極道の密にされる健気少年

安達

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あや様リクエスト

実家

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*松下視点




「駿里。着いたぞ。起きるんだ。」

「……ん、ん?」



可愛い。駿里のやつ寝ぼけてやがる。俺の問いかけで爆睡してたのにちょっと目が覚めてきたのも可愛い。



「寝ぼけてんなぁ。ほら実家着いたから起きろ。」

「…ほ、ほんと?!」



お、組長の話し声で完全に起きたな。寝起きの顔も可愛いなぁ。



「こら。急に起き上がるな。体に悪いぞ。」



ん?なんだって?急に起き上がっただと?俺と志方は今、前を向いていたから駿里がどんな感じのことをしたのか分からずその組長の声を聞いて思わず後ろを振り返った。



「だって嬉しいんだもん…!」



後ろを振り返ってみれば嬉しそうな顔をした駿里の姿があった。まぁ飛び起きるぐらいだもんな。そんな顔してるに決まってる。うん。いい顔だ。可愛い。



「まぁそうだな。よし、行こう。」

「うん。」



組長にそう言われて駿里は嬉しそうに車を出た。その2人に続くように俺も志方も車を出て組長の後をついて行く。



「あ!あれ槐さんじゃない!?」

「あ?」

「ん?」

「なんだって?」



駿里が急に声を荒らげて玄関の方を指さしてそう言った。それに俺はもうそりゃ驚いた。だってあの槐さんが出迎え…?そんなこと過去二一度もなかったから。



「ほらあそこ!見てよ!絶対槐さんだから!」

「ほんとだな。」



と、驚いた顔をして組長が言った。それに続くように志方も…。



「…槐さんが出迎え。初めて見ましたね組長。」

「そうだな。まぁそんだけ兄貴は駿里に会いたかったんだろうな。」



組長がそういうと駿里はまた嬉しそうな顔をした。ちょっと妬けちまうなぁ…。俺の方が槐さんよりも駿里と長くすごしてんのによ。



「早く行こうよ…!」

「待て。走るな駿里。転ぶと危ねぇだろ。」



俺も同感します組長。いや本当の理由としては早く槐さんのところに駿里を連れて行きたくないって理由なんすけどね。そんなこと言わねぇけど。大人げねぇって駿里に思われちまうからよ。



「そうだぞ駿里。お前万が一にでも怪我したらお仕置きな。」

「え…!?なんでよ康二さんひどい!」

「あったりめぇだ。俺の許可なしに怪我なんかしたらお仕置きに決まってんだろ。」

「なんだよそれ!」

「おい駿里。その辺にしとけ。康二も駿里を煽るな。」

「…すんません。」

「まぁけど康二の言ってることは妥当だな。怪我だけはするんじゃねぇぞ駿里。」

「うん。わかった。」



組長の言うことには大人しく従いやがって…。まぁけどそんなことも可愛いけどな。そんでもってツンとされるともっといじめたくなる。けど今は我慢だ。何せここは組長のご実家だからな。



「久しぶりだな兄貴。」

「槐さん!お久しぶりです!」

「「お疲れ様です槐さん。」」
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