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松下康二と駿里のお話
松下の思い
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「俺の近くに来ないで…っ!!」
駿里は目の前にいるある人物にそう叫んだ。その人物の名は言うまでもないだろう。駿里を何度もイかせてそこから抱き潰したとんでもない男。そう。松下だ。あれから嫌ってほど達せさせられて抱かれ続けた駿里は起き上がることすら出来なくなっていた。そんな駿里を介護しようと松下は何度も駿里に近づこうとしてくる。だがその松下を怒りのあまり駿里は払い除けていたのだ。
「そう言うなって駿里。そうやって怒っててもなんもいい事ねぇぞ。早く中の出さねぇと腹も下しちまう。そうなったらお前が1番大変な思いすんだぞ。」
松下にそう言われて駿里は考えた。だって嫌だったから。腹を下すのは痛いし辛い。だからそれだけは避けたかった。しかしだからといって松下にされるのも嫌だった。それは中の射精液を出す際に挿れられるかもしれないからだ。松下なら普通にそれをやりかねないから駿里はこんなにも悩んでいるのだ。
「いいのか駿里。ほんとに腹下すぞ。」
黙り込み葛藤している駿里をみて松下は思わず笑いそうになったがそれを堪えながらそう言った。松下もこれだけは引き下がれなかったからだ。駿里のお腹を下してしまえば間違いなく二度と抱かせてくれないだろう。怖がってこの行為をいやがり始める恐れがある。だから松下は駿里がどれだけ嫌がろうとも無理やりするつもりだった。しかしできる限り無理やりはしたくない。だから駿里に自らお風呂に行きたいと言わせるために試行錯誤しながら上手く丸め込もうとしたのだ。そしてそんな松下の作戦は成功することになる。
「…お風呂いく。」
「おお。偉いな。偉いんだけどよ…なんだその顔は。」
「…だって嫌なんだもん。」
まぁあれだけ泣かされた後なのだから当然だろう。だから駿里は正直松下が怖かった。松下の行動が読めない分何をされるか分からない恐怖が襲ってくるのだ。これ以上襲われでもしたら駿里の体力が持たない。いつ寛也が帰ってくるか分からない今、できるだけ松下と距離をとりたかったのだ。だが今はそれが出来ない。動けないから仕方がない。その為駿里は嫌々松下にお風呂に入れてもらおうとしたが嫌な気持ちはどうしても顔に出てしまうようで松下にそう言われてしまった。
「嫌ってなんだよ。」
「康二さん何してくるかわかんないから嫌なの…!」
「はぁ?何言ってんだお前。さすがにこんなボロボロの姿してるお前に手を出さねぇよ。」
「…うそだ。」
「ほんとだって。だから安心しろ。」
どこまでも疑い深い駿里に松下はそう笑いながら言った。可愛くて仕方がない。松下は目の前にいる駿里が可愛くて仕方がなかった。そんな感情に浸っている松下とは裏腹に駿里は警戒心マックスになっていた。
「はは、緊張しすぎだ。ほんとにしねぇから安心しろって。」
松下が身体が辛くて動くことが出来ない駿里を抱きかかえてお風呂場に行こうとしたがあまりにも駿里の体が強ばっているのでそう笑いながら言った。そしてそんな駿里を安心させるべく松下はおでこにキスをすると優しく微笑んだ。
「気を抜いてろ駿里。俺が全部してやるからお前は寝てていいぞ。」
「…うん。」
こういう時の松下の言葉は信じてもいい。騙すために駿里を誘導しかけることはあるが本当に限界を超えている駿里に対して松下は無茶をさせない。だから駿里はその松下の言葉を信じて頷いた。そんな駿里をみて松下は満足な顔をした。
「素直なお前は特に好きだぞ駿里。」
駿里は松下のその言葉をそのまま返したかった。松下はいつも素直だ。そして思いをなんの躊躇なく伝えてくれる。それは駿里が寛也に対してずっとしたいこと。だけどそれが出来ない。恥ずかしくて。だから駿里はいつも密かに松下をみて勉強をしていた。そんなことを駿里がしていると知りもしない松下は素直に自分の言葉に対して頷いた駿里の頭を撫でた。
「康二さんってほんと頭よく撫でるよね。」
「お前が可愛いからな。」
またそうやって恥ずかしいことをさりげなく言ってくる。そんな松下の言葉に駿里は何も返さず黙り込んだ。それはただ単に眠くなってきたという理由もあるが返す言葉が見つからなかったというのもあったから。そして駿里がそんな風に1人で考え込んでいると風呂場に着いたようで松下が駿里を抱きかかえながら自らの服を脱いた。勿論駿里の服も脱がす。そのまま風呂場に入ろうとした松下だがその時駿里と目があったことで動きを止めた。
「なんだお前起きてんのかよ。」
「いいじゃんか起きてても…。」
「いやそうなんだけどよ。あまりにも静かになってたから寝てんのかと思ったんだよ。」
松下はそう言うと先程止めてしまった足を進めて行った。そして風呂場に入ると松下は椅子に座り自分の膝の上に駿里を乗せた。そこまでは良かった。だが時間が経つにつれ駿里は違和感を感じ始める。その違和感というのは松下の視線だ。やけに松下の視線を感じるのだ。勘違いかと思いゆっくりと松下の方をむくとやはり松下は駿里をニヤニヤしながら見ていた。
「ジロジロ見るな…っ!」
「やっぱお前が起きてんの珍しいなって思ってよ。」
「それは…っ、康二さんがこんなに笑うの珍しいなぁって思って。」
「んなのあったりめぇだろ。お前といる時は何をしてても楽しいに決まってる。ぼーっとしてる時間も幸せに感じるんだよ馬鹿。」
「…なんだそりゃ。」
こんなに真っ直ぐに愛を伝えてくれる人はきっと松下しかいない。だから駿里は素直に嬉しかった。しかしその嬉しい半面罪悪感にも包まれてしまう。松下の愛に応えることは出来ないから。
「要はお前を愛してるって事だ。そろそろ俺の元に来てくれてもいいんだぞ。」
「行かないし…行くわけないし…。」
「はは、そうかそうか。まぁ俺はいつでもお前を受け止めてやるから組長と喧嘩した時は絶対俺の所に来いよ。志方のとこに行ったらすぐ奪い取ってやるからな。」
「志方さんのところには行かないよ。」
駿里がそう言うと松下は驚いた顔をした。それは駿里がそういうと思わなかったから。駿里は志方とは特に仲がいい。だから松下のところに行けないとなれば志方のところに行くだろう。そう思ってたのに思いがけない駿里の言葉に松下は驚きを隠せなかった。
「志方と仲いいだろお前。なんでだよ。」
「仲はいいけど…志方さんは康二さんと違って理性をよく無くすから。だから俺1人では志方さんのところに行かない。行きたくない。」
「そう言われてみればそうだな。大胆な話をしたらあいつはお前を見るだけで勃起してっからな。」
「いっぱいお店とか経営してるんだからそっちに行けばいいのに…。」
「おい駿里。それ絶対志方の前で言うなよ。言ったらお前間違えなく抱き殺されるからな。」
「…わ、わかった。」
「ならいい。」
駿里は目の前にいるある人物にそう叫んだ。その人物の名は言うまでもないだろう。駿里を何度もイかせてそこから抱き潰したとんでもない男。そう。松下だ。あれから嫌ってほど達せさせられて抱かれ続けた駿里は起き上がることすら出来なくなっていた。そんな駿里を介護しようと松下は何度も駿里に近づこうとしてくる。だがその松下を怒りのあまり駿里は払い除けていたのだ。
「そう言うなって駿里。そうやって怒っててもなんもいい事ねぇぞ。早く中の出さねぇと腹も下しちまう。そうなったらお前が1番大変な思いすんだぞ。」
松下にそう言われて駿里は考えた。だって嫌だったから。腹を下すのは痛いし辛い。だからそれだけは避けたかった。しかしだからといって松下にされるのも嫌だった。それは中の射精液を出す際に挿れられるかもしれないからだ。松下なら普通にそれをやりかねないから駿里はこんなにも悩んでいるのだ。
「いいのか駿里。ほんとに腹下すぞ。」
黙り込み葛藤している駿里をみて松下は思わず笑いそうになったがそれを堪えながらそう言った。松下もこれだけは引き下がれなかったからだ。駿里のお腹を下してしまえば間違いなく二度と抱かせてくれないだろう。怖がってこの行為をいやがり始める恐れがある。だから松下は駿里がどれだけ嫌がろうとも無理やりするつもりだった。しかしできる限り無理やりはしたくない。だから駿里に自らお風呂に行きたいと言わせるために試行錯誤しながら上手く丸め込もうとしたのだ。そしてそんな松下の作戦は成功することになる。
「…お風呂いく。」
「おお。偉いな。偉いんだけどよ…なんだその顔は。」
「…だって嫌なんだもん。」
まぁあれだけ泣かされた後なのだから当然だろう。だから駿里は正直松下が怖かった。松下の行動が読めない分何をされるか分からない恐怖が襲ってくるのだ。これ以上襲われでもしたら駿里の体力が持たない。いつ寛也が帰ってくるか分からない今、できるだけ松下と距離をとりたかったのだ。だが今はそれが出来ない。動けないから仕方がない。その為駿里は嫌々松下にお風呂に入れてもらおうとしたが嫌な気持ちはどうしても顔に出てしまうようで松下にそう言われてしまった。
「嫌ってなんだよ。」
「康二さん何してくるかわかんないから嫌なの…!」
「はぁ?何言ってんだお前。さすがにこんなボロボロの姿してるお前に手を出さねぇよ。」
「…うそだ。」
「ほんとだって。だから安心しろ。」
どこまでも疑い深い駿里に松下はそう笑いながら言った。可愛くて仕方がない。松下は目の前にいる駿里が可愛くて仕方がなかった。そんな感情に浸っている松下とは裏腹に駿里は警戒心マックスになっていた。
「はは、緊張しすぎだ。ほんとにしねぇから安心しろって。」
松下が身体が辛くて動くことが出来ない駿里を抱きかかえてお風呂場に行こうとしたがあまりにも駿里の体が強ばっているのでそう笑いながら言った。そしてそんな駿里を安心させるべく松下はおでこにキスをすると優しく微笑んだ。
「気を抜いてろ駿里。俺が全部してやるからお前は寝てていいぞ。」
「…うん。」
こういう時の松下の言葉は信じてもいい。騙すために駿里を誘導しかけることはあるが本当に限界を超えている駿里に対して松下は無茶をさせない。だから駿里はその松下の言葉を信じて頷いた。そんな駿里をみて松下は満足な顔をした。
「素直なお前は特に好きだぞ駿里。」
駿里は松下のその言葉をそのまま返したかった。松下はいつも素直だ。そして思いをなんの躊躇なく伝えてくれる。それは駿里が寛也に対してずっとしたいこと。だけどそれが出来ない。恥ずかしくて。だから駿里はいつも密かに松下をみて勉強をしていた。そんなことを駿里がしていると知りもしない松下は素直に自分の言葉に対して頷いた駿里の頭を撫でた。
「康二さんってほんと頭よく撫でるよね。」
「お前が可愛いからな。」
またそうやって恥ずかしいことをさりげなく言ってくる。そんな松下の言葉に駿里は何も返さず黙り込んだ。それはただ単に眠くなってきたという理由もあるが返す言葉が見つからなかったというのもあったから。そして駿里がそんな風に1人で考え込んでいると風呂場に着いたようで松下が駿里を抱きかかえながら自らの服を脱いた。勿論駿里の服も脱がす。そのまま風呂場に入ろうとした松下だがその時駿里と目があったことで動きを止めた。
「なんだお前起きてんのかよ。」
「いいじゃんか起きてても…。」
「いやそうなんだけどよ。あまりにも静かになってたから寝てんのかと思ったんだよ。」
松下はそう言うと先程止めてしまった足を進めて行った。そして風呂場に入ると松下は椅子に座り自分の膝の上に駿里を乗せた。そこまでは良かった。だが時間が経つにつれ駿里は違和感を感じ始める。その違和感というのは松下の視線だ。やけに松下の視線を感じるのだ。勘違いかと思いゆっくりと松下の方をむくとやはり松下は駿里をニヤニヤしながら見ていた。
「ジロジロ見るな…っ!」
「やっぱお前が起きてんの珍しいなって思ってよ。」
「それは…っ、康二さんがこんなに笑うの珍しいなぁって思って。」
「んなのあったりめぇだろ。お前といる時は何をしてても楽しいに決まってる。ぼーっとしてる時間も幸せに感じるんだよ馬鹿。」
「…なんだそりゃ。」
こんなに真っ直ぐに愛を伝えてくれる人はきっと松下しかいない。だから駿里は素直に嬉しかった。しかしその嬉しい半面罪悪感にも包まれてしまう。松下の愛に応えることは出来ないから。
「要はお前を愛してるって事だ。そろそろ俺の元に来てくれてもいいんだぞ。」
「行かないし…行くわけないし…。」
「はは、そうかそうか。まぁ俺はいつでもお前を受け止めてやるから組長と喧嘩した時は絶対俺の所に来いよ。志方のとこに行ったらすぐ奪い取ってやるからな。」
「志方さんのところには行かないよ。」
駿里がそう言うと松下は驚いた顔をした。それは駿里がそういうと思わなかったから。駿里は志方とは特に仲がいい。だから松下のところに行けないとなれば志方のところに行くだろう。そう思ってたのに思いがけない駿里の言葉に松下は驚きを隠せなかった。
「志方と仲いいだろお前。なんでだよ。」
「仲はいいけど…志方さんは康二さんと違って理性をよく無くすから。だから俺1人では志方さんのところに行かない。行きたくない。」
「そう言われてみればそうだな。大胆な話をしたらあいつはお前を見るだけで勃起してっからな。」
「いっぱいお店とか経営してるんだからそっちに行けばいいのに…。」
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「…わ、わかった。」
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