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放心状態
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「………せ、誠也?」
「…………………っ。」
あれから俺は涙が枯れるまで抱かれた。最後の方の記憶なんてない。ただ異常な快楽に苦しめられて解放された頃にはここが夢か現実かも分からなくなった。
「…すまん。さすがにやりすぎた。」
抱いてる時は鬼のようだった游さんも終わった後、反省したらしく俺のことを抱きしめながら機嫌を伺ってくる。でも俺はそんな游さんに返事をする元気もなかった。
「誠也…?」
すまんと何度も言いながら游さんは俺のことを抱きしめてくる。この状況…慎都さんに見られるわけにはいかない。どうにかしないと…。俺は回らない頭で必死に考えた。游さんのことを許したくないけど…本当は殴りたいけどこの状況を慎都さんに見つかる方がやばいから…仕方ない…。
「…いいよ。」
「は?許してくれるのかよ。」
「…うん。」
だってこれを慎都さんに見られたらそれこそお仕置きだとか言ってまた快楽地獄の始まりだから。
「あーよかった。まじで口聞いて貰えなくなるかと思った。」
本当は俺だってそのつもりだったよ。けど状況が状況だから仕方ないんだ。仕方なく…だ!
「…もういいよ。游さん、それよりお風呂入りたい。」
「おうよ。俺に任せとけ。」
出来れば慎都さんが帰る前に…全ての証拠を隠滅したい。そのためにはまず俺がお風呂に入らないと。
「…あの、游さん。」
「ん?」
「慎都さんっていつ帰ってくる?」
「あーいつだっけな。夕方だっけなぁ。夜だったかなぁ。」
なんで曖昧なんだ…!大事なことなのに。銀時さんだったらこんなことないんだろうなぁ…。だけど今は銀時さんにも会いたくない。安全だったはずの銀時さんも今や獣だから。
「もーちゃんと覚えててよ…。」
「んな事言われても全部を把握出来ねぇよ。誠也だって知らねぇじゃねぇか。」
「俺は昨日寝落ちしちゃったもん。朝起きた慎都さんいなかったし…。」
「まぁそうか。けどどーでもよくね?頭がいつ帰ってくるとかさ。今は俺と2人っきりなのに。」
あ…まずい雰囲気だ。游さんの機嫌を取らなきゃ…。
「ご、ごめんって。それより早くお風呂行こうよ。游さんも汗かいたでしょ…。」
「ああ。俺も汗かいたよ。お前が可愛すぎたからな。」
そう言いながら游さんは俺の頭を撫でてきた。けど…何だか怪しい手つきだ…。まさか…またするつもりなの…?
「ゆ、游さん…?」
「んな怯えなくてもいいって。さすがにこの状態のお前をまた抱けねぇよ。頭も帰ってくるかもしれねぇしよ。」
…よかった。じゃあお風呂に…
「でもさぁ誠也。俺はまだお前にキスしてもらってねぇわ。」
「…え?」
「とぼけてんじゃねぇ。さっき言ったろ?キスしろってさ。」
「そ、それは…!」
やめて欲しいからしようとしてただけで終わった今する必要はないじゃんか…!
「おいおい誠也。なんだその顔は。さっさとしろって。」
「……い、嫌だって言ったら?」
「さぁ?どうしてやろうか。」
游さんはそういうと俺の耳をいじりだした。抱くつもりはないみたいだけど…キスを諦めるつもりもないらしい。
「や、やめてって…!」
「お前耳弱いもんな。耳だけじゃなくて脇も弱いよな。」
「あはっ、やめ!」
游さんは耳だけじゃなくて俺の脇に手を置いてくすぐってきた。だけど疲れ果てた俺は上手く抵抗できなくてされるがままになってしまう。
「ゆ、ゆうさっ、あはっ、や、やめ!」
「やめて欲しいならキスしろって。ほらー早く。」
この…っ。ふざけやがって…っ。でもこちょこちょされんのも耳触られんのも嫌だ。悔しいけど…この状況をどうにかするためにはするしかない。
「わかっ、たっ、わかったから!」
「いい子だ誠也。ほら、近くに来い。」
「うわっ、ちょ…!」
「せーいーや。」
「な、なに…。」
「ん、きーす。やってみな。」
「…………………っ。」
あれから俺は涙が枯れるまで抱かれた。最後の方の記憶なんてない。ただ異常な快楽に苦しめられて解放された頃にはここが夢か現実かも分からなくなった。
「…すまん。さすがにやりすぎた。」
抱いてる時は鬼のようだった游さんも終わった後、反省したらしく俺のことを抱きしめながら機嫌を伺ってくる。でも俺はそんな游さんに返事をする元気もなかった。
「誠也…?」
すまんと何度も言いながら游さんは俺のことを抱きしめてくる。この状況…慎都さんに見られるわけにはいかない。どうにかしないと…。俺は回らない頭で必死に考えた。游さんのことを許したくないけど…本当は殴りたいけどこの状況を慎都さんに見つかる方がやばいから…仕方ない…。
「…いいよ。」
「は?許してくれるのかよ。」
「…うん。」
だってこれを慎都さんに見られたらそれこそお仕置きだとか言ってまた快楽地獄の始まりだから。
「あーよかった。まじで口聞いて貰えなくなるかと思った。」
本当は俺だってそのつもりだったよ。けど状況が状況だから仕方ないんだ。仕方なく…だ!
「…もういいよ。游さん、それよりお風呂入りたい。」
「おうよ。俺に任せとけ。」
出来れば慎都さんが帰る前に…全ての証拠を隠滅したい。そのためにはまず俺がお風呂に入らないと。
「…あの、游さん。」
「ん?」
「慎都さんっていつ帰ってくる?」
「あーいつだっけな。夕方だっけなぁ。夜だったかなぁ。」
なんで曖昧なんだ…!大事なことなのに。銀時さんだったらこんなことないんだろうなぁ…。だけど今は銀時さんにも会いたくない。安全だったはずの銀時さんも今や獣だから。
「もーちゃんと覚えててよ…。」
「んな事言われても全部を把握出来ねぇよ。誠也だって知らねぇじゃねぇか。」
「俺は昨日寝落ちしちゃったもん。朝起きた慎都さんいなかったし…。」
「まぁそうか。けどどーでもよくね?頭がいつ帰ってくるとかさ。今は俺と2人っきりなのに。」
あ…まずい雰囲気だ。游さんの機嫌を取らなきゃ…。
「ご、ごめんって。それより早くお風呂行こうよ。游さんも汗かいたでしょ…。」
「ああ。俺も汗かいたよ。お前が可愛すぎたからな。」
そう言いながら游さんは俺の頭を撫でてきた。けど…何だか怪しい手つきだ…。まさか…またするつもりなの…?
「ゆ、游さん…?」
「んな怯えなくてもいいって。さすがにこの状態のお前をまた抱けねぇよ。頭も帰ってくるかもしれねぇしよ。」
…よかった。じゃあお風呂に…
「でもさぁ誠也。俺はまだお前にキスしてもらってねぇわ。」
「…え?」
「とぼけてんじゃねぇ。さっき言ったろ?キスしろってさ。」
「そ、それは…!」
やめて欲しいからしようとしてただけで終わった今する必要はないじゃんか…!
「おいおい誠也。なんだその顔は。さっさとしろって。」
「……い、嫌だって言ったら?」
「さぁ?どうしてやろうか。」
游さんはそういうと俺の耳をいじりだした。抱くつもりはないみたいだけど…キスを諦めるつもりもないらしい。
「や、やめてって…!」
「お前耳弱いもんな。耳だけじゃなくて脇も弱いよな。」
「あはっ、やめ!」
游さんは耳だけじゃなくて俺の脇に手を置いてくすぐってきた。だけど疲れ果てた俺は上手く抵抗できなくてされるがままになってしまう。
「ゆ、ゆうさっ、あはっ、や、やめ!」
「やめて欲しいならキスしろって。ほらー早く。」
この…っ。ふざけやがって…っ。でもこちょこちょされんのも耳触られんのも嫌だ。悔しいけど…この状況をどうにかするためにはするしかない。
「わかっ、たっ、わかったから!」
「いい子だ誠也。ほら、近くに来い。」
「うわっ、ちょ…!」
「せーいーや。」
「な、なに…。」
「ん、きーす。やってみな。」
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