中二病少女

木下寅丸

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永遠の昨日。本棚が示すもの

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 私は、妹を助けられるのか考えていた。問題の本質はどこにあるのだろう? 思考を巡らす。問題の本質は、人間はロボットではないと妹に分からせることだ。それしかない。だがどうする?
 仮に当人たちに接触して、説得を試みるとする。成功したとして、それで妹は納得するだろうか? もし失敗したら、唯一の味方である私さえ、敵になってしまう。そうなるともう、妹は一人ぼっちだ。また飛び降りてしまう。
 無理矢理学校に連れて行くとする。運命に任せて。それでは、妹の予測した未来が待っているのではないだろうか? そうなるともう、絶望が彼女を襲い、身を投げることになる。
 あれこれ考えてみても、結論はでなかった。結局、私は妹に、永遠の昨日を与えることしかできない。死ぬまで面倒をみようと心に決めた。

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 それは偶然だった。向かい合わせになっている妹の部屋のドアが開いていた。私は、なんとなく部屋に入った。前より男性的な部屋になっている印象がした。あんな格好をしているのに。本棚が目に留まる。
「なになに。『アオハライド』『君に届け』『花より男子』。ふむふむ。『からかい上手の高木さん』『とある科学の超電磁砲』『化物語』。おぉ、『タッチ』『らんま1/2』まである!! それに、『恋空』『君の名は。』ね」
「ふぅー」私は妹の机のイスに座った。そして、本棚を見つめ直す。
「なんだよ。学園ものばかりじゃないか…」
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