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【番外編】秘密の緑子
しおりを挟む緑子はもやもやしていた。
スパ子にゴブリン、
人類の歴史を聞いていたとき、
1つの疑問が浮かぶ。
では、『緑子』の存在って何なんだ?
色々あった手前、その時は聞くことができなかったが、
どうしても気になってしまう。
聞くべきか。
聞かぬべきか。
また衝撃的な内容だったらどうしようとか、
大した事のない存在だったらとか、
頭の中がそれでいっぱいだ。
和平交渉で忙しいというのに、、、。
緑子:「やっぱり聞きに行こう」
そそくさと1人、ドラゴンの巣にいるスパ子まで会いに行くことにした。
出発時
ピーチ:「あらお出掛け?」
スー:「どっか行くのか?」
スーとピーチに会った。
咄嗟に、
緑子:「ドラゴン様と今後の和平交渉について意見交換しに行くんだ」
:「ついてくるか?」
と嘘をついた。
スー:「俺そういう頭使う系はちょっといいや」
ピーチ:「つまんなそー。いかなーい」
緑子:(セーーーーーフ)
:(この2人はそういうことには絶対行かないと信じていましたよ。魔女様、両刀の狂戦士様)
自慢の頭の良さを下らないことに使っていた。
スパ子の部屋にて
スパ子:「いらっしゃい緑子様」
:「今日はいかがなされたんですか?」
緑子:「いや、ちょっとな、、、」
:(言え、言うんだ)
:(自分の存在は何者なのかということを)
緑子は部屋中をウロウロしていた。
スパ子:「聞きたいことがあったら言ってほしいのですが、、、」
緑子:「ええい」
:「『緑子』って一体何なんだ?」
スパ子は迫真の顔で緑子に言われたので、
なにごとなのかと思った。
スパ子:「ああ、そういうことですか、、、」
緑子:「早く言ってくれ私のことを。覚悟は出来ている」
スパ子:(苦手だなこの人)
スパ子:「ゴブリンのアルビノです」
緑子:「アルビノだと!!」
アルビノアルビノアルビノアルビノアルビノアルビノ。
ゴブリンのアルビノゴブリンのアルビノゴブリンのアルビノ。
緑子は衝撃を受けた。
スパ子:「ちょっと。固まらないでください」
緑子:「いやすまない。衝撃的だったもので」
:「1つ尋ねて良いかな?」
スパ子:「どうぞ」
:(さっきから尋ねているような気が、、、)
緑子:「アルビノって何だ?」
スパ子:「生まれながらメラニンが欠乏する個体です」
:「メラニンの生合成に関わる、遺伝子情報の欠損が原因だと言われています」
緑子:「・・・」
:「日本語で話してくれないだろうか?」
スパ子:「あー」
:「つまり、体の色素を生まれつき持たない個体です」
:「なので体は白く、目は赤くなります」
緑子:「・・・」
:「そうか、、、、」
緑子はあんまり理解出来なかった。
緑子:「すると、それはどうゴブリンと関係するのですか?」
スパ子:「関係、、、。ゴブリンに限らず、動物種全てにおいて一定の確率でアルビノは存在します」
緑子:「では何故王国には、私のような存在がいないのだ!」
スパ子:(怒鳴らないでー。怖いよー)
:「王国にももちろん生まれます」
:「しかし、忌み子として扱われるため」
:「生まれて直ぐに処分されるのです」
緑子:「なんと、、、」
:「では、何故『緑子』は神聖視されているのだ?」
スパ子:「文化の違いというしかありません」
緑子:「そうか。そうなのか」
緑子はぶつぶつ独り言を言い始めた。
だとすれば、あのことは、、、。
いや、そうなるとあれの意味というのは、、、。
緑子:「いかん時間だ」
:「ではまた」
緑子は釈然としない様子でスパ子の元を去っていった。
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