怖いお兄さん達に誘拐されたお話

安達

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「あぁ゛っ、ぁ゛っ、うそつき゛っ、最低っ、ぁ゛っ、あぁっ、んっ、ぅ、ん゛っ、あ゛っ!」

「あ?嘘吐きだと?ふざけんな。俺は約束守ってるじゃねぇか。お前がイキ過ぎてんだよ。」



2回って約束は守ってくれてる…けど。で、でもこんなにイカされるなんて聞いてねぇ!慎都さんはわざと俺がよがり狂うところを狙ってくる。そのせいで俺はイキっぱなしだ。しかも結構な初っ端から。ちょっとぐらい手加減してくれてもいいのに全然しねぇじゃねぇか!



「やめ゛っ、止まれっ、止まって゛っ、頼むから゛っ、ぁ゛っ、ああ゛っ、この、性欲ばかやろうっ、ぁ゛っ、あ゛っ、あぁ゛っ、ん゛っ!」

「無駄口を叩ける余裕があるならまだ大丈夫そうだな。な?誠也。」

「な゛っ…、ぁ、やめ゛っ!!」



どこをどう見たら大丈夫に見えるんだよバカヤロウ!!もう限界だっつーの!!達した後も慎都さんは変わらず掘り続けられる。だから俺は2回やるって言っても休憩無しの2回なんだ。慎都さんには賢者タイムってのが存在しねぇ!



「そう喜ぶなよ。」

「喜ん゛っ、ねぇ゛っ、ぁ゛っ、やめ゛っ、まじで無理っ、ぁ゛っ、ああ゛っ、ぁ゛っ!」

「んー?けどお前のここは俺の事離さねぇけど?」



そりゃ達したら力入るから締め付け良くなるだろ!喜んでるわけじゃねぇんだよ!それ分かってるくせにいい方に捉えてやりたい放題しやがって!



「しんっ、ぁ゛っ、しんと゛っ、さん゛っ、ぁ゛っ、きつい゛っ、から゛っ!」

「誠也。お前は自分の限界を勝手に決めつけてるだろ。」

「ぁ゛っ、え…?」



急に何を語り出してんだこいつ…っ!!



「誠也はまだいける。大丈夫だ。今は体力がねぇからきついだけ。気持ち的にはまだいけるけど体がついて来ねぇんだよな。」

「ち゛っ、か゛っ、違うっ、ぁ゛っ!!」

「違くねぇよ。だから俺と体力作りしよう。お前が無理無くできるように今は頑張ろうぜ。」

「ふさ゛っ、ぁ、けるな゛っ、ぁ゛っ、やめろ゛っ、むりだって゛っ!」

「まぁ安心しろ。本当に限界を迎えた時はさすがの俺も続けない。そこまで鬼畜じゃねぇからな。」



もう既に鬼畜だろ…っ!限界だっての!足もプルプルしてんじゃねぇか!これが限界じゃないって言うのか!?



「いや゛っ、ぁ゛っ、今っ、止まっ、て゛っ、ぁ゛っ、あぁ゛っ、ぁ゛っ!」

「あ?今?」

「いま゛っ、ぁ゛っ、ん゛っ、いまっ、がいい゛っ!」

「たく、仕方ねぇな。」



止まってくれるなんて思ってもなかったが慎都さんは止まってくれた。おかげで俺は一時的ではあるが快楽地獄から脱げ出すことが出来た。



「…はぁっ…はぁっ…はぁっ…はぁっ、し…ぬっ、」

「死なねぇよ大袈裟だな。」

「…おっ、おげさじゃねぇ!死ぬかと思った!」

「生きてんじゃねぇか。」



だから例えだってば!つーか慎都さんはなんで俺がまだ限界を迎えてないことがわかるんだ?正直慎都さんの言う通りなんだ。きついし、逃げたくなるけど本当の限界はまだ迎えていない。喋れなくなるのが本当の限界だから。游さんにされた時がそうだった。あの人は俺の限界を試しに来てたから。



「…うるせぇ。」

「反抗期かよ。可愛いな。」

「…ちげぇ。」



あー普通に呼吸ができるって幸せ。叫んでると酸欠にもなるし、慎都さんが動くと変な気持ちになる。俺の体が俺の体じゃないみたいに感じておかしくなる。俺はまだあの感覚に慣れない。



「なぁ誠也。」

「…なんだよ。」

「お前は全部可愛いな。俺の痕だらけになって余計に可愛い姿になったな。」

「っ、変な事言うなっ、つかこれいつ消えるんだよ!」



結構な吸引力で慎都さんが吸ってきたから未だにこの痕が消えない。つーかこれ痣だろもう…。



「は?消える?これは消えねぇよ。」

「え?」

「はは、冗談だ。時間が経つにつれて消えるから安心しろ。これは言ってしまえば痣みたいなもんだからよ。」

「…びっくりした。」

「はは、純粋なやつだな。つかもう動いても良さそうだな。」

「え…っ、ぁ゛っ、まだ駄目っ!!」

「休憩は取りすぎると逆効果だぞ。」
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