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怒る練習
しおりを挟む私はほとんどの感情を外に出さない。
ある時、先生に感情を外に出した方が良いと言われる。
色々な感情を外に出さないと楽しいという気持ちは表れないそうだ。
そうか。
振り返ると私は怒った経験がほぼない。
練習の成果で会社で1回だけ感情的に怒ることが出来た。
私の日記によると、その前に怒ったことは7年前に遡るらしい。
怒る練習はとても難しかった。
どうしてよいのか分からないからだ。
私は昔、自分を出来た人間だと思っていた。
何事も感情的にならず、冷静に物事をみる。
なるべく論理的に。
でもその行為自体、自分の感情から逃げているとのことであった。
傷つくのを恐れるあまり、
感情を内側に留め対処を図る。
つまり、我慢し続けたってことだ。色々なことに対して。
しかし、
それは人間らしい行動とは言えない。
人間は感情を持った生物なのだ。使わないと機能しなくなる。
そういう不具合から、
心と体のバランスが崩れたのだと、
昔思った。
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