584 / 638
圷と海斗の話
事務所
しおりを挟む
*圷視点
「なぁ海斗。明日俺と一緒に事務所行かねぇか?」
外にちょくちょく連れて行ってやりたいが俺の身が持たねぇ。自分でも自覚してるぐらい独占欲強いからな俺は。だからまずは事務所から始めようと俺は海斗を誘った。まぁこいつが嫌がればまた考え直す。それだけだ。
「…え、事務所っていつも澪司さんが働いてるところ?」
「そうだ。」
「俺が行って邪魔にならない?」
「なるもんか。」
「なら行ってみたい…!」
「ああ。行こうな。」
正直行ってみたいと言って欲しくなかった。お留守番しとくよ…とか迷惑になるからやめとくよ…とか言うと思ったが。まぁ仕方ねぇ。俺が誘ったしな。腹を括らねぇと。
「澪司さん!明日は誰がいるの?」
「明日は森廣さんと俺と康二と…あとは組長だ。」
明日は人が少ない。それが意味すんのは平和ってことだ。その分俺らもオフの時間が増えるから俺としてはありがたい。丸1日海斗と一緒に過ごせるからな。
「志方さんいないんだ。」
「あ?志方に会いたかったか?」
「ううん、そうじゃないよ。」
「ならなんだよ。」
また俺に隠し事か…?やべぇ。くそ…駄目だぞ俺。耐えるんだ。前だったらこの時点で海斗をベットに連れて行ってたが話し合いをしねぇとな。康二がせっかくの機会を作ってくれたのに台無しだ。
「駿里が前言ってたの。」
「は?駿里?何を言ってたんだ?」
まさかの登場人物が出てきた。そのおかげで俺も怒りが収まった。駿里って名前聞くだけでなんか安心するんだよ。駿里は海斗にとって友達だからな。手を出してこないとわかっている分安心する。
「志方さんはよく意地悪してくるって。」
「…はは、まじか。駿里もそんなこと言うんだな。」
「うん。だから駿里が俺に言ってきたんだ。志方さんには気をつけてねって。」
面白すぎるだろ。こいつらそんな会話してんのか。可愛いったりゃありゃしねぇよ。全く。つーか志方も志方だな。あいつの知らないところで株下がりまくってんぞ。それもおもしれぇけどな。
「そうかそうか。はは、そうだったのか。」
「うん。けどね、澪司さん。俺実際に見てみたいの。」
「…は?」
「駿里から聞いただけで俺は志方さんの何を知ってるわけじゃないからどんな人なのか知りたい。俺は志方さんと話すことも少ないから。」
…おっと。これは…これはこれは。そうかそうか。へぇ。そうかよ海斗。志方…お前恨むぞ。いや志方は悪くねぇんだけどよ。待てよ…いや悪いだろ。そもそも志方が駿里にちょっかいかけてそれが原因で駿里が海斗に助言した…。悪いのは志方じゃねぇか!
「そ、そうか…。」
「澪司さん凄い嫌そうな顔してる。」
「悪い。違うんだ海斗。まぁ駿里の言ってることも事実ではあるんだかな。それに対してお前が志方に興味を持ったことにちょっと嫉妬しちまった。」
「…え!?」
「俺は嫉妬深いんだよ。お前を愛しすぎてる。」
「……………っ。」
可愛い顔。照れちまってよ。俺はそのお前の顔を見るだけで安心すべきなんだろうな。それは海斗が俺を愛してるという証拠だから。けどまぁ俺の性格上それは無理なんだよ。心配症だからなぁ俺は。
「だからあんまり志方と喋らないで欲しいとだけ言っておく。言っておくがこれは言っておくだけだからな。」
「はは、何それ…!」
「すぐ嫉妬するんだ俺は。けど家にずっと居させるわけにもいかないからな。だから事務所には連れていくが…その日の夜はちょっとと激しくするかもしれねぇ。」
「…歩けないぐらい?」
「それは分からない。お前次第だ。」
俺が勝手に嫉妬して抱き潰すなんて最低だけどな。それでも海斗は俺と一緒にいることを選んでくれた。だから俺も遠慮しつつも遠慮しないところはとことんしない。
「んー…じゃあ事務所に行っても澪司さんのそばにいるね。」
「は?いやそれはいいよ。せっかく他のやつと喋れる時間なんだからよ。」
「ううん、俺は澪司さんといたいの。お留守番してると一人だから寂しいけど事務所に行っていいなら一日中澪司さんといられる。」
…おいおい。海斗くんよぉ。さっき風呂に入ったばっかりだぜ。なんでそうも煽ることばっかり言うんだろうな。しかもタチが悪いことにこいつはそれを無自覚で言ってる。気づいてねぇんだよ。自分がどれだけ俺を煽ってるかってことを。
「海斗。もう1回だけ抱いてもいいか?」
「い、今から…!?」
「ああ。」
「…今からはちょっと…っ。」
「1回だけ、な?」
「……うぅ、1回だけだよ。」
「ああ。多分な。」
「わっ、ちょ…嘘つきっ!!」
「なぁ海斗。明日俺と一緒に事務所行かねぇか?」
外にちょくちょく連れて行ってやりたいが俺の身が持たねぇ。自分でも自覚してるぐらい独占欲強いからな俺は。だからまずは事務所から始めようと俺は海斗を誘った。まぁこいつが嫌がればまた考え直す。それだけだ。
「…え、事務所っていつも澪司さんが働いてるところ?」
「そうだ。」
「俺が行って邪魔にならない?」
「なるもんか。」
「なら行ってみたい…!」
「ああ。行こうな。」
正直行ってみたいと言って欲しくなかった。お留守番しとくよ…とか迷惑になるからやめとくよ…とか言うと思ったが。まぁ仕方ねぇ。俺が誘ったしな。腹を括らねぇと。
「澪司さん!明日は誰がいるの?」
「明日は森廣さんと俺と康二と…あとは組長だ。」
明日は人が少ない。それが意味すんのは平和ってことだ。その分俺らもオフの時間が増えるから俺としてはありがたい。丸1日海斗と一緒に過ごせるからな。
「志方さんいないんだ。」
「あ?志方に会いたかったか?」
「ううん、そうじゃないよ。」
「ならなんだよ。」
また俺に隠し事か…?やべぇ。くそ…駄目だぞ俺。耐えるんだ。前だったらこの時点で海斗をベットに連れて行ってたが話し合いをしねぇとな。康二がせっかくの機会を作ってくれたのに台無しだ。
「駿里が前言ってたの。」
「は?駿里?何を言ってたんだ?」
まさかの登場人物が出てきた。そのおかげで俺も怒りが収まった。駿里って名前聞くだけでなんか安心するんだよ。駿里は海斗にとって友達だからな。手を出してこないとわかっている分安心する。
「志方さんはよく意地悪してくるって。」
「…はは、まじか。駿里もそんなこと言うんだな。」
「うん。だから駿里が俺に言ってきたんだ。志方さんには気をつけてねって。」
面白すぎるだろ。こいつらそんな会話してんのか。可愛いったりゃありゃしねぇよ。全く。つーか志方も志方だな。あいつの知らないところで株下がりまくってんぞ。それもおもしれぇけどな。
「そうかそうか。はは、そうだったのか。」
「うん。けどね、澪司さん。俺実際に見てみたいの。」
「…は?」
「駿里から聞いただけで俺は志方さんの何を知ってるわけじゃないからどんな人なのか知りたい。俺は志方さんと話すことも少ないから。」
…おっと。これは…これはこれは。そうかそうか。へぇ。そうかよ海斗。志方…お前恨むぞ。いや志方は悪くねぇんだけどよ。待てよ…いや悪いだろ。そもそも志方が駿里にちょっかいかけてそれが原因で駿里が海斗に助言した…。悪いのは志方じゃねぇか!
「そ、そうか…。」
「澪司さん凄い嫌そうな顔してる。」
「悪い。違うんだ海斗。まぁ駿里の言ってることも事実ではあるんだかな。それに対してお前が志方に興味を持ったことにちょっと嫉妬しちまった。」
「…え!?」
「俺は嫉妬深いんだよ。お前を愛しすぎてる。」
「……………っ。」
可愛い顔。照れちまってよ。俺はそのお前の顔を見るだけで安心すべきなんだろうな。それは海斗が俺を愛してるという証拠だから。けどまぁ俺の性格上それは無理なんだよ。心配症だからなぁ俺は。
「だからあんまり志方と喋らないで欲しいとだけ言っておく。言っておくがこれは言っておくだけだからな。」
「はは、何それ…!」
「すぐ嫉妬するんだ俺は。けど家にずっと居させるわけにもいかないからな。だから事務所には連れていくが…その日の夜はちょっとと激しくするかもしれねぇ。」
「…歩けないぐらい?」
「それは分からない。お前次第だ。」
俺が勝手に嫉妬して抱き潰すなんて最低だけどな。それでも海斗は俺と一緒にいることを選んでくれた。だから俺も遠慮しつつも遠慮しないところはとことんしない。
「んー…じゃあ事務所に行っても澪司さんのそばにいるね。」
「は?いやそれはいいよ。せっかく他のやつと喋れる時間なんだからよ。」
「ううん、俺は澪司さんといたいの。お留守番してると一人だから寂しいけど事務所に行っていいなら一日中澪司さんといられる。」
…おいおい。海斗くんよぉ。さっき風呂に入ったばっかりだぜ。なんでそうも煽ることばっかり言うんだろうな。しかもタチが悪いことにこいつはそれを無自覚で言ってる。気づいてねぇんだよ。自分がどれだけ俺を煽ってるかってことを。
「海斗。もう1回だけ抱いてもいいか?」
「い、今から…!?」
「ああ。」
「…今からはちょっと…っ。」
「1回だけ、な?」
「……うぅ、1回だけだよ。」
「ああ。多分な。」
「わっ、ちょ…嘘つきっ!!」
71
あなたにおすすめの小説
鎖に繋がれた騎士は、敵国で皇帝の愛に囚われる
結衣可
BL
戦場で捕らえられた若き騎士エリアスは、牢に繋がれながらも誇りを折らず、帝国の皇帝オルフェンの瞳を惹きつける。
冷酷と畏怖で人を遠ざけてきた皇帝は、彼を望み、夜ごと逢瀬を重ねていく。
憎しみと抗いのはずが、いつしか芽生える心の揺らぎ。
誇り高き騎士が囚われたのは、冷徹な皇帝の愛。
鎖に繋がれた誇りと、独占欲に満ちた溺愛の行方は――。
過保護な父の歪んだ愛着。旅立ちを控えた俺の身体は、夜ごとに父の形で塗り潰される
中山(ほ)
BL
「パックの中、僕の形になっちゃったね」
夢か現か。耳元で囁かれる甘い声と、内側を執拗に掻き回す熱。翌朝、自室で目覚めたパックに、昨夜の記憶はない。ただ、疼くような下腹部の熱だけが残っていた。
相談しようと向かった相手こそが、自分を侵食している張本人だとも知らずに、パックは父の部屋の扉を開く。
このお話はムーンライトでも投稿してます〜
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる