昼休みの教室で、うっかり怒鳴ってしまった。セコンドがタオルを投げるようにして、ユリが神崎を連れて行った。神崎の瞳はずっとこちらを見ていた。
放課後になると、珍しく柏さんから声をかけられた。
「ごめんね木下君。瞳ちゃんに悪気はないの。もうああいうことしないように言うから。私からもごめんなさい」
「いーよ別に」
「あいつ普段からああなのか?」
「そういうわけじゃないの。普段は優しいのに、、、」
「そうか。まぁ良いよ」
「木下君。不思議な事言って良い?たぶん戸惑うと思うけど」
「好きにしなよ」
「瞳ちゃんは人の傷つくようなことは絶対にしないの。親友の私には分かるんだけど、、、」
「上手く言えないけど、逆なのかもしれない。ごめんね変なこと言って」
「じゃあね」
柏さんは去って行った。
逆?反対?弟の話にそんな要素あるか?不思議に思いつつ家に帰って行った。
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