25 / 78
アリス症候群②
しおりを挟むこれもまた私が幼稚園だった頃。
私はカナヘビを取るのが好きであった。
その日もカナヘビを探していた。
出るスポットは経験則で分かっていた。
とある県営住宅の、軒下ではないけれど、
アリジゴクがよく巣を作る空間がたしかあった。
そこでとても大きなカナヘビ、
トカゲを見た。
虫取り網でなんとか捕獲を試みるも、
外にあるエアコンの機械の後ろに隠れてしまった。
大きさは外にあるエアコンの機械と同じくらいであった。
すっかり隠れてしまったて、
捕獲を諦めてしまった。
後に動物園の爬虫類館に行ったが、
そのように大きなトカゲはあまりいない。
おおよそ、
いたとしてあの場所に生息しているはずはない。
誰かのペットが逃げ出してたまたま目撃した可能性はあるが、
とても低いような気がする。
外にあるエアコンの機械の後ろに隠れてしまったと記述したが、
それほど大きなトカゲが後ろの狭い空間に入れるのだろうか?
今思うと不思議な話である。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
0
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる